2021.11.23 現場日誌屋根・外壁ブログ
<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第7回)
~バルコニー・ベランダ防水工事(リボール式防水)~
【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】
今回の現場日誌は、
「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第7回)
~バルコニー・ベランダ防水工事(リボール式防水)~」
をお伝えします。
前回の記事では、
<付帯部塗装(その4)~笠木の塗装~>
についてお伝えしました。
笠木の塗装↓
笠木(かさぎ)とは、
もともとは、神社の鳥居・門・板塀などの上縁(頂部)に、
横に渡す木のことでしたね。
またの名を冠木(かぶき)とも呼ばれていました。
普段は目立たない存在ですが、
実は、その下の部材を守って、
雨漏りしないようにしている
重要な役割を担っているものでしたね。
さて、今回は、塗装作業の一つである
<バルコニー・ベランダ防水工事
(リボール式防水)>
についてご説明していきます。
実は、バルコニーやベランダは、屋根と同じくらい、
雨漏りの危険がある部分になります。
一般の多くの方は、雨漏りと言えば、
屋根からのものをイメージされると思います。
しかし、屋根はもちろんのこと、
コーキングが劣化したり、
クラック(ひび割れ)が生じている
外壁からも雨漏りはしますし、
さらに、意外に思われるかもしれませんが、
バルコニーやベランダからも
雨漏りすることがあるのです。
(注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
バルコニーやベランダの床の
防水性が失われますと、
雨水が建物内部へ浸入し、
建物を支えている大事な柱や梁といった
骨組みなど(躯体部)が
錆びたり、腐食してしまったりする
危険性があります。
(注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
(注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
バルコニーやベランダからの雨漏りは、
意外に深刻なダメージを建物に与えてしまうのです。
つまり、雨漏りは、
バルコニーやベランダの劣化症状の中でも
最も緊急性の高い、深刻な状態と言えるのです。
もしバルコニーやベランダからの雨漏りを発見したら、
早急に地元密着型の塗装専門店に依頼し、
雨漏りしている箇所をチェック、特定してもらいましょう。
そして、防水工事のプランと見積りを
出してもらうのがよいでしょう。
株式会社雅のような塗装専門店には、
「外壁診断士」や「雨漏り鑑定士」資格を保有している
職人がおりますので、
雨漏りを発見して不安に思われた時には、
プロの塗装職人に相談されるとよいでしょう。
(↑雨漏り鑑定士でもある曽我部社長の認定登録証です。)
(↑株式会社雅・工事部長の松川も雨漏り鑑定士です。)
(↑外壁診断士という資格もあります。)
もちろん、一番良いのは、
雨漏りが発生してから対処するのではなく、
雨漏りが発生しないうちに予防することですので、
普段の生活で目につきやすい
外壁の状態だけでなく、
屋根及びバルコニーやベランダの状態も
定期的にチェックするようにした方が良いでしょう。
屋根だけでなく、
実は、バルコニーやベランダからも
雨漏りの危険性があることをご理解頂けたかと思います。
それでは、バルコニーやベランダの
どのような症状に注意して
チェックしていけばよいのでしょうか?
