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<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回)~高圧洗浄~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回) ~高圧洗浄~ 【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】       外壁・屋根塗装というと、 いわゆる「ペンキ塗り」のイメージをお持ちの方も多いかと思います。   一般的な戸建て住宅の外壁・屋根を塗装する場合には、 作業の安全性と効率性のために仮設足場を組み、 その足場に登って塗装作業を行うわけですが、 いきなりペンキ(塗料)を塗り始めることはしません。   高圧洗浄→コーキング(シーリング)工事→全体養生という下地処理をしっかりと行い、 塗装面である下地材を塗装に適した状態にまで整えてはじめて、塗装作業に入ります。   つまり、「塗装」というのは、「ただのペンキ塗り」ではないのです。 塗料(ペンキ)の機能をしっかりと発揮させて、 お住まいを守ることができるようにするために、 塗装作業前の下地処理の段階から「塗装」は始まっているのです。   ということで、第3回目の今回は、 塗装工事の大切な下地処理の1つである<高圧洗浄>について、 <千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回)~高圧洗浄~> の模様にからめながらご説明していきます。 (<塗装現場日誌>は、シリーズものの連載記事になります。)   これまでに連載しました塗装現場日誌はこちら↓ 「<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第1回)~玄関タイル補修工事~」 https://tosou-miyabi.com/topics/k-samas-residence-in-kawado-cho-chuo-ku-chiba-1st-entrance-tile-repair-work/ 「<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第2回)~ドレンホース補修工事~」 https://tosou-miyabi.com/topics/k-samas-residence-in-kawado-cho-chuo-ku-chiba-2nd-drain-hose-repair-work/ 「<現場日誌>千葉市若葉区みつわ台・S様邸(第1回)~足場組立・高圧洗浄・コーキング~」 https://tosou-miyabi.com/topics/mitsuwadai-wakaba-ku-chiba-initial-s-samas-residence-1st/ 「<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第1回)~竪樋一部交換工事・屋根・外壁・他部位の高圧洗浄~」 https://tosou-miyabi.com/topics/s-samas-residence-in-chishirodaiminami-wakaba-ku-chiba-1st/ 外壁・屋根塗装と一緒に考えてみたい修繕工事はこちら↓ 「外壁塗装と一緒に行いたい工事(part1)」 https://tosou-miyabi.com/topics/construction-that-you-want-to-do-with-exterior-wall-painting-part1/ 「雨どいも修理・交換対応します」 https://tosou-miyabi.com/topics/drainpipe/       高圧洗浄とは? そもそも、高圧洗浄とは、 外壁や屋根、土間などにこびりついた雨だれ・埃・土・排気ガスなどの汚れや、 カビ・コケ・藻などの生物系の汚れを高圧洗浄機と呼ばれる特殊な機械を使って、 高圧力の水によって汚れを落としながらクリーニングしていく作業のことです。     (↑ 黄色の機械が高圧洗浄機(防音タイプ)です。それでもある程度の音は発生します。 落ち葉や土・埃・虫などのゴミが入らないように、 しっかりとビニールで養生したバケツに水をためてから、高圧洗浄機へ流します。)         高圧洗浄は、塗装をする前の下準備(下地処理)をするという大切な目的があり、 「塗装」は高圧洗浄から始まるといっても過言ではない重要な工程になります。 実際、高圧洗浄の出来次第で、その後の塗装の仕上がりが変わってくるくらい、 大切な下地処理になります。 (↑ 屋根部分の高圧洗浄)       なぜ高圧洗浄をするのか? そもそも、なぜ、外壁や屋根を汚れた状態のままにしておくと良くないのでしょうか?   まず、見た目(美観)が良くないからですね。 美観の悪化は、お住まいになられているの方の心理的な面に影響してきますし、 また、資産価値を下げる要因にもなります。   次に、こちらの方が深刻なのですが、 汚れがついたままの外壁や屋根は、以前塗装した時の塗料で作った塗膜の劣化が起こりやすく、 それが外壁の劣化(変色、膨れ、ひび割れ、剥がれ、雨水の浸入など)につながっていくからです。 塗膜は外壁を守る役割を持っていますので、 それが劣化してしまいますと外壁が傷みやすくなるのです。 ひいては、外壁の傷みが原因で雨漏りを起こす恐れがあり、深刻な状態に至りますと、 浸入した雨水のために外壁や屋根の下地材そのものを腐食させてしまいます。 さらに、建物を支える重要な部分である躯体部まで傷みが進行してしまいますと、 大規模な修繕工事まで必要になってしまいます。 そうなりますと、修繕工事費用も高額になり、経済的な痛手を被ります。   以上の理由から、定期的に高圧洗浄をして、 外壁や屋根をきれいな状態にしておく方が良いのです。   それでは、外壁や屋根を高圧洗浄すると、どんなメリットがあるのでしょうか?   ①見た目(美観)をきれいにするとともに、劣化を防ぐことができる   これは、前述までの説明でイメージして頂きやすいと思います。     ②塗料の密着性を良くすることができる   外壁や屋根の表面には、 雨だれ・埃・土・排気ガスなどの汚れや、 カビ・コケ・藻などの生物系の汚れなどがこびりついてしまっていることが多いです。 これらの汚れをきちんと落としていない状態で塗装をしますと、 塗料がすぐに剥がれてきてしまったり、 塗料そのものの機能(遮熱・断熱・防水・防汚など)を十分に発揮させることができません。 その上、塗料の耐久力を持続させること自体も難しいです。 これは、不純物が塗装面に残った状態でその上から塗っただけですので、 塗料がうまく塗装面に密着しないからです。 こういう場合には、汚れが凸凹を作って塗装にムラができてしまったり、 汚れが剥がれた場合はその上の塗装も一緒に剥がれてしまうのです。 したがって、高圧洗浄によって塗装面の汚れを洗い落としておくことで、 塗料の密着性を良くするのです。 (↑ 付帯部の1つである雨樋(あまどい)を高圧洗浄)       高圧洗浄にはどんな種類があるの? 高圧洗浄機のノズルの種類 高圧洗浄機のノズルはいくつかの種類がありますので、 目的や用途によって使い分けます。     トルネードノズル トルネードノズルとは、 噴射される水が竜巻(トルネード)のように回転するようになっているノズルです。 水圧がupするので汚れが取れにくい場所に使用することが多いです。 また、汚れが早く取れるため、水の節約になったりもします。     ロングガン ロングガンは、握り口から噴射口までの長さが長いタイプのノズルです。 水の勢いが強いので、ある程度離れた距離から水を噴射する場合に向いています。 下地材に耐久性があり、広範囲を一気に洗浄しやすい屋根の洗浄に使用されることが多いです。     ショートガン ショートガンは、握り口から噴射口までの長さが短いタイプのノズルです。 下地材の耐久性が弱い箇所や、狭い空間において近距離から噴射したい時に向いています。 特に外壁の場合は、ロングガンを使用すると、水圧が強すぎて、 かえって下地材を傷めてしまう可能性がありますので、ショートガンを使用することが多いです。       高圧洗浄の洗浄方式の種類 高圧洗浄の種類には主に3つの洗浄方式があります。     ストレート噴射 ストレート噴射は、ごく一般的な洗浄方法であり、 噴射する水が扇状やまっすぐ噴射されるタイプのものです。 一般的な汚れ具合にとどまっている壁面などによく使用され、 基本的には外壁専用の噴射ノズルとなっています。     トルネード噴射 トルネード噴射は、基本的に屋根の洗浄に使用しますが、 汚れ具合や下地材の強度などの状況に応じて外壁にも使用することもあります。 トルネードタイプの特徴は、ストレートタイプのものより強力な水圧を出せることです。 これによって、ストレート噴射では取りにくい、しつこい汚れを洗い流すことができます。 (↑ ロングガンタイプのノズルでのトルネード噴射により、屋根を高圧洗浄しています。)   また、ストレートタイプに比べて水の飛散防止ができるのが特徴です。 屋根を高圧洗浄する場合は、お住まいの中でも一番高所での作業になりますので、 ご近隣に水が飛び散らないように注意しなくてはいけません。 そのようなことを避けるためにも、 メッシュシートによる飛散防止のみでは心配な場合には、 トルネード噴射により、水が飛散してしまう範囲を抑えながら洗浄を行います。   なお、注意点としましては、高水圧であるため、 外壁の状態によっては壁面そのものを傷つけてしまう可能性がありますので、 壁面の状態に合わせて、水圧を調整しながら使用しなければならないことです。     バイオ洗浄 バイオ洗浄とは、 洗浄する箇所にバイオ洗浄剤と呼ばれる生物分解系の薬品(液体)を塗布して、 少し時間を置いた後、その薬品ごと洗浄していくという、 高圧洗浄の中でも少し特殊な洗浄方法です。   外壁や屋根は、経年劣化とともに、立地環境によってはカビ・コケ・藻が発生することで、 黒色や緑色など(いわゆるカビ色)に変色してしまうことがあります。 確かに、通常の高圧洗浄であっても、ほとんどの汚れは洗い落とすことができます。 しかし、カビ・コケ・藻などの生物系の汚れは、他の汚れとは違い、 根が生えてしまっているため、 通常の高圧洗浄だけでは根の部分まで洗い落とすことができない場合もあります。 根っこから丸ごと除去しておかなければ、その上から塗装したとしても、 また繁殖してしまうことになります。 したがって、カビ・コケ・藻などの生物系の汚れが根強い状態である場合には、 バイオ洗浄を行うことでそれらを落とす必要性が出てくるのです。   特に、サッシ周りにできる雨だれの流路や、 水田や森、日陰などに常時面している屋根や外壁には、 カビ・コケ・藻が多く発生してしまいがちですので、 それらの汚れが酷い場合にはバイオ洗浄がお勧めです。   また、通常の高圧洗浄では汚れを洗い落としにくい凹凸面のカビなども、 バイオ洗浄が適しています。   なお、バイオ洗浄の洗浄剤を利用する場合には、 ジェットノズルを外すか、専用のノズルを利用してしっかり洗い落とします。   もっとも、通常よりも洗浄剤の分と手間が余計にかかりますので、 料金が別途かかることがほとんどです。 (↑ ショートガンタイプのノズルでのストレート噴射により、外壁部分を高圧洗浄)       高圧洗浄前の大切な下準備とは? 綿密な現地調査 外壁や屋根に雨だれ・埃・カビ・コケ・藻・排気ガスなどの汚れがついてしまう原因は、 家同士が近くて日陰になりやすい場合や、湿気が発生しやすい雨が多い地域であるなど、 お住まいの立地環境によって色々あります。 立地環境まで含めて考えますと、世界に同じお住まいは一軒もありません。 高圧洗浄をするにあたっては、その前の現地調査の段階で、 お住まいの立地環境を考慮した綿密な状態確認が必要になります。     ご近隣への挨拶回り プロの塗装職人は、エンジン出力による高水圧の業務用高圧洗浄機で洗浄を行います。 そのため、エンジン音や水の噴射音などの騒音が発生してしまいます。 最近は、低騒音の高圧洗浄機(防音タイプ)も出てきておりますが、 それでもある程度の騒音の発生はあります。 また、高圧洗浄は、その作業の前に、 安全性・効率性確保のために仮設足場を組んで行うことがほとんどです。 この仮設足場を組む際に、金属音が発生したり、 資材搬入のためのトラックなどが交通の邪魔になってしまう場合もあります。 そのため、工事に着手する前に、ご近隣の皆様へのご挨拶回りを欠かすことはできません。 高圧洗浄の日程やご留意頂きたい事柄などを丁寧にご案内しておく必要があります。     建物の周囲に飛散防止シートを設置する 高圧洗浄を行う場合、その過程で生じた汚水が足場の外に飛んでしまうことで、 ご近隣にご迷惑をお掛けしないように注意しなくてはなりません。 プロの塗装職人は、水圧や水流の向きを上手くコントロールしながら、 そして、飛散してはいけない部分には養生して保護しながら高圧洗浄を進めていきます。 それでも、ある程度は汚水が飛び散ってしまうこともあります。 そこで、仮設足場をぐるっと囲むように飛散防止のためのメッシュシートを設置してから、 高圧洗浄を行うのです。     バケツやタンクに水を溜める 業務用の高圧洗浄機は、 水道の蛇口から直接繋ぐと安定的に高圧な水を出すことができなくなるため、 基本的には、施主様の水道をお借りし、大きなタンクの中に水をためて、 そこから吸い上げる方法をとります。 (↑ 水道からの水をタンク(バケツ)にいったん溜めてから、高圧洗浄機に流します。)   (↑ ショートガンタイプのノズルでのストレート噴射により、窓枠付近の外壁部分を高圧洗浄)       高圧洗浄はどんな手順・方法で行うの? 準備 ①水道栓を締めた状態で蛇口にホースバンドを使用してホースを取り付け、  ホース側カップリングを本体に取り付けます。  そして、トリガーガンについている高圧ホースを本体に接続します。 ②水道栓を開け、電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。   洗浄 ①トリガー(洗浄ノズルの引き金部分)を引いて水を出し、  洗浄する対象面から20~30センチ程ノズルを離して水を噴射します。  この際、高水圧で下地材を壊してしまわないように、  一定の場所に水流を当てすぎないように注意し、まんべんなく洗浄するようにします。  また、水は上から下へ流れますので、  洗浄中に汚水が流れて壁面を汚さないように、屋根から洗浄を行い、  その後に外壁や付帯部、最後に土間の洗浄をしていきます。  徐々に上から下へ汚水を流していくイメージですね。   ②1回全体的に洗浄しただけでは、  落とした汚れや洗剤が洗浄面にまだ残ってしまっている可能性がありますので、  すすぎ洗浄をします。  すすぎ洗浄をしっかりと行うかどうかも、  その後の塗装が長持ちするか否かに大きく影響します。   ③洗浄した外壁や屋根を塗装に適した状態になるまでしっかりと乾燥させます。  外壁や屋根の下地材と塗料の間に水分が入り込んでしまったままですと、  新しい塗料をせっかく塗っても、内部に残っている水分の蒸発により、  塗料の膨れ・割れ・剥がれの原因になってしまうからです。     片付け ①電源を切り、電源プラグをコンセントから抜きます。 ②水道栓を閉め、寒冷地での凍結や内部にサビが発生するのを防ぐために、  トリガーを引き、残っている水を抜いておきます。 ③各ホースを本体・蛇口から外します。 ⑥本体・備品をしっかり乾燥させ、  次に使用しやすいように、整理整頓した状態で収納します。 (↑ バルコニー壁の内側を高圧洗浄)       高圧洗浄にかかる時間はどれくらい?  高圧洗浄の作業時間については、洗浄場所の面積や形状、汚れ具合、 そして、現場に入る職人の人数や洗浄機の数などの状況によって変わります。 おおよその目安をお伝えしますと、 洗浄機1つで職人が1人で作業するとした場合、 慣れている職人でも屋根と外壁を合わせて8時間前後が一般的になります。   前述のように、水分が残ったままの状態ですと、 その上から塗装をしても塗料の機能を発揮できません。 そのため、季節や立地条件にもよりますが、1日〜2日ほど乾燥させる必要があります。 (↑ バルコニー床を高圧洗浄)       高圧洗浄にはどのくらいの費用がかかるの? 一般的には、高圧洗浄の水道代は施主様負担となります。 一般的な戸建てで1日作業をしていた場合ですと、 水量にして約2000ℓ、金額にして約1,000円から2,000円前後が目安となります。 少し多い場合でも、通常は数千円以内で収まりますのでご安心ください。   なお、前述のように、高圧洗浄機は、水道からの水を一度バケツやタンクに貯めてから、 そこから水を吸い上げます。 バケツやタンクが満杯になるたびに水道を止めれば、確かに節水にはなります。 しかし、仮設足場からいちいち降りてきて水道を止める作業を行いますと、 作業効率が悪くなってしまい、かえってコスト高になってしまいます。 そのため、高圧洗浄中は、常時水を出した状態で行います。 (↑ 土間部分を高圧洗浄して完了です!)       高圧洗浄の際に気をつけるべき注意点とは? 水の飛散 高圧洗浄機は水を高圧で噴射するため、 注意しながら作業を行っても水が周りに飛び散る可能性があります。 それが原因で、汚水で洗濯物を汚してしまったといったご近隣トラブルになることもあり得ます。 また、濡れてはまずいものは予め飛散防止用のシートを被せておいたり、 窓や換気扇の隙間などをしっかり養生(保護)した上で高圧洗浄を行う必要があります。 養生が甘いと、隙間から家の中へ水が浸入することもあるからです。 なお、業務用の高圧洗浄機はかなりの高水圧ですので(家庭用のものの3~5倍)、 人に向けて噴射してしまいますと大変危険です。 当たり所が悪いと大怪我をさせてしまいますので、細心の注意を払いながら行います。   騒音の問題 高圧洗浄機には、騒音が60デシベル程度(図書館の館内くらいの音)の「静音タイプ」と、 80~90デシベル程度(ゲームセンターの店内の音くらい)の「オープンタイプ(開放型)」があります。 「オープンタイプ(開放型)」では、ご近隣の方にもご迷惑をかけてしまう騒音となってしまいますし、 「静音タイプ」のものであっても、ある程度の騒音はどうしても発生してしまいます。 したがいまして、足場組立て・高圧洗浄の前には、一定程度のご迷惑をお掛けしてしまうことを、 ご近隣挨拶の際に予めお伝えしておきます。   対象物の損傷 高水圧の水流を同じ箇所に当て過ぎますと、かえって下地材を傷めてしまう恐れがあります。 外壁材がサイディング素材の場合には、 高水圧により塗装が剥がれてしまうこともありますので、十分に気をつけて作業します。 特に、コーキング(シーリング)部分には水流を直接当てないように注意します。 下地材と下地材の間の隙間である目地を埋め、 防水機能を持たせるための充填剤をコーキング(剤)と言います。 コーキングが充填されている目地部分は水圧にとても弱いので、 コーキングが少しでも弱った所に高い水圧がかかってしまいますと、 隙間が出来てしまい、防水機能を果たすことが出来なくなってしまうのです。 したがって、コーキングが充填されている目地部分には、高水圧を当てすぎないように、 優しく高圧洗浄するように注意します。   高圧洗浄では落とせない汚れ 実は、塗膜が剥がれている部分などは、高圧洗浄だけでは落とせない場合が多いため、 高圧洗浄後には、「ケレン作業」といって、 金属製のヘラやワイヤーブラシなどでこすって落とさなければなりません。   排気ガス ガソリンエンジンタイプの高圧洗浄機から出る排気ガスは、 施工現場付近のご近隣の大切な植栽を枯らす場合もありますので、 作業をおこなう際には植栽から離れた位置に機械を設置するようにします。 さらに、お住まいの通気口などの近くに高圧洗浄機を設置した場合には、 排気ガスが室内に侵入してしまう可能性もありますので、 風向きや換気には十分な注意が必要です。   できるだけ晴れた天気の良い日に高圧洗浄を行う 埃などを寄せ付けずに、綺麗に洗浄を行うために、 できるだけ、風もなく、天気の良い日に高圧洗浄をするのが理想的です。   軒天や通気口に水を入れてしまわないようにする 高圧洗浄機の使い方を誤りますと、 軒天や通気口から建物内部に水を浸入させてしまうことになります。 水が入り込む恐れがある部位の高圧洗浄は、事前にしっかりと養生をして保護した上で、 十分に注意しながら行います。   研磨剤は使わない クレンザーなどの研磨剤は、確かに、コケや藻などの頑固な汚れを綺麗に落とすことが出来ます。 しかし、外壁や屋根の下地材も削ってしまうことがあります。 研磨剤は外壁や屋根の洗浄には不向きですので、使わないようにしましょう。       以上、今回の塗装現場日誌では、 <千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回)~高圧洗浄~> の様子をお伝えしました。 塗装工事の出来は、高圧洗浄から始まる念入りな下地処理にかかっています。 株式会社雅は、丁寧で繊細な職人仕事により、下地処理からじっくりと進めて参ります。   次回の塗装現場日誌では、 コーキング工事、全体養生といった下地処理の続きをお伝えします。 屋根・外壁塗装に興味のある方は、ぜひお楽しみに。     お問い合わせはこちら↓ https://tosou-miyabi.com/contact/     「悪質な塗装業者のよくある営業トーク」 https://tosou-miyabi.com/topics/common-sales-talks-of-malicious-painters/ 「良い塗装業者を選ぶポイント(前編)」 https://tosou-miyabi.com/topics/points-for-choosing-a-good-painter-part-1/ 「良い塗装業者を選ぶポイント(後編)」 https://tosou-miyabi.com/topics/points-for-choosing-a-good-painter-part-2/   「外壁・屋根塗装ってDIYで出来ますか?(前編)」 https://tosou-miyabi.com/topics/is-it-possible-to-paint-the-exterior-walls-and-roof-with-diy-part-1/ 「外壁・屋根塗装ってDIYで出来ますか?(後編)」 https://tosou-miyabi.com/topics/is-it-possible-to-paint-the-exterior-walls-and-roof-with-diy-part-2/     株式会社雅は、 「<愛・信頼・絆>  誠実な思考と確かな技術で地域社会に貢献する」 ことを経営理念として掲げております。   この経営理念の下、 <地域密着100年企業>を目指し、 塗装サービスを通して 地域の皆様から長期的な信頼を寄せて頂くことを 経営目標としております。   <30年後も愛される塗装会社>であるために、 地域の皆様へ提供する価値を塗装工事ではなく、 「塗装サービス」ととらえ直し、 ただ染める塗装ではなく、 「家を守る塗装」を常に意識しております。 プロの塗装職人としてのプライドを胸に刻み、 地域の皆様に<お住まいへの安心感>を持って頂けるように 精進して参ります。   また、塗装とは工事が始まってからがスタートではございません。 工事が終わってからが本当の塗装のスタートだと考えております。 塗装工事はその先10年以上のお付き合いが必要になるものだからです。 そういう意味で、塗装工事が終わってからが本当の塗装のスタートという ポリシーを大切にして参ります。   「丁寧な説明から始まって、 職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。 雅さんに頼んで本当に良かった。」   「これでまた安心して長く住み続けられます。」   「外壁・屋根塗装だけでなく、 キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」   「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」   と言って頂けるように、     株式会社雅は、 「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」     【公式HP】 https://www.tosou-miyabi.com/     【各種SNS】 ▶︎Twitter https://twitter.com/miyabi_tosou818 ▶︎YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong ▶︎Instagram https://www.instagram.com/miyabi_toso…   <参考文献・引用元> (1)外壁塗装の苦情・トラブルの種類や件数の推移が分かる統計資料  ①公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター   「住まいるダイヤル」    https://www.chord.or.jp/    ②「大規模修繕工事新聞」   https://daikibo.jp.net/archives/11910   (2) 久保信也著「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」   (幻冬舎、2021年) https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%82%9220%E5%B9%B4%E5%BB%B6%E3%81%B0%E3%81%99-%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%A4%96%E5%A3%81%E5%A1%97%E8%A3%85-%E4%B9%85%E4%BF%9D-%E4%BF%A1%E4%B9%9F/dp/4344932331/ref=asc_df_4344932331/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=342521554485&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=7953459723177779449&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=9053420&hvtargid=pla-1204195466537&psc=1&th=1&psc=1   (3)池田聡著「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」   (クロスメディア・パブリッシング、2021年) https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A7%E4%B8%80%E7%95%AA%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E5%A4%96%E5%A3%81%E5%A1%97%E8%A3%85%E3%81%A7%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E6%96%B9%E6%B3%95-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E8%81%A1/dp/4295405108/ref=pd_rhf_se_s_pd_crcd_1/355-3169928-7051302?pd_rd_w=8CUNw&pf_rd_p=6bd17f5e-1bac-4f3b-97c7-064c882625e5&pf_rd_r=PY6P7NZRE7VJYXJGWPGP&pd_rd_r=a6cfc67c-066e-4d9a-9854-f96a5f53386e&pd_rd_wg=4Di4b&pd_rd_i=4295405108&psc=1   (4)外壁塗装の達人 https://gaiheki-tatsujin.com/19186   (5)リフォームジャーナル by プロタイムズ https://reform-journal.jp/wall-high-pressure-washing-29037    プロタイムズ https://protimes.jp/journal/gaihekitosou/gaiheki-senjou-77564   (6)JPM日本塗装名人社 https://www.jpaintm.com/column/other_column/koatsu.html   (7)リペイント匠 https://www.mietosou.com/2020/11/21/qa25/   (8)ヌリカエ https://www.nuri-kae.jp/column/part/exterior_outer-wall/articles/698/   (9)名古屋 小林塗装 https://www.yuzu-tosou.com/column/55653/  

