<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回)~屋根塗装・外壁塗装~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】|千葉で外壁塗装なら【株式会社雅】屋根塗装、防水工事、雨漏り修理他

トピックス <現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回)~屋根塗装・外壁塗装~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

2021.11.26 現場日誌屋根・外壁ブログ

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回)

~屋根塗装・外壁塗装~

【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】

 

今回の現場日誌は、

「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回)

~屋根塗装・外壁塗装~」

をお伝えします。

 

 

前回の記事では、

<バルコニー・ベランダ防水工事(リボール式防水)>

についてお伝えしました。

 

(↑バルコニー・ベランダ防水工事-リボール式防水)

 

リボール式防水とは、

リボール社という会社さんが製造している塗料・工法で、

従来のウレタン・塗膜防水に匹敵し得る高い防水効果を持ちながら、

リーズナブルな価格を実現している防水方法でしたね。

 

そして、注意が必要なのは、

<屋根とバルコニー・ベランダの防水工事は、

妥協してはいけない!>

ということでした。

 

雨漏りが発生するのは、屋根からだけではなく、

実は、外壁やバルコニー・ベランダからも発生し、

放置してしまうと、下地材を腐食させ、

ひいては建物の躯体部

(=柱や梁などの建物を支える重要な部分)

にまで被害が及んで、

後で大規模修繕工事が必要になってしまうからです。

 

特に、バルコニー・ベランダの防水性については、

普段意識がいきにくいところですから、

気を付けたいものですね。

 

 

 

さて、今回は、塗装工事のまさに本番といえる

<屋根塗装・外壁塗装>

についてご説明していきます。

 

 

まず、初めにお伝えしておきたいことは、

「『塗装』は3回塗りが基本です!

ただの『ペンキ塗り』ではありません!!」

ということです。

 

一般の多くの方がイメージしていらっしゃるのは、

塗料(ペンキ)は1回塗って完成!

ということではないでしょうか?

 

しかし、あえて言わせて頂きますと、

それは「ただのペンキ塗り」です。

 

プロの塗装職人が行う「塗装」というのは、

足場組立てから始まり、

下地材の補修工事が必要な場合は

補修工事をした上で、

高圧洗浄→コーキング工事→全体養生

といった下地処理を丁寧にすることから

すでに始まっています。

 

そして、「塗装」というのは、

多くの場合、下地材を塗装に適した状態にする

ケレン作業から始まり、

下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りが

基本になるものをいいます。

 

塗料の機能を十分に発揮させるためには、

しっかりとした下地処理をしなければなりませんし、

お客様に長く安心してお住まい頂けるようにするためには、

最低でも3回塗り重ねて塗料の膜(=塗膜)を

厚くすることで建物を保護しなければならないからです。

 

したがいまして、プロの塗装職人が行う「塗装」とは、

ただの「ペンキ塗り」ではなく、

お住まいを「守る塗装」なのです。

 

 

 

それではまず、塗装の1回目塗り段階である

「下塗り(プライマー/シーラー)」について

ご説明します。

(↑屋根の下塗り)

(↑外壁の下塗り①)

(↑外壁の下塗り②)

 

下塗りの役割は、

塗料を外壁に密着しやすくし、

外壁に定着させることです。

 

そのため、外壁の状態や素材などによって、

使用する下塗りの塗料を変えます。

やはり、下地材と下塗り塗料との

相性というものがありますから。

 

あくまで高圧洗浄などの下地処理を

きちんとやっていることが大前提ではありますが、

最終的な見た目の色合いやツヤの出方などは、

下塗りの出来次第でほぼ決まることになる

といっても過言ではありません。

 

塗装は下塗りをしっかりとやっておかないと、

美観も、塗料の建物保護効果(機能)も

半減してしまいかねないのです。

 

それほど、下塗りの工程というものは、

塗料の保護機能や建物の美観保持のために

欠かすことのできない大切なものになります。

 

ここで、下塗り用の塗料は、

プライマーといったものや、

シーラーといったものを使います。

 

