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トピックス <現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第5回)~付帯部塗装(その3) 軒天の塗装~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

2021.11.17 現場日誌屋根・外壁ブログ

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第5回)

~付帯部塗装(その3) 軒天の塗装~

【千葉市若葉区外壁塗装・株式会社雅】

 

 

 

 

今回の現場日誌は、

「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第5回)

~付帯部塗装(その3) 軒天の塗装~」

をお伝えします。

 

 

前回の記事では、

<付帯部塗装(その2)~飾り帯の塗装~>

についてお伝えしました。

 

飾り帯の塗装↓

 

「飾り帯(かざりおび)」とは、

飾り帯・見切り板などと呼ばれ、

建物の外観を良くするための飾りの板の部分のことでしたね。

 

飾り帯は、見た目がとてもお洒落で良いのですが、

やはり、経年劣化はしますので、

年数を経ればメンテナンスが必要になりますね。

 

そこで、外壁・付帯部塗装の一環として、

飾り帯の塗装も行うのでした。

 

 

 

さて、今回は、塗装作業の一つである

<付帯部塗装(その3) 軒天の塗装>について

ご説明していきます。

 

 

以前の記事から繰り返しになりますが、

この記事からご覧になられる方もいらっしゃるかと

思いますので、

まず、「付帯部」のことからご説明します。

 

そもそも「付帯部」とは、

軒天(のきてん)、雨樋(あまどい)、雨戸(あまど)、

水切り、破風(はふ)などといった、

建物の付属部分のことを言います。

 

付帯部の塗装は、屋根や外壁の塗装と

一緒に行うことが多いです。

同じ足場を使って一緒に塗装してしまう方が

効率が良いため、

時間・手間・費用を節約できるからです。

 

また、屋根や外壁と一緒に塗装することで、

建物の美観に統一感が出て、

全体的に美しくなるからですね。

 

さらには、付帯部といった細かい部分まで一緒にケアすることで、

防水性を回復させたり、錆びの進行を止めたりするなどの

大事な役割を果たせるからでもあります。

 

 

付帯部の塗装作業を行うタイミングとしましては、

屋根・外壁の塗装とセットで行う場合には、

塗装する部位や塗料の性質などにより、

屋根・外壁塗装の前後に行います。

 

 

それでは今回も、付帯部の一部である<軒天>の塗装作業を

具体的に見ていきましょう。

 

軒天も、高圧洗浄などの下地処理をしっかりと

行った後は、

いよいよ塗装作業に入っていきます。

 

 

 

そもそも軒天(のきてん)とは、

付帯部と呼ばれる建物の付属物に当たるものです。

外から住宅を見上げた際に

建物の外壁から外側に突き出している屋根部分の裏のことをいいます。

 

ちなみに、他の呼び方として、

軒裏天井(のきうらてんじょう)、軒天井(のきてんじょう)、

軒裏(のきうら)、上げ裏(あげうら)などと呼ばれることもあります。

 

 

言葉の由来としましては、

雨水が流れていく屋根の端を軒先(のきさき)と呼ぶため、

その軒の裏の天井部分にあたることから、

軒天(のきてん)と呼んでいます。

 

なお、バルコニー・ベランダの裏側も同様に

軒天と呼ばれています。

 

 

軒天の役割には

 

・外観上の役割

屋根の垂木(たるき)や野地板を隠す

 

・安全面での役割

不燃材を使用し、火事の際に屋根裏の延焼を減少・防止する

 

・換気の役割

有孔板(多数の穴が開いている板)や換気口から空気を取り入れ

天井裏の結露やカビを防止する

 

などがあります。

 

普段なかなか意識して見ない部分にもかかわらず、

軒天というのは、お住まいを保護する上で

色々と大切な役割を持っているものですね。

 

 

ただ、外壁や屋根同様に、軒天もまた、

厳しい外部環境に晒されている部分であるため、

劣化が進行しやすいです。

 

この劣化を放置してしまいますと、

雨漏りや躯体の腐食の原因になることがあります。

また、木造家屋の軒天ですと、

野生動物や病害虫の侵入につながることも

あります。

 

ですから、普段目にしない部分である軒天であるからこそ、

定期的にしっかりと点検を行い、

劣化している部分を発見した場合には、

塗装や張替えなどの適切な補修工事を行う必要があるのです。

 

 

 

それでは、軒天の塗装が必要な劣化のサインとは

どういうものがあるのでしょうか?