<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第2回)~ドレンホース補修工事~【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】

<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第2回) ~ドレンホース補修工事~ 【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】     「エアコンから水が漏れてきてしまった・・・。どうしよう・・・。」 外壁・屋根塗装のご依頼で現地調査に伺いますと、 雨樋(あまどい)や軒天などの付帯部とともに、 エアコンの水漏れについてもご相談頂くことがあります。   (↑ 補修工事前のドレンホースの状態です。管・テープともに劣化してますね。)   エアコン水漏れの多くは、 エアコンのドレンホース内部の詰まりが原因になっていることがほとんどです。 また、頻度としては少ないものの、 ドレンホースそのものの破損や劣化損傷が原因である場合もあります。   普段はあまり気にかけない部分かもしれませんが、 エアコンの水漏れを放置してしまいますと、 漏水が壁や床材に浸み込んで腐食させてしまったり、 カビやコケの大量発生につながってしまうこともあります。 恐るべし!エアコンの水漏れ!!ですね。     ということで、第2回目の今回は、 ドレンホースそのものの劣化や破損の原因、及び、具体的な交換修理の方法について、 <千葉市中央区川戸町・K様邸(第2回)~ドレンホース補修工事~> の模様にからめながらご説明していきます。 (<塗装現場日誌>は、シリーズものの連載記事になります。)   これまでに連載しました塗装現場日誌はこちら↓ 「<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第1回)~玄関タイル補修工事~」 https://tosou-miyabi.com/topics/k-samas-residence-in-kawado-cho-chuo-ku-chiba-1st-entrance-tile-repair-work/ 「<現場日誌>千葉市若葉区みつわ台・S様邸(第1回)~足場組立・高圧洗浄・コーキング~」 https://tosou-miyabi.com/topics/mitsuwadai-wakaba-ku-chiba-initial-s-samas-residence-1st/ 「<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第1回)~竪樋一部交換工事・屋根・外壁・他部位の高圧洗浄~」 https://tosou-miyabi.com/topics/s-samas-residence-in-chishirodaiminami-wakaba-ku-chiba-1st/ 外壁・屋根塗装と一緒に考えてみたい修繕工事はこちら↓ 「外壁塗装と一緒に行いたい工事(part1)」 https://tosou-miyabi.com/topics/construction-that-you-want-to-do-with-exterior-wall-painting-part1/ 「雨どいも修理・交換対応します」 https://tosou-miyabi.com/topics/drainpipe/     「ドレンホース」とは? そもそもドレンホースの「ドレン(drain)」とは、何のことでしょうか? これは、英語のdrain(排出させる、排水する)が由来になっている言葉で、 エアコンが空気を冷やす際の熱交換器に付着した水滴(結露)のことを言います。 また、単に排水の仕組みのことを「ドレン」と呼ぶ場合もあります。 そして、熱交換器に付着した水滴のことを「ドレン水」と言います。   では、エアコンで空気を冷やすと、どうして結露水が発生するのでしょうか? 夏の蒸した暑い日に水の入ったコップに氷を入れると、 コップの外側に水滴がつきますよね。 これはコップの周りの空気が急激に冷やされたことで、 空気中に含まれる気体の水分(湿気)が液体の水に戻ったからです。 エアコンは、この原理を応用し、 部屋の暖かい空気を吸い込み、空気中に含まれた熱を水という液体の形に変えて、 外に排出することで温度を調節しています。 具体的には、エアコンの室内機の中にはアルミフィン熱交換器という部品があり、 冷房等の運転をした場合、この部分が急激に冷えるため、 アルミフィンの表面にはたくさんの結露水(=ドレン水)が発生します。 つまり、エアコンの内部では、ちょうど夏の氷水を入れたコップと同じ状況が発生していて、 ドレン水がどんどんたまっていくのです。   そのため、溜まったドレン水はエアコンの外へ排水する必要があります。     ドレン水の排水方法はどうなっているの? ドレン水は、それを受け止める皿状の盤(水受け)である「ドレンパン」から、 「ドレンホース」(ドレン管、ドレンパイプ)を伝って、室外へ排出されます。   (出典:https://jpn.faq.panasonic.com/「【エアコン】冷房・除湿時、室外機から水が出る」)   真夏日なんかは、なんと! 1日あたり数ℓから10数ℓものドレン水が排出されているんですよ!   このように、ドレンホースは、エアコン運転時に発生する水を外へ排出する役割を持っており、 エアコンに欠かせない部品の一つなのです。   なお、ドレン水は通常、大気より低い温度です。 そのため、外へ排水する際にドレンホース自体も冷やされるため、 ドレンホースの外側が結露してしまうことがあります。   (出典:https://jpn.faq.panasonic.com/「【エアコン】冷房・除湿時、室外機から水が出る」)   そこで、結露を予防するために、ドレンホースの周りを保温材で覆うこともあります。       ドレンホースの種類と耐久性は? ドレンホースの種類 エアコンのドレンホースには、いくつかの種類があります。 これは、配管サイズや耐久性能の違いなどによるものです。 今後の水漏れリスクを大幅に低減していくために、 適切なドレンホースを選びましょう。   ドレンホースのサイズはどんな種類があるの? エアコンのドレンホース接続部ジョイントの外径は、 14mm、16mm、18 mmの3種類が一般的です。   接続ジョイント部分からドレンホースを交換していく場合は、 エアコンの据付説明書で接続口サイズ(呼び径は内径表示)を確認し、 そのサイズに合ったドレンホースを用意しましょう。 エアコンのドレンホースは、サイズさえ合えば、 簡単に接続できるような形になっているからです。 また、ドレンホース用のジョイントを使うことで、切りたい部分でカットしたり、 内径の違うもの同士をつないだりすることもできます。   なお、なるべく内径の太い方を選んで取り付けておけば、 その分だけ、水流の幅が広くなるため、詰まりリスクを減らすことができます。     ドレンホースの耐久性は何年? 耐久性の面で見ますと、ドレンホースは、 普通の安価なタイプと、耐候性のタイプがあります。 普通の安価なタイプは、紫外線や風雨による劣化が激しいため、 耐用年数は3年程度です。 他方、耐候性タイプは、5年程度の耐用年数を見込めます。 ちなみに、表面はアイボリー色、内面は黒色のものが多いので見分けやすいです。   ただ、耐候性有りといっても、5年ぐらいで徐々に経年劣化してきますので、 強い日射の部分は塩ビパイプ(ドレン管、ドレンパイプ)を使うとよいでしょう。 塩ビパイプは紫外線に強い素材のため、多少の表面の色落ちなどはしてくるものの、 10年以上の耐用年数を見込めます。 また、接続部分には専用の接着剤を使いますので、水漏れの心配はありません。   ただし、自由に曲げることができないため、 直管や曲がりジョイント、固定用サドルなどを使い、 排水経路を形成する必要があります。     エアコンからの水漏れの原因は何? 排水口であるドレンホースが詰まっていますと、ドレン水が逃げ場を失ってしまい、 逆流して、室内の送風口などから漏れてしまいます。   では、ドレンホースの詰まりの原因は何でしょうか?   エアコン内の埃などの汚れは、排水とともにドレンホースに流れていき、 この汚れが時間をかけて蓄積し、ホース内を塞いでしまうのです。 また、ドレンホースは屋外に突き出しているため、 ホースの先端から虫や枯れ葉、土などのゴミが入り込んでしまうことも多いです。     ドレンホースからの水漏れの原因は何? 何らかの原因でドレンホースに穴や破れなどの破損が生じた場合、 エアコン配管付近から大量の漏水が発生することもあります。 ドレンホースは経年劣化で割れてしまうことがあります。 割れた箇所から壁面などに水が漏れることになり、壁が傷んでしまうこともあります。 そして、ドレンホースは主にプラスチック製であるため、 紫外線を浴びることでどんどん劣化していき、やがてはボロボロになります。 そのため、寿命の目安としては、おおよそ3~5年ほどです。   破損損傷による水漏れ 紫外線による経年劣化のため、 屋外側のビニールテープが巻かれていない部分や、 配管カバーから出ている部分などはドレンホースが破れ、 その部分から水が漏れたりします。   その場合、以下の場所から水漏れが発生する傾向があります。 ・ドレンホースの表面(直射日光が当たる場合) ・エアコン配管の表面(ビニールテープ巻きや配管カバーの隙間など) ・エアコン配管の壁貫通部 ・天井(配管が天井上に配置されている場合)     取り付け不良による水漏れ ドレンホースは室内機付近で接続されています。 この部分は、ドレンホースを接続口に差し込んだ後、 接続口周辺をビニールテープで巻きつけています。 差し込みがあまかったり、ビニールテープが巻かれていなかったりしますと、 この部分で水漏れが発生することがあります。     ドレンホースの掃除方法は? ドレンホースの掃除方法は、大きく分けて、 掃除機を使う方法とドレンホースクリーナーを使う方法の2つがあります。   掃除機を使う方法では、掃除機・布(薄いもの)・割り箸・ゴムを用意し、 掃除機の吸引力を利用して、内部にたまった汚れやゴミを吸い出します。 具体的な手順は、 ①割り箸でホース内の大きなゴミを取り除く。 ②ホースの排出口に布を巻きつけ、ゴムで止める。 ③掃除機を排出口に当てて吸い取る(3秒ほどですぐに離す)。 ただし、水を吸い取るような音がしたらすぐに掃除機を外すこと。 掃除機に水が入ってしまうと故障する原因になるからです。   ドレーンホースクリーナー(ドレンホース用サクションポンプ)を使う方法では、 ドレンホースクリーナー・ゴミ袋・ゴム手袋を用意し、以下の手順で行います。 ①クリーナーの先端をドレンホースの排出口に差し込む。 ②クリーナーのハンドルを引いて、ホース内の汚れを吸い取る。 この際に、ハンドルを押してしまわないように気をつけましょう。 水が押し出されてしまうおそれがあるからです。 ③クリーナーの先端を排出口から外した上で、クリーナーのハンドルを押し、 汚れをゴミ袋の中に捨てる。   水漏れの解消や予防のためにも、 定期的にドレンホースを掃除して内部の詰まりを取り除きましょう。     交換時期の見極め エアコンの室内側への水漏れが起こってしまうと、部屋の中が濡れてしまい、 まずそちらの対処に追われてしまうことになります。 そうならないように、ドレンホースの交換時期を見極めましょう。 冷房をつけた状態で室外のドレンホースを見てみて、 ちゃんと排水されているかどうかを見てみましょう。 排水がない場合、近いうちに室内側からの水漏れが発生してしまうかもしれません。 詰まりの状況やホースの使用年数はきちんと意識しておき、 破損している箇所がないかにも目を配りましょう。 ドレンホースは厳しい外部環境にさらされやすい位置にあるため、 紫外線や材質の経年変化によって、どうしても劣化が進みやすいです。 一見大丈夫そうでも、実際に手で触るとぼろぼろと崩れ落ちることもあります。 期間としては、「3~5年に1回補修・交換工事」を目安にするとよいでしょう。 寿命が来る前に定期的な交換を心がけるのがおすすめです。       全交換する方法 掃除しても水漏れが止まらない場合は、ドレンホースが経年劣化している可能性が高いです。 やっかいな水漏れを防ぐためには、新しいホースと交換するとよいでしょう。   ドレンホースを全交換する手順 まずは、配管をグルグル巻きにしているビニールテープなどを取り外します。 そして、室内機からおおよそ1m付近の接続部分(ジョイント部分)の所で、 劣化した古いドレンホースを切り離します。 ジョイント部分がない場合はハサミでホースを切り落としましょう。   次に、ジョイントの形状は円錐状になっているため、 まずは径の大きなほうを室内側につながるホースに接続し、 径の小さな方に新しいホースを差し込むようにします。 ジョイントが差し込めたら、 ジョイント部分周辺も含めて上から配管用テープをぐるぐると巻いていき、 ジョイントとホースを離れないよう固定します。   なお、室内側のドレンホースの外表面に結露が発生し、 その水滴が垂れて別の水漏れの原因となってしまう場合もあるため、 室内側のドレンホースには結露防止の断熱材も忘れずに巻いておきます。   最後に、仕上げとして、ドレンホースの先端を切って、ホース全体の長さを調節します。 地面から最低でも5cmは離した位置で切り取るようにします。 地面にホースがついていると、 虫がホースを伝って入り込んでくることがあるためです。     交換後の劣化対策 せっかくドレンホースを交換するからには、ついでに劣化の対策を施すとよいでしょう。 対策をして劣化を遅らせることで、再び作業をおこなう手間を省けるからです。 効果的な対策としては、ドレンホース自体を丈夫な素材のものに変えることです。 劣化防止の方法は、主に、①紫外線対策と②害虫対策の2つです。   ①紫外線対策 紫外線による劣化を防ぎたい場合は、 塩ビ製など耐候性の高い素材のホースに交換するのがおすすめです。 塩ビ製のものは、紫外線に強いといわれているからです。   ②害虫対策 害虫のホース内への侵入を防ぐために、 ドレンホースの先端に防虫キャップや排水口用のネット(網)、 あるいはストッキングを被せるとよいでしょう。 排水口用ネット(網)は、 防虫キャップでも侵入されてしまうような小さな虫にも効果を示します。 ドレンホースの先端に排水口用ネットを被せ、ゴムで止めればOKです。 ただし、ネットも風雨や動物がかじったりするなどして破れることもあるため、 定期的に交換するようにしましょう。   前述の通り、ドレンホースを地面につけると、 虫やゴミがホース内に侵入してしまうことが多いです。 これを防ぐために、ドレンホースを地面から浮かして設置するようにしましょう。   ホース内の汚れや虫が酷い場合は、 ホースが地面につかないように切断してから防虫キャップをはめ、 排水口用ネットを被せるといった合わせ技で対処しましょう。       部分交換する方法 劣化した屋外側ドレンホースの一部分のみを交換する場合には、 まず初めに、50㎝毎にあるつなぎ目の部分で劣化した古いドレンホースをカットします。 そこに新しいドレンホースをしっかりと挿入して繋ぎます。 この接続部にビニールテープを巻いていき、 漏れや抜けがないようにすればドレンホースの接続は完了です。 紫外線が当たる部分に隙間なくビニールテープを巻きつけていけば、 ドレンホースの劣化を遅らせる効果があります。       ホースを交換しても水漏れが直らない場合の対処法 もしドレンホースを交換しても水漏れが解決しないという場合、 ①送風口の結露、②エアコン内部の問題、③エアコンの取り付け方、 ④エアコン本体の故障などが原因であることが多いです。   ①送風口の結露 送風口で結露が起こって、水が垂れてきてしまっている場合は、 風向きをなるべく水平方向に調節してみましょう。 また、これは湿度が高い部屋で起こりやすい現象です。 そのため、換気をまめに行うなど、湿度を調節してみましょう。   ②エアコン内部の問題 たとえば、ドレン水の受け皿であるドレンパンに亀裂があったり、 ドレンホースとしっかり接続されていないことが原因の場合もあります。 この場合は業者に依頼しましょう。 エアコンを一度分解して故障箇所を特定する必要があるからです。 また、内部の「汚れ」が原因で、水漏れを起こすこともあります。 内部のフィルターなどの汚れの場合には、 取り外して掃除機で吸うなどすれば解決することもあります。   ③エアコンの取り付け方の問題 工事の際に設置が不十分であったり、あるいは地震などの天災を原因として、 ドレンホースが壁の中で逆勾配に持ち上がってしまっていたり、 エアコン全体がドレンホースとは逆方向に傾いていたりする場合があります。 取り付け方を直すためには、一般の方の多くには難しい作業かと思われますので、 業者に依頼されるのが無難でしょう。   ④エアコン本体の故障 エアコン本体も経年劣化する消耗品なので、環境にもよりますが、 耐用年数を超えてから水漏れを起こすことがあります。 このような場合は、総合的にコストパフォーマンスを考慮して、 業者に修理を依頼するか、買い替えることを検討するとよいでしょう。   (↑ ドレンホースの補修工事完了です!)   以上、今回はドレンホースの補修工事をご説明しました。 エアコンから水漏れが発生している場合は、 エアコンが使えなくなって、夏場なんかは本当に困りますよね。 近年の猛暑を考えますと、お年寄りや小さなお子様などにとっては生命の危険も考えられます。 また、ドレンホース破損による水漏れが床や壁などを痛めてしまう可能性もあります。 普段あまり目立たない箇所ですが、快適な生活を維持するためには、 定期的にドレンホースなども点検して、お住まいを守るようにしていきたいですね。 なお、エアコンが2Fや3Fなどの高所壁面に取り付けられている場合や、 室内側の冷媒配管や電線ケーブルと一緒になっていて感電の可能性がある場合、 そして、再び水漏れが発生してしまった時に 被害が大きくなってしまうようなことが想定される場合などでは、 作業に危険が伴います。 DIYに限界を感じられる時には、決して無理せず、 専門的知識や技術・経験を持つプロの職人に依頼されるとよいでしょう。       「外壁・屋根塗装ってDIYで出来ますか?(前編)」 https://tosou-miyabi.com/topics/is-it-possible-to-paint-the-exterior-walls-and-roof-with-diy-part-1/ 「外壁・屋根塗装ってDIYで出来ますか?(後編)」 https://tosou-miyabi.com/topics/is-it-possible-to-paint-the-exterior-walls-and-roof-with-diy-part-2/       株式会社雅は、 「<愛・信頼・絆>  誠実な思考と確かな技術で地域社会に貢献する」 ことを経営理念として掲げております。   この経営理念の下、 <地域密着100年企業>を目指し、 塗装サービスを通して 地域の皆様から長期的な信頼を寄せて頂くことを 経営目標としております。   <30年後も愛される塗装会社>であるために、 地域の皆様へ提供する価値を塗装工事ではなく、 「塗装サービス」ととらえ直し、 ただ染める塗装ではなく、 「家を守る塗装」を常に意識しております。 プロの塗装職人としてのプライドを胸に刻み、 地域の皆様に<お住まいへの安心感>を持って頂けるように 精進して参ります。   また、塗装とは工事が始まってからがスタートではございません。 工事が終わってからが本当の塗装のスタートだと考えております。 塗装工事はその先10年以上のお付き合いが必要になるものだからです。 そういう意味で、塗装工事が終わってからが本当の塗装のスタートという ポリシーを大切にして参ります。   「丁寧な説明から始まって、 職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。 雅さんに頼んで本当に良かった。」   「これでまた安心して長く住み続けられます。」   「外壁・屋根塗装だけでなく、 キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」   「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」   と言って頂けるように、     株式会社雅は、 「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」     お問い合わせはこちら↓ https://tosou-miyabi.com/contact/     【公式HP】 https://www.tosou-miyabi.com/     【各種SNS】 ▶︎Twitter https://twitter.com/miyabi_tosou818 ▶︎YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong ▶︎Instagram 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https://verygooo.com/diy-%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%B3-%E5%89%B2%E3%82%8C%E3%81%9F-%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%B9-%E3%81%AE-%E4%BF%AE%E7%90%86-%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%81%9F/   (13)ECカレント https://www.ec-current.com/shop/contents/contents.aspx/00000617   (14)weblio辞書 https://www.weblio.jp/content/%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3   (15)ミツモア https://meetsmore.com/services/air-conditioner-cleaning/media/68884   (16)panasonic https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/9907/~/%E3%80%90%E3%82%A8%E3%82%A2%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%80%91%E5%86%B7%E6%88%BF%E3%83%BB%E9%99%A4%E6%B9%BF%E6%99%82%E3%80%81%E5%AE%A4%E5%A4%96%E6%A9%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E6%B0%B4%E3%81%8C%E5%87%BA%E3%82%8B                              

<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第1回)~玄関タイル補修工事~【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】