なお、プライマーとシーラーは

どちらも下塗り塗料のことで、

時に同一視されることもあります。

 

しかし、厳密には使い道に違いがあります。

 

プライマーとは、単に上塗り塗料との密着性を高めるために

塗布される下塗り塗料のことをいいます。

そして、鉄部に塗る場合は防錆プライマー(錆止め塗料)を用いるなど、

プライマーには機能に応じた種類があります。

 

他方、シーラーとは、

上塗り材との密着効果を高め、

さらに、上塗り材が下地に吸い込まれるのを防ぐ

(シールする)ための塗料のことです。

つまり、シーラーというのは、

どちらかと言えば素地に吸い込ませるタイプの塗料になります。

これは、建物の外壁がモルタルで出来ている場合の

下地塗料としてもよく使われるものになります。

 

 

次に、外壁塗装の場合とは違って、

屋根塗装の場合には、

下塗りが終わったら、基本的には、

「縁切り」といって「タスペーサー」というものを

屋根材どうしの隙間に挿し込んでいくことが多いです。

 

つまり、屋根塗装の場合には、

下塗りと中塗りの間のタイミングで

「タスペーサー」を使った「縁切り」作業が入るのです。

(↑縁切りのため、屋根材へのタスペーサーの挿し込み)

 

なぜ、このようなことをするのでしょうか?

 

 

そもそも、「縁切り」とは、

屋根材であるスレートとスレートの

隙間の続きを良くするための作業

のことを言います。

 

屋根材というのは、

スレートの屋根材の場合、

スレートとスレートが11枚重なり合って、

それが全体として1つの屋根になっています。

 

和瓦の屋根材の場合も同様に、

和瓦と和瓦が1枚1枚重なり合っています。

 

このスレートどうしや和瓦どうしの

重なりの部分には、本来、隙間があり、

この隙間があることで

屋根の内部に侵入した雨水を排水できるようになっています。

 

また、この隙間があることで、

室内と外気の気温差が激しい時に発生した結露も

排水させたり、蒸発させたりできることになるのです。

 

しかし、この屋根材どうしの隙間を気にすることなく

屋根の塗装をしてしまいますと、

排水口の役割をしている隙間を

塗料の厚みで塞いでしまうことになり、

雨水が正しく排水されなくなってしまいます。

その結果、屋根の内部に水が溜まってしまいます。

 

そうすると、この水が雨漏りの原因になり、

ひいては躯体部(柱や梁などの建物を支える重要な部分)の腐食や

シロアリの発生につながることになってしまうのです。

 

そのため、屋根材を塗装するときには、

塗料の厚みで隙間が埋まってしまわないように、

タスペーサーという道具を使って、

必ず、丁寧に縁切りをしなければならないのです。

 

縁切りをすることで、

屋根材どうしの適度な隙間が確保され、

屋根の内部に侵入した雨水や発生した結露が

スムーズに排水できるようになるからです。

 

 

 

このように大切な工程であるにもかかわらず、

中には、経験や知識不足から

縁切りの重要性を理解していない職人が

中にはいるということと、

手抜きしやすい作業であるということ、

などの問題があります。

 

そのため、

せっかく屋根の塗装工事をしたのに

工事後に新たな雨漏りが発生してしまうことがあるのです。

 

お客様からすれば、

「そんなバカな!?」と思われることかと思いますが、

残念ながら、中には、

そういうお客様のご期待を裏切る事例が

報告されております。

 

 

縁切りは、専門的な知識・技術・経験が必要な作業になります。

 

しかも、一般の方にとってみればややこしいことに、

スレート屋根は基本的には縁切りをしますが、

屋根材によって縁切りしやすいものと

しにくいものがありますし、

塗料によって縁切りの方法も変わることがあります。

 

そうであるのに、

縁切りのやり方が分からない、

親方から言われたからなんとなくやっている、

縁切りと雨漏りの因果関係が分からない、

そもそも縁切りがどういうもので、

何のためにやらなければならないのかが

分かっていない、

という職人も、中にはいたりします。

 

正しい縁切りをするためには、

専門性と確かな経験が必要なのです。

 