 

 

〇 汚れ・色褪せ

 

 

軒天は、経年により、

大気中の汚れ(ホコリや砂、排ガスなど)が付着したり、

太陽光の反射により色褪せしていきます。

いわゆる経年劣化というものです。
軒天に汚れや色あせが起きている場合は、

緊急ではないため、危険度としては中程度であるものの、

症状悪化を止めるために、

塗装によるメンテナンスも検討してみると良いでしょう。

 

 

〇 剥がれ

 

 

軒天の剥がれは、主に合板によく見られる劣化で、

プリント合板ではプリントの剥がれ、

塗装の場合は塗膜の剥がれが見られる劣化症状です。

 

剥がれの状態の場合は、劣化がかなり進行している状況ですので、

危険度は大といえます。
早急に地元密着型の塗装専門店に相談されることをお勧めします。

 

 

〇 カビ・藻

 

軒天にカビや藻が発生している場合は、

雨水などで湿気が起きやすく、

通気ができていないことが

原因である可能性があります。


また、隙間を埋める充填剤であるコーキングが経年劣化し、

その古いコーキングの部分から雨水が浸入し、

そこを中心に常時湿った状態になり、

それが原因でカビや藻が生えている可能性もあります。

 

カビも藻も生物ですので、

放置しておくと増殖していきますし、

病害虫が寄ってきたり、

カビや藻が出す物質によって悪臭がすることもあります。


軒天に生えているカビ・藻などは、

危険度は大といえますので、

早急に塗装専門店に現場調査をしてもらうことをお勧めします。

 

 

〇 染み

 

 

染みが発生している場合には、

まず雨漏りを疑いましょう。

屋根やベランダが排水できていない場合、

雨水が建物の内部に入り込み、

それが原因で軒天に染み出てくる場合があります。

建物の内部で静かに雨漏りが進行している場合もありますので、

これ以上の症状悪化を防ぎ、被害を最小限に抑えるためにも、

早急に塗装専門店に現場調査をしてもらうことをお勧めします。

 

もし、雨漏りが建物内部で深く進行していた場合には、

残念ながら、塗装でのメンテナンスはできません。

新しい軒天への張替え工事が必要になってきます。

 

さらに、もっと深く症状が進行していて、

躯体(建物を支える柱や梁などの重要部分)が腐食していた場合には、

躯体の取り換えなどを含む大規模な修繕工事が必要になってきますので、

注意が必要です。

 

 

したがいまして、軒天が劣化しているのを発見した場合には、

早めの補修が必要です。

 

軒天補修工事のタイプとしましては、

雨漏りで軒天が傷んでいたり、軒天がめくれたりしている場合には、

新しい軒天へ張り替えを行ないます。

 

それほど劣化していない場合には、

塗装によるメンテナンスで十分なことが一般的です。

 

 

 

次に、軒天の塗装方法やプロセスは、

どういうものなのでしょうか?

