<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第2回)~コーキング工事・外壁ひび割れ下地補修~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】|千葉市若葉区で外壁塗装なら【株式会社雅】屋根塗装、防水工事、雨漏り修理他

トピックス <現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第2回)~コーキング工事・外壁ひび割れ下地補修~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

2021.11.01 現場日誌屋根・外壁ブログ

<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第2回)

~コーキング工事・外壁ひび割れ下地補修~

【千葉市若葉区外壁塗装・株式会社雅】

 

 

 

今回の現場日誌も、

「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第2回)」

をお伝えします。

 

 

前回の記事では、

<竪樋一部交換工事及び屋根・外壁・他部位の高圧洗浄>

についてお伝えしました。

 

塗装作業前の大切な下地処理の一環でしたね。

 

今回も引き続き、大切な下地処理のプロセスである、

<コーキング工事>~<外壁ひび割れ下地補修>について

ご説明していきます。

 

 

 

まずは、コーキング工事について

見ていきましょう。

 

高圧洗浄が終わりますと、

乾燥期間をおいて、

次は、コーキング工事にかかります。

これも塗装作業前の大切な下地処理になります。

 

コーキングとは、

サイディング壁材どうしの間の隙間

(「目地(めじ)」、もしくは、「板間(ばんかん)」)があるところや、

モルタル壁のクラック(ひび割れ)などを埋める充填剤のことです。

具体的には、チューブ容器に入っていて、

専用の押出し機であるコーキングガン(caulking gun)で施工する

樹脂性の物(ゴム状の物)がコーキング剤です。

 

コーキング剤の役割としましては、

サイディング壁材(サイディングボード)の戸建て住宅では、

地震や温度変化などによって壁材どうしが動くので、

そのための緩衝材としての役割と、

隙間から雨水などの水を浸み込ませないようにするための

防水の役割といったものが挙げられます。

 

経年劣化によりコーキング剤が古くなりますと、

緩衝材としての役割も防水の役割も果たせなくなります。

 

そこで、屋根・外壁塗装前の下地処理として、

まずは、カッター等を使って古いコーキングの撤去作業を行います。

 

古いコーキング剤を剝がしたら、

目地の中の様子を確認し、

さらに、溶剤等を使ってきれいになるまで清掃する場合も

あります。

 

そして、目地以外の周辺部分を汚さないように保護するため、

コーキング養生(マスキングテープ、マスカーなどを使用)

をしていきます。

 

これが終わると、

次に小さな目地刷毛(めじばけ)を使って、

目地の部分にプライマーを塗布していきます。

プライマーというのは、

下地処理剤や表面処理剤としての効果を持つ「最初に塗る塗料」として、

主に下塗り塗料を総称したものです。

語源としては、英語のprimary(最初の)から来ています。

 

プライマーの役割は、

結合力を補強する接着剤と言えます。

具体的には、以下の3つの役割があります。

 

・接着剤と表面との密着性を高める

 

・表面を密にして接着剤が付きやすくする

 

・被着材同士のなじみをよくさせる

 

プライマーは最初に塗る塗料ですから、

当然ながら、下地に接触し、

また、その上に塗る塗料とも接触するため、

様々な技術上の細工に活かすことができます。

 

 

プライマーを十分に塗ったら、

いよいよコーキングガンを使って、

コーキング剤を目地の部分に充填していきます。

ちなみに、「コーキングの打ち込み」と言ったりします。

 

コーキング新規打ち込み ↓

コーキング工事の最後は、目地の幅に合ったヘラを使って、

目地からはみ出ているコーキング剤をしっかりと押さえ、

速やかにコーキング剤の表面を周辺のパターンに合わせて

平らで滑らかになるように仕上げていきます。

 

コーキング剤のならし(ヘラ仕上げ) ↓

 

 

この後は、後片付けとして、

速やかにマスキングテープを剥がして
撤去することまでやって

コーキング工事が終了です。

 

 

 