ですから、専門性があり、経験豊かな

プロの塗装職人に依頼されるのがよいでしょう。

 

 

 

また、別の問題点としましては、

縁切りは手抜きされやすい工程であることも

あります。

 

そもそも、職人が縁切りの必要性を分かっていなければ

手抜きしている意識すらないですし、

また、適切な縁切りをしていくのは、

地味で手間がかかる作業だからです。

 

さらには、縁切りの手抜き工事をした場合、

実際に影響が出るのは完工の数年後からですし、

施主様が自ら屋根に登ってチェックすることは

ほとんどありませんので、

手抜きをする職人の気持ちとしては、

「どうせばれないだろう。」という心理に

なりやすいのです。

 

 

大切なことですので、

繰り返しをいとわずお伝えしますと、

縁切りが正しく行われないと、

屋根の内部に雨水が溜まり、

また、通気も悪くなって湿気も溜まりやすいので、

結露が発生します。

そのため、新たな雨漏りが発生してしまいます。

不適切な工事によって、

かえって家の寿命を短くしてしまうのです。

 

 

普段、ご自分で直接目にしにくい屋根というものは、

状態を見極めたり、対策プランを立てたりするのに

専門的な知識や技術、経験が必要な部分になりますので、

お悩みの際には

プロの塗装職人にご相談されるのが良いでしょう。

 

 

ただし、縁切りのために、

絶対にタスペーサーを付けなければならない

ということでもありません。

屋根材どうしに4㎜以上の隙間があれば、

そこから、排水や自然乾燥が出来ますので、

そういう場合には、縁切りの必要性はありません。

 

さらに、スレート屋根の場合は、

日光の熱や紫外線などの影響で

反りが出やすい屋根材ですので、

その反りで適度な隙間ができているようであれば

その部分だけは排水や自然乾燥が出来ますので、

縁切りをしなくても大丈夫です。

 

タスペーサーは基本的には、

屋根の隙間に手で挟み込んでいくだけです。

そして、タスペーサーメーカーの㈱セイムは、

1枚のスレートに2個取り付けることを推奨していますので、

タスペーサーの機能をしっかりと発揮させるために、

通常は1枚のスレートに2個挿し込みます。

 

さらに、タスペーサーを取り付ける基本的なタイミングは、

下塗りの後、中塗りの前であることが多いです。

 

下塗り塗料であるプライマーは粘性が低いため、

塗膜で隙間を塞いでしまうことはありませんので、

下塗り後にタスペーサーを挿し込むのが良いからです。

 

また、中塗り後に挿し込もうとしますと、

タスペーサーを挿し込む前提で中塗りをすることになるので、

それを考慮して、

塗装作業が遠慮がちになってしまうからでもあります。

 

 

以上より、タスペーサー自体の費用は比較的お安いので、

しっかりと縁切りをしてお住まいを長持ちさせるために、

挿し込むべき場合は、プロの塗装職人に

タスペーサーを挿し込んでもらうようにしましょう。

 

 

 

次に、中塗りの工程に入ります。

(↑屋根の中塗り)

(↑外壁の中塗り①)

(↑外壁の中塗り②)

 

2回目塗りである中塗りの役割は、

塗りムラが出るのを防ぐことです。

 

中塗りは、基本的には上塗りと同じ塗料を使いますので、

実質的には一度目の上塗りといえるでしょう。

 

美しい仕上がりを実現するため、

また、塗料の塗り重ねによる保護膜を厚くするために、

上塗りの工程を中塗りと上塗りの2回に分けて

行っているのです。

 

やはりここでも、プロの塗装職人による

丁寧で繊細な仕事ぶりが大切になります。

 

ただ、外壁材・屋根材自体が古いために、

塗料を吸い込んでしまうような場合には、

下地処理のための下塗りを

2~3回に分けて行う場合もあり得ます。

 

下塗りが外壁材・屋根材に吸い込まれた状態のままで

中塗りしてしまいますと、

中塗りの塗料も外壁材・屋根材に吸い込まれてしまい、

塗装の機能が落ちる上に、

塗りムラになって美観が損なわれることもあるからです。

 