<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第1回)~玄関タイル補修工事~ 【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】       今回の<塗装現場日誌>からは、 「千葉市中央区川戸町・K様邸」 における塗装工事及び付帯部の補修工事などの模様を何回かに分けてご説明して参ります。 (<塗装現場日誌>は、シリーズものの連載記事になります。)   これまでに連載しました塗装現場日誌はこちら↓ 「<現場日誌>千葉市若葉区みつわ台・S様邸(第1回)~足場組立・高圧洗浄・コーキング~」 https://tosou-miyabi.com/topics/mitsuwadai-wakaba-ku-chiba-initial-s-samas-residence-1st/ 「<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第1回)~竪樋一部交換工事・屋根・外壁・他部位の高圧洗浄~」 https://tosou-miyabi.com/topics/s-samas-residence-in-chishirodaiminami-wakaba-ku-chiba-1st/       築年数が経ちますと、経年劣化や自然災害などにより、 お住まいのあちらこちらが傷んできます。 そのため、ひと口に「外壁・屋根塗装工事」と言いましても、 お住まいの劣化症状によっては、 屋根や外壁以外の補修工事が必要な部分も出てくる場合が多いです。   実際に、屋根や外壁、その他付帯部などに補修工事の必要な部分がある場合には、 補修工事をして下地を整えてからでないと、塗装をしても意味がありません。 塗料の機能をしっかりと発揮させて、今後10年先を見据えてお住まいをお守りするには、 下地処理を念入りにするところから工事を始めなければなりません。 塗装工事というものは、「ただのペンキ塗り」ではなく「家を守るための塗装」であり、 下地処理の工程から塗装工事が始まっていると株式会社雅は考えております。   「塗装は3回塗りが基本です―ただのペンキ塗りではありません」↓ https://tosou-miyabi.com/topics/painting-is-basically-three-times-more-than-just-painting/       また、当初は屋根・外壁塗装をご依頼頂いたお客様から、 「それ以外に補修が必要な部分についても、ついでに工事してほしい」 とのご要望を頂くこともあります。   「外壁塗装と一緒に行いたい工事(part1)」↓ https://tosou-miyabi.com/topics/construction-that-you-want-to-do-with-exterior-wall-painting-part1/ 「雨どいも修理・交換対応します」↓ https://tosou-miyabi.com/topics/drainpipe/     そこで、千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、 お客様のお住まいについてのお悩みを解消できるよう、 大工職人や水回り職人も正社員として抱えており、 お客様の様々なご注文にお応えしております。   お住まい周りについて不安を抱えていらっしゃる方や、 塗装工事にご興味を持っていらっしゃる方に向けて、 外壁・屋根塗装工事の模様を中心に、 それと一緒に行うことが多い各種工事についてもこれからご説明して参ります。     ということで、第1回目の今回は、 <千葉市中央区川戸町・K様邸(第1回)~玄関タイル補修工事~> の模様をお伝えします。   (↑K様邸の玄関床のタイルが割れて、しかも、剥離してしまっています。)     (剥がしてみますと、↑こんな感じで下地材が丸見え状態になってしまっています。)   玄関口の床タイルにヒビや欠けがあって、 ちょっと割れたり、剥がれていたところが、 年々広がっていっているのが気になることってありますよね?   生活の基盤であり、ご家族の憩いの場であるお住まいですから、 安心して長く住み続けたいものです。 そうでありたいのに、初めはちょっとの傷みに見えていたところが、 玄関口の床タイルのヒビや欠けなどがだんだん広がっていきますと、 誰でも不安になると思います。   その不安は早めに解消した方が、 お住まいのためにも、精神衛生にもどちらにも良いですよね。   実際、軽度の傷みであれば、 床タイル補修は、DIY(Do it your self 自分でやる日曜大工)でも可能といえば可能です。 ただ、今回のK様邸とは異なり、 床タイルの補修箇所が多く、広範囲に及んでいるなど、劣化症状が深刻な場合には、 専門的知識・技術・経験を持つ大工職人に依頼して補修された方が、 長い目で見た時にコスト・パフォーマンスが良くて、しかも、安心です。   そのまま放置してしまいますと、 剥がれた部分から雨水が下地材に浸入し、 他の部分の下地材まで傷みが進行してしまいますからね。   そのため、今回はK様からのご要望で、 剥がれてしまった床タイルの一部分を補修させて頂くことになりました。   まず、汚れがひどい場合には、きれいにしないまま補修作業をしても意味がないので、 高圧洗浄機でコケや剥がれかけのタイル、脆い欠片を一気に洗い流す場合もあります。 ただ、ここまでしなければならない場合は、 あくまで例外的です。   通常は、それほど汚れがない場合の方が多く、高圧洗浄機まで使う必要はありません。 ワイヤブラシやウェス(雑巾)などで下地材の表面をきれいに整えれば大丈夫です。   そして、きれいになった下地材の表面に、 専用の接着剤を塗布し、 その上からタイルを貼り直していきます。 その後、タイルとタイルの間の目地(隙間になっている部分)にセメントを塗ったり、 専用のコーキング剤などを充填したりして、 最後に、タイルの表面をウェス(雑巾)で拭いて完成です。   劣化症状がひどいものですと、 タイルの下に砂が敷いてあり、さらにその下がコンクリートになっている場合に、 剥がれてしまったタイルの下の砂やコンクリートがなくなって空洞になっていることもあり、 その部分を埋める必要があります。   具体的な工程としましては、 下地材がなくなっている部分に新しいセメントを埋め合わせていき、 下地材が整ったら、下地材の表面に接着剤を塗布してタイルを貼っていきます。 そして、タイルを貼ったら、タイルの継ぎ目である目地部分をセメントで埋めていきます。 仕上げにタイルの表面についたセメントを濡れタオルできれいに拭き取ります。     このように、塗装屋といえば、ペンキ塗りだけをするイメージが強いかもしれませんが、 玄関口の床タイルの補修工事などもついでにお客様からご依頼される場合もありますので、 大工職人がきちんとお直しをさせて頂きます。   特に注意が必要なのは、 パッと見では軽度の傷みに見えても、 実際には症状が深刻な場合もあることです。   DIYが可能な劣化状況としては、 あくまで「部分的な傷み」の場合だけです。 「部分的な傷み」とは、 ①タイルの小さな欠け ②タイル表面のひび割れ ③タイルの部分的な割れ ④タイルの剥がれ などといった4種類の傷みのことです。 これらの劣化症状は、 軽度な傷み方といえますので、 DIYによる補修工事でも大丈夫だと思います。     他方で、補修箇所が多く、 広範囲に及んでおり、劣化症状が深刻な場合は、 DIYでやるのは絶対に不可能とまでは言えないものの、 労力・時間と仕上がりの良さ、そして、 5~10年後までを見据えた状態の維持を考えますと、 大工職人に相談して補修工事をしてもらう方がおすすめです。   具体的な劣化症状としましては、 次の3つのタイプに分けられます。   ①タイルを貼るための  下地のセメントモルタルが劣化し、  スカスカの状態であるなど、  下地コンクリートから劣化している場合  →タイルを一度剥がして   下地のモルタル部分の補修・整形を行い、   再度タイルを貼り付ける必要があります。   ②タイルの浮き、あるいは、  割れが広範囲に広がっている場合  →傷んでいる箇所のタイルを   一度全部きれいに剥がしてから   下地の補修を行い、   その後、整った下地の上に   剥がした箇所のタイルを   全て貼り直します。   ただし、   一般の方にとってタイルを壊さずに   きれいに剥がすことは難しいため、   大工職人に依頼するのが安心です。   ③欠け・割れが細かいものの、  出来てから数年放置している場合  →細かいひび割れの場合は、   タイル部分だけを   きれいに剥がせないため、   下地の補修工事が必要になります。   また、タイルの欠け・ひび割れを   数年間放置している場合には、   年数の経過と共に   雨水が浸入していることが多く、   タイルを剥がしてみると、   下地材自体の傷みが激しいため、   広範囲で下地の補修が   必要になることも多いです。     玄関口の床タイルの補修を行う場合は、 一般の方には、DIYで直せるのか、 業者に依頼して直してもらう方がよいのか、 判断が難しいと思われます。 現状どの程度の傷みが出ているのかを見て、 少しでも不安をお感じになられたら、 株式会社雅のような大工職人がいる塗装専門店や工務店にご相談されるとよいでしょう。   (↑ 補修工事の途中です。)   (↑ K様邸・玄関口床タイルの部分補修工事が完成しました!  ちなみに、乾燥しますと、周りの目地の色に近い色になります。)   (↑ 床タイルを直してくれたのはこの人。何でも作れてしまう多能工の大工職人・田嶋さんです!)     最後に、おまけとしまして、 保険適用で床タイルを補修できる場合があることをご紹介します。   例えば、玄関口の床タイルを駐車の際にぶつけて壊してしまったり、 自転車をぶつけたためにタイルの一部にひびが入ったり、 物を落として床タイルが割れたり、欠けてしまったというのが典型例ですね。   以上のような場合、加入している保険のサービス内容によっては、 保険会社に保険金を請求でき、 その保険金で修繕費用をまかなうことができる場合があります。   その場合には、「正式な補修、修理にかかった費用」を保険会社に提出する必要があるため、 自分で補修をせず、工事業者を呼んで見積もりを出してもらいましょう。 工事業者によっては、保険申請手続のサポートを行ってくれる場合もあります。   ただし、保険金は、保険会社による審査を通過して初めて加入者の方へ支払われるものですので、 絶対に保険金がもらえるわけではありません。 保険金が絶対に入手できるかのようにお客様を騙し、 不当にリフォーム工事を売りつけるような悪質な業者も中にはおりますので、 ご注意ください。 ご自身が加入していらっしゃる保険会社の保険約款(契約書)をよくお読みの上、 保険申請手続のサポートを行ってくれる塗装会社や工務店に相談するようにしましょう。       以上、今回の記事では、 玄関口の床タイルの補修についてご説明しました。   地域密着型の塗装専門店は、塗装工事を中核にしつつも、 大工工事や水回り工事、防水工事など、 新築・増改築以外のことであればなんでもござれという感じで、 広くお客様のお悩みを解決させて頂いています。   一人でお悩みにならずに、お気軽にご相談してみてください。 きっとお気持ちが楽になると思いますから。         株式会社雅は、 「<愛・信頼・絆>  誠実な思考と確かな技術で地域社会に貢献する」 ことを経営理念として掲げております。   この経営理念の下、 <地域密着100年企業>を目指し、 塗装サービスを通して 地域の皆様から長期的な信頼を寄せて頂くことを経営目標としております。   <30年後も愛される塗装会社>であるために、 地域の皆様へ提供する価値を塗装工事ではなく、 「塗装サービス」ととらえ直し、 ただ染める塗装ではなく、 「家を守る塗装」を常に意識しております。 プロの塗装職人としてのプライドを胸に刻み、 地域の皆様に<お住まいへの安心感>を持って頂けるように精進して参ります。   また、塗装とは工事が始まってからがスタートではございません。 工事が終わってからが本当の塗装のスタートだと考えております。 塗装工事はその先10年以上のお付き合いが必要になるものだからです。 そういう意味で、 塗装工事が終わってからが本当の塗装のスタートというポリシーを大切にして参ります。   「丁寧な説明から始まって、 職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。 雅さんに頼んで本当に良かった。」   「これでまた安心して長く住み続けられます。」   「外壁・屋根塗装だけでなく、 キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」   「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」   と言って頂けるように、     株式会社雅は、 「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」       お問い合わせはこちら↓ https://tosou-miyabi.com/contact/     【公式HP】 https://www.tosou-miyabi.com/     【各種SNS】 ▶︎Twitter https://twitter.com/miyabi_tosou818   ▶︎YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong     ▶︎Instagram https://www.instagram.com/miyabi_toso…     <参考文献・引用元> 〇 外壁塗装の苦情・トラブルの種類や件数の推移が分かる統計資料 ・ 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル」    https://www.chord.or.jp/   ・ 「大規模修繕工事新聞」   https://daikibo.jp.net/archives/11910   〇 書籍 ・ 「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」(久保信也著 幻冬舎)   ・「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」   (池田聡著 クロスメディア・パブリッシング)   〇 webサイト ・ YUKOユーコーナビ   DIYで玄関タイルの補修!方法と必要な材料、費用相場まで徹底解説 (yuko-navi.com)    

網戸の張替えもお任せあれ(^ ^) 

こんにちは😃 進藤です☆彡 あっという間に12月になり 今年も残りわずかとなりましたね❗️❗️   なかなか自宅の大掃除が進まず 苦手な換気扇が 後回しになってしまってます😅   毎年恒例と言ってもいいくらい 我が家は年末間近に バタバタになっております💦     さて、 今回は網戸張替え作業を 紹介させて頂きます╰(*´︶`*)╯   多能工の田嶋が大活躍でしたぁ~🎵   今回はお天気があまり良くなくて 雨がポツポツ降ったり止んだりだったので お客様のご自宅から会社に網戸を運び 社内で作業させて頂きました(^^)   ⬆️⬆️⬆️⬆️⬆️ 元々ついていた 網戸用ネット、網戸用ゴムを取り除いてから ⬆️⬆️⬆️⬆️⬆️ サッシ部分や溝などを綺麗に拭いていきます!   ※ここまでやってくれる業者さんはなかなかいない! と毎回お客様にすごく喜んで頂いてます(o^^o)   ⬆️⬆️⬆️⬆️⬆️ キレイなったら 新しい網戸用ネットを合わせて ズレないように 網戸用クリップで留めていきます!     ⬆️⬆️⬆️⬆️⬆️ 網戸用ゴムを仮止めしてから しっかりと押し込んでいきます❗️❗️ 歪みなどないように 慎重に押し込んでいかなければならないので 1番緊張する作業ですね!!笑笑笑 ⬆️⬆️⬆️⬆️⬆️ 網戸用ゴムがしっかりとめられたら 余分な網戸用ネットを カッターでカットしていきます! ⬇️⬇️⬇️⬇️⬇️ カットが終わったら完成です😃✨   ⬆️⬆️⬆️⬆️⬆️ 最後に 歪みなどないかの確認をしっかりして 作業終了です👏👏👏   完成した網戸を見た田嶋が一言… 我ながら上出来だ! と、とても嬉しそうでした☺️ この後 5枚の網戸も張替えして お客様のご自宅へ運び 取り付けさせて頂きました〜☺️   網戸の張替えなどお考えのお客様は是非 株式会社雅へ お問合せください(*^▽^*)     屋根塗装・外壁塗装の事 ご自宅のことでお困りの際は 是非❗️ 雅へお気軽にご相談ください❗️ ✅ 話しを聞くだけでもOK👌🏻 ✅ お見積もりだけでもOK👌🏻 まずは無料診断から❗️ お待ちしております🌟

株式会社雅が関東経済産業局より『事業継続力強化計画に係る認定』を受けました【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

株式会社雅が関東経済産業局より 『事業継続力強化計画に係る認定』を受けました 【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】         こんにちは! 広報担当の今泉です。 だんだんと本格的に冬に向かいつつあり、 防寒着が手放せなくなってきておりますが、 いかがお過ごしでしょうか?     さて、去る令和3年8月3日に、 株式会社雅は、 関東経済産業局より 『事業継続力強化計画に係る認定』を受けました!   これは、中小企業等経営強化法第56条1項の 規定に基づく認定で、 認証を受けた会社は、 災害発生に備えた事業継続力強化計画を持っている企業として、 国から認めて頂けたことになります。 ↑認定手続き代行機関である 【JRD一般社団法人全日本災害住宅レジリエンス協会】の 本部CSR室・神子室長と小関チーフが 認定証を届けに10月29日(金)ご来店されました。 (写真右;小関氏、中央;株式会社雅 曽我部社長、左;広報・経営企画部長 今泉)     ↑三人のガッツポーズでもう1枚!     そもそも、【JRD 一般社団法人  全日本災害住宅レジリエンス協会】の 「レジリエンス」とは、 困難や脅威に直面している状況に対して、 上手く適応できる能力・過程のことを いいます。   JRDとは、地震などの災害時に建築・リフォーム関係業者が 協力し合って、 被災地域の人々のお住まいなどを早期復旧させることを 目的とした団体です。   国土強靭化に貢献する団体を認証する制度により、 JRDは、国から、レジリエンス認証制度の代行を行う権限を 与えられています。   株式会社雅のように、 JRDからレジリエンスの認証を受けた会社は、 災害発生に備えた事業継続力強化計画を持っている企業として、 国から認めてもらえた(認証)ことになります。     認証された企業は、 JRDから   ①被災住宅の迅速かつ適切な復旧工事支援事業  ・全国ネットワークの独自プラットフォームによる災害対策  ・技術者の連携による「災害レジリエンス加速力の向上」と被災者の相談対応  ・損害保険業界との協定や、被災地民間企業や各行政との提携や連携  ・災害時に発生する悪徳事業者等の特定事業者への対応や排除活動   ②災害における二次被害対策や住宅復旧工事の技術開発研究事業  ・各建材メーカーとの二次被害対策安全部材製品の企画や開発  ・災害予防意識の向上や減災リフォームの企画運営  ・自衛防災活動における企画開発   ③災害復旧工事や住宅リフォームの基盤整備に資する研修や認定試験等の事業  ・各ブロックにおいて損害範囲の復旧要綱の指導や研修  ・会員間における多能工化研修会やセミナーなど勉強会の開催   ④各支局ごとの地域活動における減災住宅リフォームの啓蒙事業  ・各支局ごとの減災防災リフォームイベントの開催  ・住宅の安全性に関するガイドブックの企画発刊  ・建設業界の人材育成や人材募集   といったサービスを受けることができます。     私たち日本人の多くが住んでおります日本列島は、 環太平洋造山帯に位置しておりますので、 悲しいことに、我らが日本国は 「災害大国」です。   10年前の3・11東北地方大震災の記憶が まだまだ生々しく残り、 今でも被災された方々の生活復旧が心配される中、 いつ、いかなる時も災害に対する備えの必要性を 忘れることはできません。   大震災でお亡くなりになられた多くの方々の 無念の思いを継承し、 次の時代への教訓として活かしていかねばなりません。 それがあの大震災から生き残った者の使命ではないか と思います。   人々の大切な居場所であるお住まいに関わらせて頂く 我々のような塗装・リフォーム会社は、 建物についての専門的な知識や技術、経験を 震災時にお困りの地域の方々へご提供していくのも、 日頃からお世話になっている地域の皆様への恩返し、 大きな社会貢献だと考えております。   その社会貢献をしていくためには、 まず、我々のような塗装・リフォーム会社自身が、 日頃から「レジリエンス」を高める努力をしていく 必要があります。   困難や脅威に直面している状況に対して、 上手く適応できる能力・過程をしっかりと理解し、 自分たちの血肉として活かせるようにして参りたい と思います。     株式会社雅は、 地元密着型の塗装専門店としてスタートした会社ですので、 これからも地域の皆様から支持して頂けるような 体制づくりに努めて参ります。     株式会社雅は、 「<愛・信頼・絆>  誠実な思考と確かな技術で地域社会に貢献する」 ことを経営理念として掲げております。   この経営理念の下、 <地域密着100年企業>を目指し、 塗装サービスを通して 地域の皆様から長期的な信頼を寄せて頂くことを 経営目標としております。   <30年後も愛される塗装会社>であるために、 地域の皆様へ提供する価値を塗装工事ではなく、 「塗装サービス」ととらえ直し、 ただ染める塗装ではなく、 「家を守る塗装」を常に意識しております。 プロの塗装職人としてのプライドを胸に刻み、 地域の皆様に<お住まいへの安心感>を持って頂けるように 精進して参ります。   また、塗装とは工事が始まってからがスタートではございません。 工事が終わってからが本当の塗装のスタートだと考えております。 塗装工事はその先10年以上のお付き合いが必要になるものだからです。 そういう意味で、塗装工事が終わってからが本当の塗装のスタートという ポリシーを大切にして参ります。   「丁寧な説明から始まって、 職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。 雅さんに頼んで本当に良かった。」   「これでまた安心して長く住み続けられます。」   「外壁・屋根塗装だけでなく、 キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」   「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」   と言って頂けるように、     株式会社雅は、 「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」     お問い合わせはこちら↓ https://tosou-miyabi.com/contact/     【公式HP】 https://www.tosou-miyabi.com/     【各種SNS】 ▶︎Twitter https://twitter.com/miyabi_tosou818   ▶︎YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong     ▶︎Instagram https://www.instagram.com/miyabi_toso…      