築5~15年経過しているかどうかにかかわらず、
バルコニーやベランダの床に
以下のような異常を発見したら、
防水工事が必要と判断してよいでしょう。
まず、床の表面が荒れていたり、
色褪せが見られる場合は、
トップコートの保護機能が
低下してきていると見てよいでしょう。
放っておきますと、
トップコートの下の防水層まで傷んでしまいますので、
なるべく早めに、
トップコートの塗り替え工事を依頼しましょう。
(↑ベランダの床の汚れ。注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
(↑ベランダの床の色褪せ 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
次に、バルコニーやベランダの床に
ひび割れや、剥がれた箇所・ふくれた箇所を
見つけた際には、
表面のトップコートの塗膜だけの傷みなのか、
それとも、その下の防水層そのものから
劣化してしまっているのかを
プロの塗装職人に確認してもらいましょう。
(↑ベランダ床のひび割れ 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
(↑ベランダ床の膨れ 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
(↑ベランダ床の剥がれ 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
なお、床の表面にめくれた部分や
浮き上がった部分が見える場合には、
トップコートやその下の防水層だけではなく、
一番下の下地材そのものの工事も
必要になる可能性が高いので注意が必要です。
さらに、バルコニーやベランダの床に
雨水が溜まってしまっている場合は、
〇 排水口(ドレン)にゴミがたまっている
〇 防水層の防水効果が失われてしまっている
〇 雨水を自然に流すための勾配がそもそもなかった
などといった原因が考えられます。
(↑ベランダ床の水たまり 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
まずは手始めに、
排水口の掃除を行ってみて、
水が流れるか見てみましょう。
それでも解決しない場合は、
プロの塗装職人に
現状を詳しくチェックしてもらうとよいでしょう。
上記の原因ごとに、
以下のような対応が必要になります。
・排水口にひどい汚れや劣化がある場合
→業務用の高圧洗浄機や化学洗剤を使って、
清掃をしてもらいましょう。
・防水効果が切れている場合
→トップコートの残骸を剥がした上で、
その下の防水層そのものから作り直してもらいましょう。
・勾配がない場合
(「そんなことあるの?」と思いますが、
残念ながらあるのです。)
→モルタルで勾配を作ってもらいましょう。
特に要注意なのは、
ベランダ・バルコニーの床を割って、
植物が芽を出している場合や、
藻が発生している場合です。
(↑ベランダ床の藻 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)
特に雑草の根や茎は非常に強く頑丈であり、
成長していく過程で、
コンクリートなどを破壊してしまう恐れがあるからです。
植物、恐るべし!ですね。
放置してしまうと、防水層だけでなく、
住宅自体を損壊させる危険性もあるため、
早急に除去してしまってください。
それでは、バルコニーやベランダの床を
チェックしてみて、
経年劣化により防水効果が切れている症状がある場合、
プロの塗装職人は
どのようにして直していくのでしょうか?
それには、バルコニーやベランダの防水の仕組みが
そもそも、どのようになっているのかを
理解しておく必要があります。
バルコニーやベランダの床面が
どのように作られているのかと申しますと、
下地材の上に塗料を塗り重ねて「防水層」を作り、
その防水層の上面に「トップコート」を塗ることで
床面が作られています。
また、合成ゴムや塩化ビニール樹脂で作られた
「防水シート」を貼ることで防水層を作り、
その上面に「トップコート」を塗って
床面を作ることもあります。
さらには、屋上向けの作り方ですので、
バルコニーやベランダに使われることは
ほとんどないものですが、
アスファルトを合成繊維不織布に含ませて
防水層を形成する「アスファルト防水」で
作る方法もあります。
ここで、「トップコート」というのは、
バルコニーやベランダの床の表面に塗られている
主にグレー色の塗料のことです。
実は、トップコートのカラー・バリエーションは
たくさんあり、
ベージュ・白・黒・ライトブルー・グリーンなども
選べます。
ただし、後でご紹介するリボール式防水による場合は、
トップコートのカラー・バリエーションが
ダークグレー、シルバーグレー、グリーンの3色になります。
リボール式防水でバルコニーやベランダの防水を行う場合には、
既存のベランダのお色に近いことが多いため、
シルバーグレーがお勧めです。
このトップコートには、
その下の防水層を紫外線から守る役割があります。
ただし、トップコートは、
経年劣化が激しい部分であるため、
5年程度の頻度で塗り直しが必要です。
防水層の保護塗料であるトップコートが
経年劣化していますと、
その下の防水層までも、熱や紫外線の影響で
劣化しやすくなるからです。
また、トップコートの塗り直しによって、
美観の復旧や遮熱対策にも繋がりますので、
塗り替えは定期的に実施することをお勧めします。
そして、トップコートの下の防水層の方ですが、
こちらは、およそ10年前後で経年劣化してきます。
素材によって、耐用年数は
最長12~20年程度と幅があるものの、
建物の中でも厳しい外部環境に
さらされ続けている部位だけあって、
太陽光などによって日々劣化していくため、
ひび割れなどが発生する前に、
10年に一度を目安に
防水層のリフォームをしておくことをお勧めします。
以上ご説明してきましたような床面の作りから、
防水層の上のトップコートが剥がれているだけなのか、
あるいは、トップコートの下の防水層そのものから
直す必要があるのかによって、
バルコニーやベランダのリフォーム内容や、
それぞれ適切なメンテナンス周期が異なってきます。
バルコニーやベランダの防水工事は、
下地(防水層あるいは防水シート)の
防水性がまだ機能していて大丈夫な場合には、
下地の上面にトップコートを塗るのみで大丈夫です。
他方、下地そのものが劣化してしまっている場合には、
下地(防水層あるいは防水シート)から作り直した上で、
下地の上面にトップコートを塗っていくことが
必要になります。
ここで注意が必要なのは、
<屋根とバルコニー・ベランダの防水工事は、
妥協してはいけない!>
ということです。
特に、バルコニー・ベランダの防水工事の
見積もり依頼をしてみて、
安い金額を提示してきた塗装業者には要注意です!