焦って工事を急がずに、

あえて時間をかけて丁寧な下地処理を行うことで、

塗料の機能を十分に発揮させて

施工後の塗装が長持ちするようにしていくのです。

 

 

中塗りに使う塗料の色は、

中塗りが実質的には1回目の上塗りといえるものですから、

中塗りと上塗りは、互いに同じ色の塗料を使うのが基本になります。

 

もっとも、中塗りと上塗りの色を変えて

塗装する業者さんも中にはいらっしゃいます。

上塗りの塗り残しの防止や、

手抜きをせずにきちんと3回塗りしていることを

お客様に分かりやすくするためです。

 

 

ただ、中塗りと上塗りの色が異なると、

将来的な色ムラの原因になるので注意が必要です。

 

塗装は外部環境に直接さらされている上塗りから劣化していくため、

経年劣化のため上塗りが色褪せた時に中塗りの色と違っていますと、

中塗りの色が透けて見えてしまうことになるからです。

 

お客様から手抜きが心配で

使う色を変えてほしいとのご要望が特にある場合には、

上塗りとほぼ同じ色で中塗りをするようにします。

 

 

 

中塗りが無事に終わったら、

仕上げとしての上塗りをしていきます。

(↑屋根の上塗り)

(↑外壁の上塗り①)

(↑外壁の上塗り②)

 

 

上塗りを無事に終えた後は、

タッチアップといって、

細かい部分を小さなローラーや刷毛を使って

仕上げます。

 

(↑ひと口に「刷毛(はけ)」と言っても、使い道によって様々なものがあります。)

 

 

 

以上、ご覧頂きましたように、

外壁・屋根の塗装工事というものは、

ただのペンキ塗りではありません。

あくまで、お客様の大切なお住まいを

「守る塗装」であることを

ご理解頂けたのではないでしょうか。

 

お住まいをしっかりとお守りするためには、

丁寧な下地処理から始まって、

様々な工程を繊細に積み重ねていかねばなりません。

 

つまり、足場組立て前のご近隣挨拶回りから始まって、

足場組立て→下地処理(高圧洗浄・コーキング工事)

→塗装工事(3回塗り)→仕上げとしてのタッチアップ作業

というプロセスを経て、

プロの塗装職人が丁寧で繊細な仕事を積み重ねていくものなのです。

 

 

一般の方は、外壁・屋根の修理・リフォームをお考えの際に、

工事のプロセスや塗料の種類・機能がよく分からないという方も多いと思います。

また、お住まいの地域に特有の自然環境や建物事情に合った塗装工事はどういうものか?といったことについて疑問をお持ちの方も多いことと思います。

 

そのような時には、地元密着型の外壁塗装専門店にお立ち寄りになり、

プロの塗装職人に直接アドバイスを求めることをお勧め致します。

お一人で長い時間お悩みになるよりも、

改善策・解決策が見つかりやすくなると思います。

 

 

 

 

 

以上、今回の現場日誌では、

千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回)における

<屋根塗装・外壁塗装>

の様子をお伝えしました。

 

 

屋根・外壁塗装に興味のある方は、

次回の記事もぜひ楽しみにしていて下さい。

 

千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、

お客様が今のお住まいに安心して長く住み続けられるように、

丁寧なヒアリングや綿密な現地調査に始まり、

着工後には、高圧洗浄やコーキング工事といった下地処理の段階から

プロの塗装職人による丁寧で繊細な外壁・屋根塗装工事を行って参ります。

 

また、足場組立て前のご近隣へのご挨拶回りも、

お客様任せにせず、雅の女性スタッフが幅広く丁寧に行って参ります。

 

 

「丁寧な説明から始まって、

職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。

雅さんに頼んで本当に良かった。」

 

「これでまた安心して長く住み続けられます。」

 

「外壁・屋根塗装だけでなく、

キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」

 

「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」

 

と言って頂けるように、

 

 

株式会社雅は、

「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」

 

お問い合わせはこちら↓

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