 

軒天1の下塗り↓

軒天1の上塗り↓

 

 

①下地処理・素地調整

 

屋根や外壁の塗装と同じように、

まずは、下地処理として、

高圧洗浄やコーキング工事、養生などを行い、

さらに、サンドペーパーなどで

汚れや既存塗膜の不具合部分を取り除きます。

塗装面をきれいに整えて、

塗料(ペンキ)の定着を良くさせるためです。

 

なお、注意点としましては、

軒天には、通気のための有孔板という

小さな穴や換気口が空けられている場合がありますので、

高圧洗浄で水が入らないように配慮する必要があります。

 

 

②錆止め

 

軒天を固定している釘や鉄の部品がある場合は、

錆止めを塗ります。

 

鉄錆びを放置しておくと、

錆び部分がどんどん広がり、

せっかく塗った塗装部分も侵蝕されてしまうからです。

 

 

③下塗り

 

下地処理で整えた塗装面と上塗り塗料との接着を良くするために、

シーラーなどの下塗り塗料を塗ります。

 

 

④上塗り2

 

上塗り用の塗料を2回塗ります(中塗り、上塗り)。

塗装は、下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りが基本です。

塗料の膜(塗膜)を厚くして、

建物を外部環境から保護するためです。

 

プロの塗装職人が行う塗装工事は、

1回塗って終わりの、

ただのペンキ塗りではございません。

 

お客様のお住まいが長持ちするように、

10年以上先のことを考えて塗装しています。

 

また、他の付帯部でもそうですが、

軒天はローラーではうまく塗装できない部分があり、

刷毛(はけ)で塗装することが多いです(ダメ込み)。

 

狭い塗装面を塗りムラなどを作らずに上手く塗るのは、

慣れないと難しく大変な作業になります。

 

軒天などの付帯部の塗装は、

専門知識と技術、経験のあるプロの塗装職人が、

刷毛を使って、丁寧かつ繊細な技で塗っていく

必要があるところです。

 

 

軒天2の下塗り↓

軒天2の上塗り↓

 

 

 

最後に、軒天に塗る塗料の色は

どのようなものが良いのでしょうか?

 

軒天は、日光が直接当たらない暗い箇所ですので、

白などの明るめの色をお勧めします。

 

白系の明るめの色にすることで、

軒天部分に当たった日光の間接光を反射し、

軒下も明るくなるからです。

 

もし、白系の明るめの色がお好みでない場合には、

白から壁と同色までの範囲の色にするのが良いでしょう。

 

他方、屋根色に揃えて濃色にすれば、

重厚で落ち着いた印象にすることもできます。

 

屋根・外壁の色と同じように、

軒天の色も、お色決めの際に塗装職人と相談しながら、

ご自身のご希望の色のイメージに近づけて頂くと良いでしょう。

 

ちなみに、普段目に入りにくいところにもこだわるのが

プロの塗装職人というものです。

お客様が塗装後の軒天にふと目を向けられた時に、

塗装工事を頼んで良かったとご満足して頂きたいからです。

 

 

 

 

以上、今回の現場日誌では、

千葉市若葉区千城台南・S様邸(第5回)における

<付帯部塗装(その3)~軒天の塗装~>の様子を

お伝えしました。

 

 

軒天などといった付帯部の塗装は、

高い技術力と知識・経験が必要な作業ですので、

これからも、もう少し詳しくご説明して参りたいと思います。

 

ということで、次回の現場日誌では、

<付帯部塗装(その4)>についてお伝えします。

 

 

屋根・外壁塗装に興味のある方は、ぜひ楽しみにお待ち下さい。

 

 

 

 

 

千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、

お客様が今のお住まいに安心して長く住み続けられるように、

丁寧なヒアリングや綿密な現地調査に始まり、

着工後には、高圧洗浄やコーキング工事といった下地処理の段階から

プロの塗装職人による丁寧で繊細な外壁・屋根塗装工事を行って参ります。

 

また、足場組立て前のご近隣へのご挨拶回りも、

お客様任せにせず、雅の女性スタッフが幅広く丁寧に行って参ります。

 

 

「丁寧な説明から始まって、

職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。

雅さんに頼んで本当に良かった。」

 

「これでまた安心して長く住み続けられます。」

 

「外壁・屋根塗装だけでなく、

キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」

 

「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」

 

と言って頂けるように、

 

 

株式会社雅は、

「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」

 

 

 

 

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