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第9回)~塗装工事完工後 before / after~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第9回) ~塗装工事完工後 before / after~ 【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】       今回の現場日誌は、 「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第9回) ~塗装工事完工後 before / after~」 をお伝えします。 千葉市若葉区千城台南・S様邸については、 今回の記事で最終回になります。       まず、前回の記事を振り返りますと、 塗装工事のまさに本番といえる <屋根塗装・外壁塗装> についてお伝えしました。 (↑外壁の下塗り)   屋根・外壁塗装では、 しっかりとした下地処理 (高圧洗浄→コーキング工事→全体養生)を行うところから 「塗装」が始まっており、 3回塗りが基本になるということでしたね。   塗料の機能を十分に発揮させて、 お客様に長く安心してお住まい頂けるようにするためには、 下地処理の段階から丁寧で繊細な職人仕事が必要だからです。       さて、今回の現場日誌では、 <塗装工事完工後> についてお伝えして参ります。   プロの塗装職人が丹精を込めて 塗装させて頂いた各部位をご覧ください。     まずは、外壁と付帯部です。 ↑上の写真のように外壁に管のような付帯部分が ついている場合には、 全体的に違和感なく塗り上げるために、 細かく繊細な配慮が必要になります。     ↑外壁に取り付けられたライトの部分とその周囲も 綺麗に仕上がっていますね。 外壁に塗る塗料が飛び散って付帯部につかないように、 しっかりとした養生を行ってから塗装をします。     ↑足場解体直前の外壁部分です。 窓枠の周りも均一な塗装がなされております。   外壁の場合には、東西南北のそれぞれの面で、 日当たりが異なりますから、 それに応じて経年劣化による傷み具合も異なります。   したがって、株式会社雅では、 「10年後を見据えた塗装サービス」を実現するために、 南面などの傷みが早い外壁や付帯部の部分には、 長期間の厳しい外部環境にもお住まいが持ちこたえられるような 手厚い塗装を施すことが多いです。   ↑お客様の色のお好みもあり、 上品な印象に仕上がっております。 色のコントラストが良くマッチしていますね。   お色選びは、 もちろんお客様のお好みを最大限反映させて頂きます。 一度塗装しますと、10年以上先まで同じ外観が続くわけですから、 やはり、お色決めは迷われるお客様も多いです。 しかし、株式会社雅は、 担当者がしっかりとサポートさせて頂きますので、 ご心配には及びません。 お気軽にご相談頂ければと思います。   ↑こちらも、色のコントラストが良い意味で出ていて、 美しい印象です。 やはり、全体的な統一感がありますと、 お住まいは美しい見栄えになりますね。   全体的な統一感を出すためには、 ある程度までで結構ですので、 お客様の方でおおまかな全体イメージを 持っておいて頂けますと助かります。 塗装工事のプロセスがスムーズに進んでいくからです。   ↑足場解体直前の外壁部分です。 先ほどの外壁部分とは別の面になります。 こうやって見ますと、 建物の外壁には 排気口や窓、電灯、電気関係の制御盤などなど、 色々と付帯物がついているのが お分かり頂けるかと思います。   こういう場合には、 付帯物に塗料が飛散してつかないように、 しっかりとした養生を行って塗装する必要があります。 美しく仕上げるための塗装工事というものは、 全体養生を含んだ、 しっかりとした下地処理から始まっていることが よく分かりますね。     ↑軒天部分です。 普段目立たない部分であり、 しかも、ここの場合は狭い空間ですが、 なんとか頑張って塗装します(笑)。   身体が入らない極小空間の塗装では、 長い棒の先にローラーや刷毛(はけ)を括り付けて 塗る箇所の予測をつけながら塗っていく場合もあります。 塗った後に目視できるところまで移動して確認します。 塗りムラが出ないように注意しながら、 しっかりと塗れていないところを再度塗っていきます。   やはり、塗るのが困難な部位であったとしても、 いい加減な塗装作業をして お客様をがっかりさせたくありませんので、 株式会社雅のプロの塗装職人たちは、 「塗れない」を「塗れる」に変えます! (それでも、どうしても 時と場合によることもありますが(苦笑))。   ↑屋根と付帯部である雨樋の完工後です。 この写真ではほとんど見えないとは思いますが、 縁切りのためのタスペーサーが屋根材の適所ごとに 挿し込まれています。   また、屋根に挿し込まれている タスペーサーとは別の大きなものは、 雪止めです。 文字通り、積雪が屋根から落下して 人に被害が出ないようにするために、 屋根に積もった雪の塊をある程度まで 止めておくものです。   塗装の際には、 この雪止めも一緒に塗ってしまいます。   建物というのは、 そこに住まわれている方を守るために、 色々な機能を持った設備が 取り付けられているものなんですね。     ↑外壁とともに、付帯部である竪樋と軒天の塗装後です。   まず、竪樋(縦樋 たてどい)とは、 雨水の排水路としての 地面から縦(垂直)に設置されている樋のことです。   そもそも雨樋は、 主に軒樋(のきどい)・集水器・竪樋というパーツを組み合わせて作られています。 もし竪樋がなく、 地面とほぼ水平になっている樋である軒樋と 集水器だけがある場合、 軒樋(横樋)で集められた雨水が集水器に集められ、 竪樋がないために、 そのまま地面へ滝のように流れることになります。   そうしますと、水圧で地面がエグれてしまい、 ひいては穴を開けてしまいます。 「雨だれ石を穿つ」と昔から言われておりますように、 この状態が数年続きますと、 建物の土台を支えている地盤が傷つき、 後に大きな悪影響を与える恐れがあります。 そのため、竪樋は雨樋の仕組みの中でも 雨水の排水経路を整えて建物の地盤を守る という重要な役割を担っているものなのです。   したがって、軒樋や竪樋が経年劣化している場合には、 外壁・屋根塗装の際に一緒に交換工事をすることが多いです。       次に、軒天(のきてん)とは、 付帯部と呼ばれる建物の付属物に当たるものです。 外から住宅を見上げた際に 外壁から外側に突き出している屋根部分の裏のことでしたね。   そして、軒天材としてよく使用されているのが、 小さな穴がたくさんあいている「有孔ボード」です。(↑写真) S様邸の軒天の一部にも有孔ボードが使われていますね。   では、有孔ボードの小さな穴には どんな役割があるのでしょうか?   有孔ボードの小さな穴には 屋根内部の通気を良くする役割があります。 内部の湿気・カビを防ぎ、 屋根全体を長持ちさせるためです。   ちなみにお値段の方ですが、 有孔タイプではない軒天材に比べ、 有孔タイプの軒天材の方が高くなります。   小さな穴を開けるのに手間がかかっているからですね。   その他にも、「軒裏換気口」を設置することで、 屋根内部にこもった湿気を逃し、 通気性を良くするという方法もあります。       ともあれ、竪樋や軒天などの付帯部の塗装は、 同じ足場を使って一緒に塗装してしまう方が 効率が良く、時間・手間・費用を節約できるため、 屋根や外壁の塗装と 一緒に行うことが多いです。   付帯部の塗装作業を行うタイミングとしましては、 屋根・外壁の塗装とセットで行う場合には、 塗装する部位や塗料の性質などにより、 屋根・外壁塗装の<前>か<後>に行います。   そして、付帯部といった、 専門的な技術力と経験が必要になる細かい部分の塗装は、 熟練の塗装職人が刷毛で丁寧かつ繊細に塗っていきます。 (もっとも、最近では小さなローラーが普及してきたので、 従来は刷毛で塗っていた付帯部の塗装も、 塗装会社によっては、 小型ローラーで塗る現場が多くなってきています。)     ↑飾り帯と屋根の塗装後です。   「飾り帯(かざりおび)」とは、 飾り帯・見切り板などと呼ばれ、 建物の外見をよくするための飾りの部分のことです。   飾り帯は、見た目がとてもお洒落で良いのですが、 やはり、経年劣化はしますので、 いずれはメンテナンスが必要になります。 特に、飾り帯の上の部分の経年劣化に 注意が必要でしたね。   飾り帯の上の部分は、窓の廻りなどと同じように、 雨水の浸入を防ぐための コーキング(シーリング)が施してあります。 しかし、コーキング剤は、経年劣化により、 いずれは性能が落ちたり、 剥がれたり、切れたりしてしまいます。 そうしますと、その部分から、 雨水が浸入し、下地材の腐食につながってしまうからですね。     ↑屋根の塗装後です。 ご覧ください! この急勾配な屋根を(笑)!!   職人の安全を守り、そして、 塗装作業の効率と仕上がりを良くするために、 しっかりとした足場を組んでから塗装工事を行っております。   しかし、しっかりした足場を組んでいても、 高所の作業は危険ですし、 急勾配な屋根での作業はなおさらになります。   また、地上では無風状態でも、 屋根の上では風速5~7mある場合もよくありますので、 風に飛ばされないように、 そして、足を滑らさないように、 かなり注意しながらの作業になります。   正直申しまして、 DIYで屋根や外壁の塗装工事をされるのは あまりお勧めしません。   塗りムラが出てしまいがちになるのと、 何よりも危険だからです。   株式会社雅のようなプロの塗装職人会社に お気軽にご依頼頂ければと思います。   ↑別角度からの屋根の塗装後です。 やはり、お日様が当たると、 塗装後の屋根は美しいですね。   建物の中でも一番厳しい外部環境に曝され続けている 部位でありながら、 普段なかなか直に様子を目にすることがない屋根ですけれども、 お住まいになられている方々の生活を守るために、 厳しい日光や風雪に耐え忍んでくれています。   長く安心してお住まいになられるためにも、 時折、屋根のことも気にかけてあげてくださると ありがたいです。   ↑バルコニー部分の外壁の塗装後です。   バルコニーの外壁は、 建物全体を外から見た時に 比較的大きな面積を占めておりますし、 外側に張り出しているため、 目立つ部位になります。   建物の外観を左右するものであるため、 バルコニー部分の外壁も しっかりと塗装させて頂きます。   ちなみに、バルコニーとベランダ、 そしてテラスの違いってご存知でしょうか?   バルコニーというのは、 建物の外面に張り出した屋根の無い平らなスペースで、 2階以上にあるものをいいます。   他方、ベランダとは、建物から張り出した縁で、 庇のあるものをいいます。   最後に、テラスというのは、 建物から床と同じ高さの庭や街路に向けて張り出した部分で、 リビングやダイニングと連携するように設けられた、 主に屋根のないもののことです。   ちょっとした豆知識でした(笑)。 ↑足場解体直前の外壁の塗装後です。 しっかりとした足場を組んでの塗装工事とはいえ、 写真でご覧いただくよりも実際は狭い空間での作業になり、 安全性と効率性の両方が求められます。   また、作業道具などをぶつけて建物を傷つけてしまわないよう、 細心の注意を払いながら塗装作業に取り組んでおります。   ↑飾り帯のお色と外壁のお色との コントラストが美しいですね。 施主様であるS様のセンスの良さが光ります。 ↑エアコンのドレンホースです。 ドレンホースは、室外の厳しい環境(日光、雨、風雪)に 曝され続けている部位のため、 経年劣化が激しいです。   そのため、外壁塗装の際には、 他の付帯部の補修工事と一緒に しっかりと補修しておきます。 ↑リボール式防水によって蘇ったバルコニーの床面です。   バルコニーは、 前述のように、庇によって守られていないため、 日光や雨、風雪といった厳しい外部環境に 曝され続けている部位になります。   そのため、意外にも経年劣化が進みがちです。   そして、経年劣化により、 バルコニーの防水性が低下してしまいますと、 雨漏りの原因になってしまいます。   そう! 雨漏りって、屋根からのものと思われがちですが、 バルコニーやベランダ、そして、外壁からも 発生することがあるのでしたね。   そのため、 <屋根とバルコニー・ベランダの防水工事は、 妥協してはいけない!> という鉄則がありました。   したがって、外壁・屋根塗装の際に、 バルコニーの床面も一緒に防水性を復活させておくのが よいでしょう。 ↑飾り帯の別角度からの塗装後の様子です。 足場が完全に解体されたら、 美しく復活したお住まいがその全貌を現すことでしょう。 ↑この写真からも、足場の上というのは、 塗装作業のための空間が狭いことが お分かり頂けるのではないかと思います。 ↑鼻隠しも美しく仕上げることができました。 付帯部と言いますと、 確かに建物の付属物という位置づけですが、 ここをしっかりと塗装しておかないと、 かえって目立ってしまい、 建物全体の美観を損ねてしまうことになります。   ですから、全体的な美観を調和させるためにも、 付帯物の塗装作業は、 熟練の職人が専門的な知識・技術・経験をもって しっかりと塗装させて頂いております。       なお、実は、こちらのS様邸では、 塗装工事と一緒にこんな工事も承っておりました! 株式会社雅は、玄関ドアカバー工事(↓)もご提供できます! ただの塗装屋ではございません(笑)。 大工職人がいる塗装屋なのです!!         施工前の玄関ドアも、 品のある印象のもので良かったのですが(↓)、     S様からのご要望により、 屋根・外壁塗装工事を機に、 玄関ドアもリニューアルされることになりました。 その施工後がこちらです(↓)!   以前のものとはまた違った、 雰囲気のあるドアに仕上がりましたね。               株式会社雅は、 塗装業をそもそものアイデンティティとして、 プロの塗装職人である社長・曽我部慎吾が たった一人で起こした塗装会社です。 地道に地域の皆様のご期待に添えるように 「お住まいを守る」ための塗装職人仕事をさせて頂くうちに、 少しずつ支持して下さる方が増えてきました。   また、塗装工事以外のお住まいについての お悩みを相談して下さる方も増えてきましたので、 株式会社雅は今や 社長・曽我部が見込んだ大工職人、水回り・内装工事職人、 ハウスクリーニング職人を正社員として、 そして、大切な仲間として抱えるまでになってきました。   それもこれも、地域の皆様が応援して下さるお陰です。   また、「塗装サービスを核として、 地域の皆様のお住まいについてのお悩みを 出来る限り株式会社雅が解決して差し上げたい!」 という、社長・曽我部の熱い想いが 多くの職人仲間を集めてきたからでもあります。   これからも、地域の皆様が長く安心して 今のお住まいで生活を続けて頂けるように、 塗装工事を核として 様々なご要望にお応えして参りたいと思います。       以上、S様邸の塗装工事を振り返りながら、 塗装後の様子をご説明してきました。   そして、いよいよ、 より美しい姿に復活したS様邸がその全貌を現します。   ↓S様邸・before(施工前の全景1)   ↓S様邸・after(施工後の全景1)   ↓S様邸・before(施工前の全景2)   ↓S様邸・after(施工後の全景2) 見違えるような外観に仕上がりました。   それもこれもS様が 株式会社雅の丁寧で繊細な職人仕事のポリシーを よくご理解下さり、ご協力して頂けたからだと思います。   せっかく株式会社雅に期待してご依頼頂けたのですから、 私たちは全力でそのご期待にお応えしたい。   そんな想いで、塗装サービスをご提供させて頂きました。   お世話になりましたS様には 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。   より美しく復活したお住まいで、 S様ご家族がまた新たな、 温かく幸せなご家族の歴史を紡いでゆかれることを 心より祈念しております。       以上、今回の現場日誌では、 千葉市若葉区千城台南・S様邸(第9回)における <塗装工事完工後 before / after> の様子をお伝えしました。 S様邸の現場日誌は、今回が最終回になります。 ここまでお付き合い頂いた読者の皆様、 本当にありがとうございました。   屋根・外壁塗装に興味のある方は、 次回の記事もぜひ楽しみにしていて下さい。       株式会社雅は、 「<愛・信頼・絆>  誠実な思考と確かな技術で地域社会に貢献する」 ことを経営理念として掲げております。   この経営理念の下、 <地域密着100年企業>を目指し、 塗装サービスを通して 地域の皆様から長期的な信頼を寄せて頂くことを 経営目標としております。   <30年後も愛される塗装会社>であるために、 地域の皆様へ提供する価値を塗装工事ではなく、 「塗装サービス」ととらえ直し、 ただ染める塗装ではなく、 「家を守る塗装」を常に意識しております。 プロの塗装職人としてのプライドを胸に刻み、 地域の皆様に<お住まいへの安心感>を持って頂けるように 精進して参ります。   また、塗装とは工事が始まってからがスタートではございません。 工事が終わってからが本当の塗装のスタートだと考えております。 塗装工事はその先10年以上のお付き合いが必要になるものだからです。 そういう意味で、塗装工事が終わってからが本当の塗装のスタートという ポリシーを大切にして参ります。   「丁寧な説明から始まって、 職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。 雅さんに頼んで本当に良かった。」   「これでまた安心して長く住み続けられます。」   「外壁・屋根塗装だけでなく、 キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」   「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」   と言って頂けるように、     株式会社雅は、 「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」     お問い合わせはこちら↓ https://tosou-miyabi.com/contact/     【公式HP】 https://www.tosou-miyabi.com/     【各種SNS】 ▶︎Twitter https://twitter.com/miyabi_tosou818   ▶︎YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong     ▶︎Instagram https://www.instagram.com/miyabi_toso…  