それでは次に、

外壁ひび割れ下地補修(注入剤にて)についても

見ていきましょう。

 

「モルタル下地外壁」(以下モルタル外壁)というのは、

セメントと砂(細骨材)と水を練り混ぜて作る外壁のことをいいます。

 

モルタル自体は、美観に欠け、また、防水性能も低いのですが、

モルタル表面に塗装を行うことで、防水性を持たせることができます。

 

モルタル外壁のメリットとしましては、

現場で職人が塗装材を施工していくため、

(「ジョリパット」ともいう)

自分の好みに合わせたデザイン・仕上がりを選ぶことができ、

味わいのある仕上がりにできることです。

 

なお、サイディング・ボードは、現在主流の外壁材なのですが、

決まった凹凸模様のボードを組み立てるため、

画一的で仕上がりが限られている点は、

モルタル外壁に比べるとデメリットかもしれません。

 

 

他方で、モルタル外壁のデメリットは、2つあります。

 

デメリットの1つ目は、

何と言っても「ひび割れ」が起きやすいことです。

 

地震で建物にかかる負荷により生じる建物の動きに対して、

モルタルが対応して行けないことや、

モルタル施工後の温度変化による硬化収縮によって、

必ずといってよいほど、ひび割れが発生してしまうのです。

そのひび割れから水が浸入してきてしまうため、
(ひびが細ければ細いほど、
水が浸入する可能性が高くなります)

定期的にメンテナンスを行う必要があります。

 

 

デメリットの2つ目は、防水性が低いことです。

モルタル外壁は、主原料がセメントであるからです。

 

そのため、塗膜が薄くなっていたり、

塗膜の剥がれやひび割れなどが発生していますと、

それらの部分からモルタル外壁自体に

雨水が浸入してしまう危険性があります。

 

雨水が浸入してしまいますと、

モルタル外壁内部の建物を支えている木材や断熱材が

腐食してしまったり、シミ・カビが発生してしまうことがあります。

そのため、塗膜が薄くなっている部分や

剥がれ・ひび割れの部分を見つけたら、

ただちに下地補修工事をていねいに行い、

下地を万全な状態にした上で初めて、

塗装工事を行う必要があります。

 

このような補修工事すべき箇所を放置して、

その上から塗装作業(塗料を原則3回塗る作業)をしたところで、

塗料(ペンキ)が持つ機能を十分に発揮させることができず、

ひいてはお客様のお住まいをお守りすることにならないからです。

 

 

以上のような2つのデメリットがあるため、

モルタル外壁の劣化症状は、主に次の4つになります。

①塗膜にごく細いひびが入る「ヘアークラック」

②下地がひび割れる「構造クラック」

③壁全体にチョークのような細かい粉がふく「チョーキング現象」

④「塗膜の剥離」

 

 

モルタル外壁の劣化症状は一見、小さな劣化症状に見えますが、

そのひび割れや塗膜がはがれている箇所から雨水が浸入し、

雨漏りが発生することになって、

後に大規模な修繕工事が必要になったりしますので、

決して放置しないようにしましょう。

 

大規模な修繕工事が必要になる事態にならないためにも、

まずは塗装工事のための下地処理として、

劣化症状の「補修」工事をしっかりと行い、

その上で「塗装」工事を行っていきます。

 

前述しましたように、

補修工事をせずに、表面的に塗装工事をしたところで、

塗料(ペンキ)の機能を

十分に発揮させることができないからです。

 

したがって、モルタル外壁の補修工事は、

ひび割れ・塗膜の剥がれを防ぎ、

雨水の浸入を防ぐために非常に重要なプロセスなのです。

 

つまり、「補修工事」とは、

モルタル外壁の塗装工事を行う前の「下準備」作業といえますね。

 

具体的には、ひび割れをコ―キング剤などで埋める、

剥がれ部分を除去する作業をすることですね。

 