本来ならば、防水層をしっかりと作ってから
その保護膜であるトップコートを塗らなければならない
工事のはずなのに、
トップコートだけしかやらないという
提案をしてきていることが多いからです。
安い金額には安いなりの理由がありますし、
よその塗装業者の見積もりよりも
一見高そうな金額に見えても、
高い金額にはちゃんとした理由がある
といえるのです。
塗装業界は、残念ながら、
安かろう、悪かろうといったことが
普通にある業界ですので、
長い目で見た時に損をしないように、
「価格=品質」なのだということを
覚えておいて頂ければと思います。
最後に、防水層を塗料を塗り重ねて作る際に
お勧めの工法である<リボール式防水>の特徴を
ご説明させていただきます。
リボール式防水とは、
リボール社という会社さんが製造している塗料・工法で、
従来のウレタン・塗膜防水に匹敵し得る高い防水効果を持ちながら、
リーズナブルな価格を実現している防水方法です。
リボール社さんからの認定登録塗装店である
株式会社雅でもお客様にお勧めしているものですので、
以下にリボール式防水の特徴をお伝えします。
〇 有機溶剤を一切使用していない水性塗膜防水材のため、
地球・環境・人に優しい防水材ですし、
塗料の臭い(溶剤臭)がありません。
〇 「屋根飛火試験/DR-1635合板下地及び
DR-1636セメント板下地」の
国土交通大臣認定を取得していますので、
ルーフバルコニーなどのような合板下地で
防火地域・準防火地域でも使用できます。
〇 下地を選ばない強力な接着力があります。
〇 既存防水材の撤去が必要ないため、
無駄な廃棄物を出さないで済みます。
〇 「リボール式防水」を施工した合板を大きく曲げても、
防水層はしなやかに伸びて下地に追従するくらい、
強く・しなやかな防水層を作ることができます。
ちなみに、表面の強さも変わりません。
〇 「リボール穴あきテープ」を使用することで、
塗膜層の亀裂を防止します。
穴あきテープの貼り付けのやり方としましては、
突き合わせ部に変成シリコーンで平滑に抑えます。
突き合わせ部は、穴あきテープにて絶縁になりますので、
下地の動きに影響されにくくなることから、
塗膜装の亀裂を防ぐことができます。
〇 抜群の耐久性能と絶縁性能があります。
このため、鉄道車両の屋根防水材として
採用されているほどです。
過酷な環境下でも、
長時間その塗膜性能を維持することができると
証明されていると言えますね。
以上、今回の現場日誌では、
千葉市若葉区千城台南・S様邸(第7回)における
<バルコニー防水工事(リボール式防水)>
の様子をお伝えしました。
屋根・外壁塗装に興味のある方は、
次回の記事もぜひ楽しみにしていて下さい。
千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、
お客様が今のお住まいに安心して長く住み続けられるように、
丁寧なヒアリングや綿密な現地調査に始まり、
着工後には、高圧洗浄やコーキング工事といった下地処理の段階から
プロの塗装職人による丁寧で繊細な外壁・屋根塗装工事を行って参ります。
また、足場組立て前のご近隣へのご挨拶回りも、
お客様任せにせず、雅の女性スタッフが幅広く丁寧に行って参ります。
「丁寧な説明から始まって、
職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。
雅さんに頼んで本当に良かった。」
「これでまた安心して長く住み続けられます。」
「外壁・屋根塗装だけでなく、
キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」
「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」
と言って頂けるように、
株式会社雅は、
「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」
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