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回)~屋根塗装・外壁塗装~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回) ~屋根塗装・外壁塗装~ 【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】   今回の現場日誌は、 「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回) ~屋根塗装・外壁塗装~」 をお伝えします。     前回の記事では、 <バルコニー・ベランダ防水工事(リボール式防水)> についてお伝えしました。   (↑バルコニー・ベランダ防水工事-リボール式防水)   リボール式防水とは、 リボール社という会社さんが製造している塗料・工法で、 従来のウレタン・塗膜防水に匹敵し得る高い防水効果を持ちながら、 リーズナブルな価格を実現している防水方法でしたね。   そして、注意が必要なのは、 <屋根とバルコニー・ベランダの防水工事は、 妥協してはいけない!> ということでした。   雨漏りが発生するのは、屋根からだけではなく、 実は、外壁やバルコニー・ベランダからも発生し、 放置してしまうと、下地材を腐食させ、 ひいては建物の躯体部 (=柱や梁などの建物を支える重要な部分) にまで被害が及んで、 後で大規模修繕工事が必要になってしまうからです。   特に、バルコニー・ベランダの防水性については、 普段意識がいきにくいところですから、 気を付けたいものですね。       さて、今回は、塗装工事のまさに本番といえる <屋根塗装・外壁塗装> についてご説明していきます。     まず、初めにお伝えしておきたいことは、 「『塗装』は3回塗りが基本です! ただの『ペンキ塗り』ではありません!!」 ということです。   一般の多くの方がイメージしていらっしゃるのは、 塗料(ペンキ)は1回塗って完成! ということではないでしょうか?   しかし、あえて言わせて頂きますと、 それは「ただのペンキ塗り」です。   プロの塗装職人が行う「塗装」というのは、 足場組立てから始まり、 下地材の補修工事が必要な場合は 補修工事をした上で、 高圧洗浄→コーキング工事→全体養生 といった下地処理を丁寧にすることから すでに始まっています。   そして、「塗装」というのは、 多くの場合、下地材を塗装に適した状態にする ケレン作業から始まり、 下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りが 基本になるものをいいます。   塗料の機能を十分に発揮させるためには、 しっかりとした下地処理をしなければなりませんし、 お客様に長く安心してお住まい頂けるようにするためには、 最低でも3回塗り重ねて塗料の膜(=塗膜)を 厚くすることで建物を保護しなければならないからです。   したがいまして、プロの塗装職人が行う「塗装」とは、 ただの「ペンキ塗り」ではなく、 お住まいを「守る塗装」なのです。       それではまず、塗装の1回目塗り段階である 「下塗り(プライマー/シーラー)」について ご説明します。 (↑屋根の下塗り) (↑外壁の下塗り①) (↑外壁の下塗り②)   下塗りの役割は、 塗料を外壁に密着しやすくし、 外壁に定着させることです。   そのため、外壁の状態や素材などによって、 使用する下塗りの塗料を変えます。 やはり、下地材と下塗り塗料との 相性というものがありますから。   あくまで高圧洗浄などの下地処理を きちんとやっていることが大前提ではありますが、 最終的な見た目の色合いやツヤの出方などは、 下塗りの出来次第でほぼ決まることになる といっても過言ではありません。   塗装は下塗りをしっかりとやっておかないと、 美観も、塗料の建物保護効果(機能)も 半減してしまいかねないのです。   それほど、下塗りの工程というものは、 塗料の保護機能や建物の美観保持のために 欠かすことのできない大切なものになります。   ここで、下塗り用の塗料は、 プライマーといったものや、 シーラーといったものを使います。   なお、プライマーとシーラーは どちらも下塗り塗料のことで、 時に同一視されることもあります。   しかし、厳密には使い道に違いがあります。   プライマーとは、単に上塗り塗料との密着性を高めるために 塗布される下塗り塗料のことをいいます。 そして、鉄部に塗る場合は防錆プライマー(錆止め塗料)を用いるなど、 プライマーには機能に応じた種類があります。   他方、シーラーとは、 上塗り材との密着効果を高め、 さらに、上塗り材が下地に吸い込まれるのを防ぐ (シールする)ための塗料のことです。 つまり、シーラーというのは、 どちらかと言えば素地に吸い込ませるタイプの塗料になります。 これは、建物の外壁がモルタルで出来ている場合の 下地塗料としてもよく使われるものになります。     次に、外壁塗装の場合とは違って、 屋根塗装の場合には、 下塗りが終わったら、基本的には、 「縁切り」といって「タスペーサー」というものを 屋根材どうしの隙間に挿し込んでいくことが多いです。   つまり、屋根塗装の場合には、 下塗りと中塗りの間のタイミングで 「タスペーサー」を使った「縁切り」作業が入るのです。 (↑縁切りのため、屋根材へのタスペーサーの挿し込み)   なぜ、このようなことをするのでしょうか?     そもそも、「縁切り」とは、 屋根材であるスレートとスレートの 隙間の続きを良くするための作業 のことを言います。   屋根材というのは、 スレートの屋根材の場合、 スレートとスレートが1枚1枚重なり合って、 それが全体として1つの屋根になっています。   和瓦の屋根材の場合も同様に、 和瓦と和瓦が1枚1枚重なり合っています。   このスレートどうしや和瓦どうしの 重なりの部分には、本来、隙間があり、 この隙間があることで 屋根の内部に侵入した雨水を排水できるようになっています。   また、この隙間があることで、 室内と外気の気温差が激しい時に発生した結露も 排水させたり、蒸発させたりできることになるのです。   しかし、この屋根材どうしの隙間を気にすることなく 屋根の塗装をしてしまいますと、 排水口の役割をしている隙間を 塗料の厚みで塞いでしまうことになり、 雨水が正しく排水されなくなってしまいます。 その結果、屋根の内部に水が溜まってしまいます。   そうすると、この水が雨漏りの原因になり、 ひいては躯体部(柱や梁などの建物を支える重要な部分)の腐食や シロアリの発生につながることになってしまうのです。   そのため、屋根材を塗装するときには、 塗料の厚みで隙間が埋まってしまわないように、 タスペーサーという道具を使って、 必ず、丁寧に縁切りをしなければならないのです。   縁切りをすることで、 屋根材どうしの適度な隙間が確保され、 屋根の内部に侵入した雨水や発生した結露が スムーズに排水できるようになるからです。       このように大切な工程であるにもかかわらず、 中には、経験や知識不足から 縁切りの重要性を理解していない職人が 中にはいるということと、 手抜きしやすい作業であるということ、 などの問題があります。   そのため、 せっかく屋根の塗装工事をしたのに 工事後に新たな雨漏りが発生してしまうことがあるのです。   お客様からすれば、 「そんなバカな!?」と思われることかと思いますが、 残念ながら、中には、 そういうお客様のご期待を裏切る事例が 報告されております。     縁切りは、専門的な知識・技術・経験が必要な作業になります。   しかも、一般の方にとってみればややこしいことに、 スレート屋根は基本的には縁切りをしますが、 屋根材によって縁切りしやすいものと しにくいものがありますし、 塗料によって縁切りの方法も変わることがあります。   そうであるのに、 縁切りのやり方が分からない、 親方から言われたからなんとなくやっている、 縁切りと雨漏りの因果関係が分からない、 そもそも縁切りがどういうもので、 何のためにやらなければならないのかが 分かっていない、 という職人も、中にはいたりします。   正しい縁切りをするためには、 専門性と確かな経験が必要なのです。   ですから、専門性があり、経験豊かな プロの塗装職人に依頼されるのがよいでしょう。       また、別の問題点としましては、 縁切りは手抜きされやすい工程であることも あります。   そもそも、職人が縁切りの必要性を分かっていなければ 手抜きしている意識すらないですし、 また、適切な縁切りをしていくのは、 地味で手間がかかる作業だからです。   さらには、縁切りの手抜き工事をした場合、 実際に影響が出るのは完工の数年後からですし、 施主様が自ら屋根に登ってチェックすることは ほとんどありませんので、 手抜きをする職人の気持ちとしては、 「どうせばれないだろう。」という心理に なりやすいのです。     大切なことですので、 繰り返しをいとわずお伝えしますと、 縁切りが正しく行われないと、 屋根の内部に雨水が溜まり、 また、通気も悪くなって湿気も溜まりやすいので、 結露が発生します。 そのため、新たな雨漏りが発生してしまいます。 不適切な工事によって、 かえって家の寿命を短くしてしまうのです。     普段、ご自分で直接目にしにくい屋根というものは、 状態を見極めたり、対策プランを立てたりするのに 専門的な知識や技術、経験が必要な部分になりますので、 お悩みの際には プロの塗装職人にご相談されるのが良いでしょう。     ただし、縁切りのために、 絶対にタスペーサーを付けなければならない ということでもありません。 屋根材どうしに4㎜以上の隙間があれば、 そこから、排水や自然乾燥が出来ますので、 そういう場合には、縁切りの必要性はありません。   さらに、スレート屋根の場合は、 日光の熱や紫外線などの影響で 反りが出やすい屋根材ですので、 その反りで適度な隙間ができているようであれば その部分だけは排水や自然乾燥が出来ますので、 縁切りをしなくても大丈夫です。   タスペーサーは基本的には、 屋根の隙間に手で挟み込んでいくだけです。 そして、タスペーサーメーカーの㈱セイムは、 1枚のスレートに2個取り付けることを推奨していますので、 タスペーサーの機能をしっかりと発揮させるために、 通常は1枚のスレートに2個挿し込みます。   さらに、タスペーサーを取り付ける基本的なタイミングは、 下塗りの後、中塗りの前であることが多いです。   下塗り塗料であるプライマーは粘性が低いため、 塗膜で隙間を塞いでしまうことはありませんので、 下塗り後にタスペーサーを挿し込むのが良いからです。   また、中塗り後に挿し込もうとしますと、 タスペーサーを挿し込む前提で中塗りをすることになるので、 それを考慮して、 塗装作業が遠慮がちになってしまうからでもあります。     以上より、タスペーサー自体の費用は比較的お安いので、 しっかりと縁切りをしてお住まいを長持ちさせるために、 挿し込むべき場合は、プロの塗装職人に タスペーサーを挿し込んでもらうようにしましょう。       次に、中塗りの工程に入ります。 (↑屋根の中塗り) (↑外壁の中塗り①) (↑外壁の中塗り②)   2回目塗りである中塗りの役割は、 塗りムラが出るのを防ぐことです。   中塗りは、基本的には上塗りと同じ塗料を使いますので、 実質的には一度目の上塗りといえるでしょう。   美しい仕上がりを実現するため、 また、塗料の塗り重ねによる保護膜を厚くするために、 上塗りの工程を中塗りと上塗りの2回に分けて 行っているのです。   やはりここでも、プロの塗装職人による 丁寧で繊細な仕事ぶりが大切になります。   ただ、外壁材・屋根材自体が古いために、 塗料を吸い込んでしまうような場合には、 下地処理のための下塗りを 2~3回に分けて行う場合もあり得ます。   下塗りが外壁材・屋根材に吸い込まれた状態のままで 中塗りしてしまいますと、 中塗りの塗料も外壁材・屋根材に吸い込まれてしまい、 塗装の機能が落ちる上に、 塗りムラになって美観が損なわれることもあるからです。   焦って工事を急がずに、 あえて時間をかけて丁寧な下地処理を行うことで、 塗料の機能を十分に発揮させて 施工後の塗装が長持ちするようにしていくのです。     中塗りに使う塗料の色は、 中塗りが実質的には1回目の上塗りといえるものですから、 中塗りと上塗りは、互いに同じ色の塗料を使うのが基本になります。   もっとも、中塗りと上塗りの色を変えて 塗装する業者さんも中にはいらっしゃいます。 上塗りの塗り残しの防止や、 手抜きをせずにきちんと3回塗りしていることを お客様に分かりやすくするためです。     ただ、中塗りと上塗りの色が異なると、 将来的な色ムラの原因になるので注意が必要です。   塗装は外部環境に直接さらされている上塗りから劣化していくため、 経年劣化のため上塗りが色褪せた時に中塗りの色と違っていますと、 中塗りの色が透けて見えてしまうことになるからです。   お客様から手抜きが心配で 使う色を変えてほしいとのご要望が特にある場合には、 上塗りとほぼ同じ色で中塗りをするようにします。       中塗りが無事に終わったら、 仕上げとしての上塗りをしていきます。 (↑屋根の上塗り) (↑外壁の上塗り①) (↑外壁の上塗り②)     上塗りを無事に終えた後は、 タッチアップといって、 細かい部分を小さなローラーや刷毛を使って 仕上げます。   (↑ひと口に「刷毛(はけ)」と言っても、使い道によって様々なものがあります。)       以上、ご覧頂きましたように、 外壁・屋根の塗装工事というものは、 ただのペンキ塗りではありません。 あくまで、お客様の大切なお住まいを 「守る塗装」であることを ご理解頂けたのではないでしょうか。   お住まいをしっかりとお守りするためには、 丁寧な下地処理から始まって、 様々な工程を繊細に積み重ねていかねばなりません。   つまり、足場組立て前のご近隣挨拶回りから始まって、 足場組立て→下地処理(高圧洗浄・コーキング工事) →塗装工事(3回塗り)→仕上げとしてのタッチアップ作業 というプロセスを経て、 プロの塗装職人が丁寧で繊細な仕事を積み重ねていくものなのです。     一般の方は、外壁・屋根の修理・リフォームをお考えの際に、 工事のプロセスや塗料の種類・機能がよく分からないという方も多いと思います。 また、お住まいの地域に特有の自然環境や建物事情に合った塗装工事はどういうものか?といったことについて疑問をお持ちの方も多いことと思います。   そのような時には、地元密着型の外壁塗装専門店にお立ち寄りになり、 プロの塗装職人に直接アドバイスを求めることをお勧め致します。 お一人で長い時間お悩みになるよりも、 改善策・解決策が見つかりやすくなると思います。           以上、今回の現場日誌では、 千葉市若葉区千城台南・S様邸(第8回)における <屋根塗装・外壁塗装> の様子をお伝えしました。     屋根・外壁塗装に興味のある方は、 次回の記事もぜひ楽しみにしていて下さい。   千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、 お客様が今のお住まいに安心して長く住み続けられるように、 丁寧なヒアリングや綿密な現地調査に始まり、 着工後には、高圧洗浄やコーキング工事といった下地処理の段階から プロの塗装職人による丁寧で繊細な外壁・屋根塗装工事を行って参ります。   また、足場組立て前のご近隣へのご挨拶回りも、 お客様任せにせず、雅の女性スタッフが幅広く丁寧に行って参ります。     「丁寧な説明から始まって、 職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。 雅さんに頼んで本当に良かった。」   「これでまた安心して長く住み続けられます。」   「外壁・屋根塗装だけでなく、 キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」   「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」   と言って頂けるように、     株式会社雅は、 「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」   お問い合わせはこちら↓ https://tosou-miyabi.com/contact/     【公式HP】 https://www.tosou-miyabi.com/     【各種SNS】 ▶︎Twitter https://twitter.com/miyabi_tosou818   ▶︎YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong     ▶︎Instagram https://www.instagram.com/miyabi_toso…  