繰り返しになりますが、

この補修工事を十分に行えていないと、

ひび割れや剥がれの部分から雨水が建物に浸入し、

建物を支える重要な柱や梁といった構造部分の

腐食や雨漏りを起こしてしまう危険性があるため、

非常に大切なプロセスになります。

 

 

ひび割れの種類には、

ヘアークラックと構造クラックの2種類がありますが、

ヘアークラックの場合は、

放置すると深刻ではありますが、

傷み具合としては軽度といえ、

補修工事としましては、

ヘアークラックの部分に対して、

下塗りとしての可とう形改修材料を塗布して覆う方法により、

十分な効果が期待できます。

 

 

他方、ひび割れの中でも構造クラックの場合は、

傷み具合としては重症です。

早急な補修工事が必要になります。

 

構造クラックの補修方法の手順をご説明しますと、

①クラック部分をカット

既存のクラックの中は表面がガタついているため、

それを放置しますと、補修材が均等に行き渡らず、

すぐに破損してしまうおそれがあります。

そのような状態にならないようにするために、

既存のクラック部分を専用の機材にて、

断面がU字になるように、

カットの幅・深さを10㎜程度確保する形でカットします。

 

 

②コーキングプライマーの塗布

カットしたクラック部分を十分に乾燥させ、

ほこりを清掃して表面をきれいにしましたら、

使用するコーキングのプライマーを塗布していきます。

 

 

③コーキングの充填

 

プライマーを十分に塗ったら、

いよいよコーキングガンを使って、

コーキング剤を目地の部分に充填していきます。

ちなみに、「コーキングの打ち込み」と言ったりします。

この時、モルタル外壁よりも少し低くコーキングを充填します。

 

最後は、クラックの幅に合ったヘラを使って、

クラックからはみ出ているコーキング剤をしっかりと押さえ、

速やかにコーキング剤の表面を周辺のパターンに合わせて

表面が平らで滑らかになるように仕上げていきます。

 

 

④防水モルタルの塗布

コーキングに接着剤を塗布し、

既存の外壁の高さに合わせるように

防水モルタルを塗布して平らに仕上げます。

 

コーキングの経年劣化に備えて、

用心深く、防水モルタルも塗布することで、

万全を期すためですね。

 

 

⑤塗装

(→補修後の塗装については、次回以降の記事でご説明します)

クラック補修の部分を目立たせなくするために、

既存外壁の色と合うように塗装をします。

 

注意点としましては、

部分補修を行った場合には、経年劣化により

他の外壁箇所との色の差異が出てしまうことがあるため、

可能な限り外壁全体を塗り直すことをおすすめ致します。

 

 

 

以上、今回の現場日誌では、

千葉市若葉区千城台南・S様邸(第2回)における

<コーキング工事>~<外壁ひび割れ下地補修>

の様子をお伝えしました。

 

塗装工事の出来は、念入りな下地処理にかかっています。

株式会社雅は、丁寧で繊細な職人仕事により、

下地処理からじっくりと行って参ります。

 

 

 

次回の現場日誌では、

<付帯部塗装>についてお伝えします。

 

屋根・外壁塗装に興味のある方は、ぜひ楽しみにお待ち下さい。

 

 

 

 

 

千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、

お客様が今のお住まいに安心して長く住み続けられるように、

丁寧なヒアリングや綿密な現地調査に始まり、

着工後には、高圧洗浄やコーキング工事といった下地処理の段階から

プロの塗装職人による丁寧で繊細な外壁・屋根塗装工事を行って参ります。

 

また、足場組立て前のご近隣へのご挨拶回りも、

お客様任せにせず、雅の女性スタッフが幅広く丁寧に行って参ります。

 

「丁寧な説明から始まって、

職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。

雅さんに頼んで本当に良かった。」

 

「これでまた安心して長く住み続けられます。」

 

「外壁・屋根塗装だけでなく、

キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」

 

「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」

 

と言って頂けるように、

 

 

株式会社雅は、

「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」

 

 

 

 

 

 

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