静かなる時限爆弾・アスベスト


建物環境対策室・佐藤です
私からは「静かな時限爆弾」アスベストについてお話しします。
アスベスト(石綿)が使われてきた歴史は古く、蛇紋石や角閃(せん)石などの天然に産する鉱物が繊維状に変形したもので、5000年以上も昔から「火に燃えない」布として利用されてきました。
古代エジプトでは、ミイラを包む布として、ギリシャ神殿ではランプの芯として利用されていました。
日本で初めてアスベストが発見されたのは、1764年(明和元年)頃、平賀源内が秩父の山中(中津川上流)で発見し、それを使用して火で洗える布(火浣布)の製作に成功しました。
(火浣布略説・国立国会図書館)
アスベストは以下の6種類が確認されています。
クリソタイル(白石綿)、アモサイト(茶石綿)、クロシドライト(青石綿)、トレモライト、アクチノライト、アンソフィライト、の6種類
アスベスト(石綿)は、不燃・耐熱性、耐薬品性、絶縁性、耐蝕・耐久性、耐摩耗性等に優れ、加工しやすく安価であることから、その特性を利用して断熱材、耐火被覆材、天井材、壁面仕上材等の建材や家電製品、接着剤等の工業製品等、約3,000種を超える多くの用途に使われてきました。
現在飛散したアスベストを吸い込んだ方々への被害が顕在化し、社会問題となっています。
アスベストが起因とされる中皮種などは吸い込んでから時間を経過して発症しているので、「静かな時限爆弾」とも例えられています。
アスベストは飛散危険度において3つのグレードに分類され、レベル1(吹付石綿)が飛散性が非常に高い状態、これらは飛散リスクが大きいため処置が比較的進んでいます。
飛散性が高い(断熱被覆材など)アスベストがレベル2。
材料レベル使用構成比の中で一番多いのがレベル3で、多くの建材、調整剤、混和材などに利用されているもので飛散性は低いのですが、解体や劣化によって飛散するので現段階で大変問題になっています。
次回はアスベストの調査とその方法についてお話します。
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