お芋掘り☆【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

こんにちは😊 伊藤です🌟 朝晩本格的に冷え込んできましたが、皆さん体調などは崩されていませんでしょうか❓   雅スタッフはいつも通り、元気いっぱい笑顔が絶えないです🤗   さて実は数週間前、会社の前に 社長のお母様がじゃがいもを植えてくれました🥔✨   今日は待ちに待った収穫の日❤️ 雅女子スタッフで芋掘り開始です❗️(カメラマンは伊藤です) 軍手がなかったのでゴム手袋ですが🧤いざ❗️       ❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️       お芋、無事に育っていましたー😍   掘ってみると 小ぶりなものから、しっかり大きいお芋まで🥔   いつ振りか分からない芋掘りを三人で楽しんでしまいました( ´ ▽ ` )❤️   こんなにとれましたよー❗️ 日陰で乾燥させようと思います😉     乾燥させた後は。。。❤️ ふふっ💕🎶 今回はお仕事じゃないお話でした🙇‍♀️ とってもいい笑顔だったので、花束を持っている風の進藤も載せておきます💛 (持っているのは ジャガイモの葉っぱです( ´艸`)🎵)   皆さん、ではまた👋         屋根塗装・外壁塗装の事 ご自宅のことでお困りの際は 是非❗️ 雅へお気軽にご相談ください❗️ ✅ 話しを聞くだけでもOK👌🏻 ✅ お見積もりだけでもOK👌🏻 まずは無料診断から❗️ お待ちしております🌟              

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第7回)~バルコニー・ベランダ防水工事(リボール式防水)~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第7回) ~バルコニー・ベランダ防水工事(リボール式防水)~ 【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】         今回の現場日誌は、 「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第7回) ~バルコニー・ベランダ防水工事(リボール式防水)~」 をお伝えします。     前回の記事では、 <付帯部塗装(その4)~笠木の塗装~> についてお伝えしました。   笠木の塗装↓     笠木(かさぎ)とは、 もともとは、神社の鳥居・門・板塀などの上縁(頂部)に、 横に渡す木のことでしたね。 またの名を冠木(かぶき)とも呼ばれていました。   普段は目立たない存在ですが、 実は、その下の部材を守って、 雨漏りしないようにしている 重要な役割を担っているものでしたね。         さて、今回は、塗装作業の一つである <バルコニー・ベランダ防水工事 (リボール式防水)> についてご説明していきます。     実は、バルコニーやベランダは、屋根と同じくらい、 雨漏りの危険がある部分になります。   一般の多くの方は、雨漏りと言えば、 屋根からのものをイメージされると思います。   しかし、屋根はもちろんのこと、 コーキングが劣化したり、 クラック(ひび割れ)が生じている 外壁からも雨漏りはしますし、 さらに、意外に思われるかもしれませんが、 バルコニーやベランダからも 雨漏りすることがあるのです。 (注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)     バルコニーやベランダの床の 防水性が失われますと、 雨水が建物内部へ浸入し、 建物を支えている大事な柱や梁といった 骨組みなど(躯体部)が 錆びたり、腐食してしまったりする 危険性があります。   (注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)   (注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)   バルコニーやベランダからの雨漏りは、 意外に深刻なダメージを建物に与えてしまうのです。   つまり、雨漏りは、 バルコニーやベランダの劣化症状の中でも 最も緊急性の高い、深刻な状態と言えるのです。 もしバルコニーやベランダからの雨漏りを発見したら、 早急に地元密着型の塗装専門店に依頼し、 雨漏りしている箇所をチェック、特定してもらいましょう。 そして、防水工事のプランと見積りを 出してもらうのがよいでしょう。   株式会社雅のような塗装専門店には、 「外壁診断士」や「雨漏り鑑定士」資格を保有している 職人がおりますので、 雨漏りを発見して不安に思われた時には、 プロの塗装職人に相談されるとよいでしょう。 (↑雨漏り鑑定士でもある曽我部社長の認定登録証です。) (↑株式会社雅・工事部長の松川も雨漏り鑑定士です。) (↑外壁診断士という資格もあります。)     もちろん、一番良いのは、 雨漏りが発生してから対処するのではなく、 雨漏りが発生しないうちに予防することですので、 普段の生活で目につきやすい 外壁の状態だけでなく、 屋根及びバルコニーやベランダの状態も 定期的にチェックするようにした方が良いでしょう。   屋根だけでなく、 実は、バルコニーやベランダからも 雨漏りの危険性があることをご理解頂けたかと思います。     それでは、バルコニーやベランダの どのような症状に注意して チェックしていけばよいのでしょうか?   築5~15年経過しているかどうかにかかわらず、 バルコニーやベランダの床に 以下のような異常を発見したら、 防水工事が必要と判断してよいでしょう。     まず、床の表面が荒れていたり、 色褪せが見られる場合は、 トップコートの保護機能が 低下してきていると見てよいでしょう。 放っておきますと、 トップコートの下の防水層まで傷んでしまいますので、 なるべく早めに、 トップコートの塗り替え工事を依頼しましょう。   (↑ベランダの床の汚れ。注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)   (↑ベランダの床の色褪せ 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)     次に、バルコニーやベランダの床に ひび割れや、剥がれた箇所・ふくれた箇所を 見つけた際には、 表面のトップコートの塗膜だけの傷みなのか、 それとも、その下の防水層そのものから 劣化してしまっているのかを プロの塗装職人に確認してもらいましょう。   (↑ベランダ床のひび割れ 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。) (↑ベランダ床の膨れ 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)   (↑ベランダ床の剥がれ 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)     なお、床の表面にめくれた部分や 浮き上がった部分が見える場合には、 トップコートやその下の防水層だけではなく、 一番下の下地材そのものの工事も 必要になる可能性が高いので注意が必要です。     さらに、バルコニーやベランダの床に 雨水が溜まってしまっている場合は、     〇 排水口(ドレン)にゴミがたまっている   〇 防水層の防水効果が失われてしまっている   〇 雨水を自然に流すための勾配がそもそもなかった   などといった原因が考えられます。   (↑ベランダ床の水たまり 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)   まずは手始めに、 排水口の掃除を行ってみて、 水が流れるか見てみましょう。 それでも解決しない場合は、 プロの塗装職人に 現状を詳しくチェックしてもらうとよいでしょう。       上記の原因ごとに、 以下のような対応が必要になります。   ・排水口にひどい汚れや劣化がある場合 →業務用の高圧洗浄機や化学洗剤を使って、 清掃をしてもらいましょう。 ・防水効果が切れている場合 →トップコートの残骸を剥がした上で、 その下の防水層そのものから作り直してもらいましょう。 ・勾配がない場合 (「そんなことあるの?」と思いますが、 残念ながらあるのです。) →モルタルで勾配を作ってもらいましょう。     特に要注意なのは、 ベランダ・バルコニーの床を割って、 植物が芽を出している場合や、 藻が発生している場合です。 (↑ベランダ床の藻 注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)   特に雑草の根や茎は非常に強く頑丈であり、 成長していく過程で、 コンクリートなどを破壊してしまう恐れがあるからです。 植物、恐るべし!ですね。 放置してしまうと、防水層だけでなく、 住宅自体を損壊させる危険性もあるため、 早急に除去してしまってください。       それでは、バルコニーやベランダの床を チェックしてみて、 経年劣化により防水効果が切れている症状がある場合、 プロの塗装職人は どのようにして直していくのでしょうか?     それには、バルコニーやベランダの防水の仕組みが そもそも、どのようになっているのかを 理解しておく必要があります。   バルコニーやベランダの床面が どのように作られているのかと申しますと、 下地材の上に塗料を塗り重ねて「防水層」を作り、 その防水層の上面に「トップコート」を塗ることで 床面が作られています。     また、合成ゴムや塩化ビニール樹脂で作られた 「防水シート」を貼ることで防水層を作り、 その上面に「トップコート」を塗って 床面を作ることもあります。   さらには、屋上向けの作り方ですので、 バルコニーやベランダに使われることは ほとんどないものですが、 アスファルトを合成繊維不織布に含ませて 防水層を形成する「アスファルト防水」で 作る方法もあります。     ここで、「トップコート」というのは、 バルコニーやベランダの床の表面に塗られている 主にグレー色の塗料のことです。 実は、トップコートのカラー・バリエーションは たくさんあり、 ベージュ・白・黒・ライトブルー・グリーンなども 選べます。   ただし、後でご紹介するリボール式防水による場合は、 トップコートのカラー・バリエーションが ダークグレー、シルバーグレー、グリーンの3色になります。   リボール式防水でバルコニーやベランダの防水を行う場合には、 既存のベランダのお色に近いことが多いため、 シルバーグレーがお勧めです。     このトップコートには、 その下の防水層を紫外線から守る役割があります。   ただし、トップコートは、 経年劣化が激しい部分であるため、 5年程度の頻度で塗り直しが必要です。 防水層の保護塗料であるトップコートが 経年劣化していますと、 その下の防水層までも、熱や紫外線の影響で 劣化しやすくなるからです。 また、トップコートの塗り直しによって、 美観の復旧や遮熱対策にも繋がりますので、 塗り替えは定期的に実施することをお勧めします。     そして、トップコートの下の防水層の方ですが、 こちらは、およそ10年前後で経年劣化してきます。 素材によって、耐用年数は 最長12~20年程度と幅があるものの、 建物の中でも厳しい外部環境に さらされ続けている部位だけあって、 太陽光などによって日々劣化していくため、 ひび割れなどが発生する前に、 10年に一度を目安に 防水層のリフォームをしておくことをお勧めします。     以上ご説明してきましたような床面の作りから、 防水層の上のトップコートが剥がれているだけなのか、 あるいは、トップコートの下の防水層そのものから 直す必要があるのかによって、 バルコニーやベランダのリフォーム内容や、 それぞれ適切なメンテナンス周期が異なってきます。     バルコニーやベランダの防水工事は、 下地(防水層あるいは防水シート)の 防水性がまだ機能していて大丈夫な場合には、 下地の上面にトップコートを塗るのみで大丈夫です。   他方、下地そのものが劣化してしまっている場合には、 下地(防水層あるいは防水シート)から作り直した上で、 下地の上面にトップコートを塗っていくことが 必要になります。   ここで注意が必要なのは、 <屋根とバルコニー・ベランダの防水工事は、 妥協してはいけない!> ということです。   特に、バルコニー・ベランダの防水工事の 見積もり依頼をしてみて、 安い金額を提示してきた塗装業者には要注意です!   本来ならば、防水層をしっかりと作ってから その保護膜であるトップコートを塗らなければならない 工事のはずなのに、 トップコートだけしかやらないという 提案をしてきていることが多いからです。   安い金額には安いなりの理由がありますし、 よその塗装業者の見積もりよりも 一見高そうな金額に見えても、 高い金額にはちゃんとした理由がある といえるのです。   塗装業界は、残念ながら、 安かろう、悪かろうといったことが 普通にある業界ですので、 長い目で見た時に損をしないように、 「価格=品質」なのだということを 覚えておいて頂ければと思います。   最後に、防水層を塗料を塗り重ねて作る際に お勧めの工法である<リボール式防水>の特徴を ご説明させていただきます。   リボール式防水とは、 リボール社という会社さんが製造している塗料・工法で、 従来のウレタン・塗膜防水に匹敵し得る高い防水効果を持ちながら、 リーズナブルな価格を実現している防水方法です。   リボール社さんからの認定登録塗装店である 株式会社雅でもお客様にお勧めしているものですので、 以下にリボール式防水の特徴をお伝えします。   〇 有機溶剤を一切使用していない水性塗膜防水材のため、   地球・環境・人に優しい防水材ですし、   塗料の臭い(溶剤臭)がありません。   〇 「屋根飛火試験/DR-1635合板下地及び   DR-1636セメント板下地」の   国土交通大臣認定を取得していますので、    ルーフバルコニーなどのような合板下地で   防火地域・準防火地域でも使用できます。   〇 下地を選ばない強力な接着力があります。   〇 既存防水材の撤去が必要ないため、   無駄な廃棄物を出さないで済みます。   〇 「リボール式防水」を施工した合板を大きく曲げても、   防水層はしなやかに伸びて下地に追従するくらい、   強く・しなやかな防水層を作ることができます。   ちなみに、表面の強さも変わりません。   〇 「リボール穴あきテープ」を使用することで、   塗膜層の亀裂を防止します。   穴あきテープの貼り付けのやり方としましては、   突き合わせ部に変成シリコーンで平滑に抑えます。   突き合わせ部は、穴あきテープにて絶縁になりますので、   下地の動きに影響されにくくなることから、   塗膜装の亀裂を防ぐことができます。   〇 抜群の耐久性能と絶縁性能があります。   このため、鉄道車両の屋根防水材として   採用されているほどです。   過酷な環境下でも、   長時間その塗膜性能を維持することができると   証明されていると言えますね。       以上、今回の現場日誌では、 千葉市若葉区千城台南・S様邸(第7回)における <バルコニー防水工事(リボール式防水)> の様子をお伝えしました。     屋根・外壁塗装に興味のある方は、 次回の記事もぜひ楽しみにしていて下さい。   千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、 お客様が今のお住まいに安心して長く住み続けられるように、 丁寧なヒアリングや綿密な現地調査に始まり、 着工後には、高圧洗浄やコーキング工事といった下地処理の段階から プロの塗装職人による丁寧で繊細な外壁・屋根塗装工事を行って参ります。   また、足場組立て前のご近隣へのご挨拶回りも、 お客様任せにせず、雅の女性スタッフが幅広く丁寧に行って参ります。     「丁寧な説明から始まって、 職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。 雅さんに頼んで本当に良かった。」   「これでまた安心して長く住み続けられます。」   「外壁・屋根塗装だけでなく、 キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」   「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」   と言って頂けるように、     株式会社雅は、 「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」   お問い合わせはこちら↓ https://tosou-miyabi.com/contact/     【公式HP】 https://www.tosou-miyabi.com/     【各種SNS】 ▶︎Twitter https://twitter.com/miyabi_tosou818   ▶︎YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong     ▶︎Instagram https://www.instagram.com/miyabi_toso…                  

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第6回)~付帯部塗装(その4) 笠木の塗装~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第6回) ~付帯部塗装(その4) 笠木の塗装~ 【千葉市若葉区外壁塗装・株式会社雅】         今回の現場日誌は、 「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第6回) ~付帯部塗装(その4) 笠木の塗装~」 をお伝えします。     前回の記事では、 <付帯部塗装(その3)~軒天の塗装~> についてお伝えしました。   軒天の塗装↓   軒天(のきてん)とは、 付帯部と呼ばれる建物の付属物に当たるものです。 外から住宅を見上げた際に 建物の外壁から外側に突き出している屋根部分の裏のことでしたね。   ちなみに、他の呼び方として、 軒裏天井(のきうらてんじょう)、軒天井(のきてんじょう)、 軒裏(のきうら)などと呼ばれることもあります。   普段目にしない部分である軒天であるからこそ、 定期的にしっかりと点検を行い、 劣化している部分を発見した場合には、 塗装や張替えなどの適切な補修工事を行う必要があるのです。         さて、今回は、塗装作業の一つである <付帯部塗装(その4)~笠木の塗装> についてご説明していきます。     以前の記事から繰り返しになりますが、 この記事からご覧になられる方もいらっしゃるかと 思いますので、 まず、「付帯部」のことからご説明します。   そもそも「付帯部」とは、 軒天(のきてん)、雨樋(あまどい)、雨戸(あまど)、 水切り、破風(はふ)などといった、 建物の付属部分のことを言います。   付帯部の塗装は、屋根や外壁の塗装と 一緒に行うことが多いです。 同じ足場を使って一緒に塗装してしまう方が 効率が良いため、 時間・手間・費用を節約できるからです。   また、屋根や外壁と一緒に塗装することで、 建物の美観に統一感が出て、 全体的に美しくなるからですね。   さらには、付帯部といった 細かい部分まで一緒にケアすることで、 防水性を回復させたり、 錆びの進行を止めたりするなどの 大事な役割を果たせるからでもあります。     付帯部の塗装作業を行うタイミングとしましては、 屋根・外壁の塗装とセットで行う場合には、 塗装する部位や塗料の性質などにより、 屋根・外壁塗装の前か後に行います。     それでは今回も、 <付帯部・笠木の塗装> を具体的に見ていきましょう。       そもそも「笠木(かさぎ)」とは、 もともとは、神社の鳥居・門・板塀などの上縁(頂部)に、 横に渡す木のことをいい、 冠木(かぶき)とも呼ばれています。   現代の建物では、 防水工事を施工するパラペット (屋上などに設けられる手摺壁)などの 頂部に施工する仕上げ材、 金属製または人造研ぎ出し石・セメント製などの 材料のことや、 ベランダの腰壁に取り付けられている板金、 そして、階段の手摺上部に取り付けられている 仕上げ材のことをいいます。   (注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)       なお、お住まいに塀や擁壁があり、 その上部に瓦や煉瓦(れんが)があるという場合も 笠木と呼んでいます。   (注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)   下地材や躯体を腐食から守るという役割が 鳥居・門・板塀などの笠木と共通していますので、 おそらく現代の建物においても、 もともとの呼び方である「笠木」と言われているのでしょう。   ちなみに、冠木(かぶき)というのは、 冠(かんむり)のように頭にかぶるもの であるかのように、 どの部位であっても、 その下にある壁や躯体を保護しているものだから、 そう呼ばれているのでしょう。  笠木には、金属製や木製のものなど、 様々な素材が使用されていますが、 触れた時に怪我をしてしまうような素材は 使用しません。 日常生活の中で人が触ることがある部分だからです。   例えば、階段であれば、 手触りが良く、ささくれが起きない木製の笠木を設置します。 また、ベランダやバルコニーなどの直射日光を受ける部分であれば、 熱くなりにくいステンレス製の笠木を設置するなどして、 人が生活していく上で支障がないように工夫しています。   笠木は普段は目立たない存在かもしれませんが、 人が生活をするお住まいの一部を成すものですから、 安全面をしっかりと考慮して設置されます。     ちなみに、かつては「板金笠木」と呼ばれる 台形の板金を現場で加工した上で取り付け、 継目と取り合い部分をシーリング材で埋める <密閉式>が採用されていました。 しかし、既製品を使用することで安定した品質を保ちながら、 板金の熱膨張・結露の発生に対応するために、 現在では、笠木裏面と躯体間に隙間を作って通気層を設ける <オープン式>が主流になっています。   <オープン式>にすることで、 風通しが良くなり、自然乾燥によって 笠木の下の下地材や躯体部に湿気がこもらないようにし、 結果的に下地材や躯体部を長く守れることになります。   笠木と下地材の隙間をなんでもかんでも コーキング剤(シーリング剤)などで埋めてしまえば 良いわけではないのです。     笠木の役割は、 主にその下の下地材や躯体を 保護することにある点は、前述の通りです。   つまり、雨水に晒されやすい部分に 笠木を取り付けることによって それらを保護するのです。   また、雨水の浸入も防ぐために、 ベランダやバルコニーの腰壁、 屋上の立ち上がり、パラペットなどにも 笠木を設置するのです。 外壁から内部の下地材にまで雨水が入りこんでしまえば、 腐食だけでなく雨漏りまで発生し、 大規模な修繕工事が必要になってしまいますので、 普段目立たない存在である笠木が 建物を守ってくれていることになります。     また、笠木のもう一つの役割としましては、 意匠性(美観)の向上ということがあります。 例えば、白くシンプルなブロック塀は、 それだけでも十分上品で綺麗ですが、 そこに煉瓦や洋瓦といった笠木をのせるだけで 見違える外観になります。 笠木という、ちょっとしたお洒落ポイントとなる部材が、 住宅全体の印象を良い具合に引き立ててくれるのです。 さらに、笠木は、バルコニーやベランダの腰壁などよりも 外側に出っ張るように取り付けられていますので、 雨だれ(外壁に付着すると美観性を損なう)を防ぎ、 住宅を長く綺麗な状態で維持するのにも 役立っています。       普段目立たない存在である笠木も、 よく知ってみますと、 けっこう大切な役割をしてくれているものですね。   人と同じように、 建築部材も無駄なものはないと言えますね。     しかし、笠木に以下のような症状がある場合には、 補修や交換をした上で、 塗装工事を進めていく必要があります。   〇 経年劣化や強風による剥がれ・外れ (注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)     〇 笠木が保護しているはずの外壁材・躯体の腐食   (注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)     〇 笠木の破損、外壁材の腐食に伴う雨漏り   (注:↑こちらは説明用の写真で、S様邸ではありません。)   笠木は、建物の中のたんなる一部の部材として、 普段重要性が低いと思われがちな面がありますが、 笠木が劣化してしまいますと、 外壁材の腐食から、ひいては雨漏りなど、 建物の存続に対して重大な二次被害・三次被害を 引き起こしてしまいます。   したがって、たとえあまり目立たない存在であっても、 その役割は重要なものですので、 笠木の劣化を防いでいくということが 非常に大切になってくるのです。       それでは、笠木の補修工事には どのようなものがあるのでしょうか? 以下で見ていきましょう。     1.シーリング補修   アルミ製・鋼板製の笠木の場合、 隙間なく施工することが難しいため、 シーリング材を継ぎ目に充填して塞ぎ、 雨水の浸入を防ぐようにしていきます。   太陽光に晒され続けているバルコニーやベランダは、 思っている以上に厳しい外部環境の中にいますので、 年数が経ちますと、隙間を埋めているはずのシーリング材に 浮きや隙間が出てきてしまいます。   特に、新築時はもちろん、 ホームセンター等で販売されているシーリング材は、 耐久性に乏しく、せいぜい3~5年で劣化してしまいますので 注意が必要ですね。 やはり、プロの塗装職人が使う業務用のシーリング材を 使う方が長い目で見た時に安心ですし、 結果的にリーズナブルになります。   経年劣化により、 シーリング材に浮きや隙間が出てしまっている状態が続けば、 そこから雨水が入りこみ、下地材を傷めてしまいますので、 定期的にシーリング材の補修や 打ち替え(打ち直し)を行う必要があります。   他方、笠木の隙間部分が、 シーリング材ではなく、 ジョイントカバーで保護されている場合には、 隙間がないようにしっかりと固定されているかを 定期的に確認しておくと良いでしょう。       2.笠木交換   経年劣化により、 笠木が変形してしまった場合や、 笠木が固定されていない場合などは、 シーリング補修程度では修復できませんので、 下地補修を含めた笠木自体の交換を行います。   笠木の交換が必要な範囲については、 近い将来の予測も含めた雨水の浸入度合いによります。   雨水の浸入度合いは、 木材が水を吸収し変色している部分があるか、 防水紙(防水シート)が破れて 水の浸入口になっている部分があるか、 などをチェックしていきます。   特に、防水紙の耐用年数は、 お住まいの外部環境にもよるものの、 25年前後と言われておりますので、 2回目の塗装メンテナンス、防水工事、 内装リフォーム等のタイミングに合わせて 交換時期を考えておくと良いでしょう。   ただ、雨漏りや腐食が起きた際には、 緊急性を要しますので、 早急に補修や交換工事を行う必要があります。   笠木は目立たない存在であるものの、 けっこう重要な役割をするものですので、 傷みなどを放置した場合の被害も馬鹿にできません。   そのため、笠木の補修のタイミングは、 コスト・時間・品質を総合的に考慮して、 適切な時期に行うようにしたいですね。     笠木の補修のタイミングに関係があるのは、 まず第一に外壁です。   ・築年数が経過し、 そろそろ外壁が塗り替えの時期ではないか?   ・外壁にクラックが発生していたり、 汚れの付着が著しくないか?   ・笠木からの錆汚れが外壁に流出していないか?   といった点に注目して、 目視点検と築年数、及び、 前回の塗装からの経過年数などを踏まえ、 笠木の補修のタイミングを検討すると良いでしょう。   また陸屋根、バルコニー・ベランダといった部位は、 防水層の劣化による雨漏りなのか? 笠木の劣化による外壁からの雨漏りなのか? を勘違いしやすいため、 室内のどこに雨染みがあるのか?やメンテナンス歴から考えましょう。 必要に応じて散水試験で雨漏り箇所の特定を行うというのも大事です。   以上のように、雨水の浸入度合いをチェックした上で、 笠木の交換範囲を決め、交換工事を行っていきます。       なお、笠木のメンテナンスにおいて 絶対にやってはいけないNG工事には注意が必要です。 良かれと思って行った補修工事がかえって、 笠木だけでなくお住まい自体の寿命を短くすることもあるからです。     〇 過度なシーリング材打設  ~ 隙間を全部塞いでしまうパターン ~   笠木と外壁の間をシーリング材で なんでもかんでも塞いでしまいますと、 かえって湿気をこもらせてしまうことになり、 壁材を腐食させてしまう可能性があります。   実は、笠木と外壁の下地材との間には、 通気性を良くするために、 あえて必要な隙間を設けている場合が多いのです。   つまり、仮に雨水が吹き込んでも、 防水シートが雨漏りを防ぎ、 湿気や水分を逃がす構造にしているため、 雨水に晒されにくい下部には 通気性を良くするための隙間を設けているのです。   専門知識や経験の浅い業者さんに依頼してしまいますと、 塞いではいけない隙間に シーリング材を充填してしまい、 数年後には湿気による腐食のために かえって後から大規模な修繕工事が必要になったりする事例が 報告されています。   笠木の補修工事や交換工事は、 しっかりとした専門知識や深い経験があって、 プロの塗装職人・大工職人がやっている 地元密着型塗装専門店に 依頼されるのが良いでしょう。       〇 笠木の脳天打ち   笠木の真上からビスや釘を打ち込む工法のことを 業界用語で「脳天打ち」と言っています。   実は、この笠木の脳天打ちは、 決してやってはいけない工法なんです!   確かに、笠木交換の際には、 下地木材も笠木も強固に固定する必要があります。   台風や強風で笠木が剥がれたり、 落下したりしますと、 お住まいの方々はもちろん、ご近隣の方々へも 危険が及ぶからです。   ここで、下地木材を躯体に対して ビスで垂直に固定すること自体は、 問題ではないのです。   それでは、 脳天打ちの何がそんなに問題なのでしょうか?   笠木の脳天打ちをやってしまいますと、 経年劣化によりできた釘穴やビス穴の隙間から 雨水が入りこむ恐れがあるからなのです。   脳天打ちがされていても、 シーリング材でビス穴をしっかりと塞いでいるお住まいは、 すぐさま雨漏りに発展するということはありませんが、 それでも、経年劣化によりシーリング材が傷んできますと、 いずれ下地が腐食する可能性が大きいのです。   したがいまして、笠木の脳天打ちは 決してやってはいけない工法なのです。       以上、長くなりましたが、 付帯部の一部である<笠木>というのは、 奥深いものであるということを ご理解頂けたのではないでしょうか?     そのような笠木も、 高圧洗浄・補修工事などの下地処理を しっかりと行った後は、 いよいよ塗装作業に入っていきます。   笠木の塗装方法やプロセスは、 どういうものなのでしょうか?   (↑ S様邸・笠木の(下塗り後の)中塗り)   (↑ S様邸・笠木の上塗り)     ①下地処理・素地調整   屋根や外壁の塗装と同じように、 まずは、下地処理として、 高圧洗浄やコーキング工事、養生などを行い、 さらに、サンドペーパーなどで 汚れや既存塗膜の不具合部分を取り除きます。 塗装面をきれいに整えて、 塗料(ペンキ)の定着を良くさせるためです。     ②錆止め   笠木を固定している釘や鉄の部品がある場合は、 錆止めを塗ります。   鉄錆びを放置しておくと、 錆び部分がどんどん広がり、 せっかく塗った塗装部分も侵蝕されてしまうからです。     ③下塗り   下地処理で整えた塗装面と 上塗り塗料との接着を良くするために、 シーラーなどの下塗り塗料を塗ります。     ④上塗り2回   上塗り用の塗料を2回塗ります(中塗り、上塗り)。 塗装は、下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りが基本です。 塗料の膜(塗膜)を厚くして、 建物を外部環境から保護するためです。   プロの塗装職人が行う塗装工事は、 1回塗って終わりの、 ただのペンキ塗りではございません。   お客様のお住まいが長持ちするように、 10年以上先のことを考えて塗装しています。   軒天や笠木などの付帯部の塗装は、 専門知識と技術、経験のあるプロの塗装職人が、 刷毛を使って、丁寧かつ繊細な技で塗っていく 必要があるところです。     外壁・屋根塗装の際に付帯部まで一緒に塗装することを お考えの場合には、 深い専門知識と豊かな経験を持つプロの塗装職人に 依頼されるのが安心だと思われます。   お家周りのことで何かしらお悩みになられたり、 お困りになるようなことがございましたら、 地元密着型の塗装専門店にご相談されると 良いでしょう。       以上、今回の現場日誌では、 千葉市若葉区千城台南・S様邸(第6回)における <付帯部塗装(その4)~笠木の塗装~> の様子をお伝えしました。     屋根・外壁塗装に興味のある方は、 次回の記事もぜひ楽しみにしていて下さい。   千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、 お客様が今のお住まいに安心して長く住み続けられるように、 丁寧なヒアリングや綿密な現地調査に始まり、 着工後には、高圧洗浄やコーキング工事といった下地処理の段階から プロの塗装職人による丁寧で繊細な外壁・屋根塗装工事を行って参ります。   また、足場組立て前のご近隣へのご挨拶回りも、 お客様任せにせず、雅の女性スタッフが幅広く丁寧に行って参ります。     「丁寧な説明から始まって、 職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。 雅さんに頼んで本当に良かった。」   「これでまた安心して長く住み続けられます。」   「外壁・屋根塗装だけでなく、 キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」   「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」   と言って頂けるように、     株式会社雅は、 「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」     お問い合わせはこちら↓ https://tosou-miyabi.com/contact/       【公式HP】 https://www.tosou-miyabi.com/       【各種SNS】 ▶︎Twitter https://twitter.com/miyabi_tosou818   ▶︎YouTube https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong     ▶︎Instagram https://www.instagram.com/miyabi_toso…  

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