2021.11.05 現場日誌屋根・外壁ブログ
<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第3回)
~付帯部塗装その1・鼻隠しの塗装~
【千葉市若葉区外壁塗装・株式会社雅】
今回の現場日誌も、
「千葉市若葉区千城台南・S様邸(第3回)」
をお伝えします。
前回の記事では、
<コーキング工事>~<外壁ひび割れ下地補修>
についてお伝えしました。
コーキング工事↓
外壁ひび割れ下地補修↓
高圧洗浄などと同じく、
こちらも塗装作業前の大切な下地処理の一環でしたね。
今回は、いよいよ塗装作業の一つである
<付帯部塗装(その1)>についてご説明していきます。
そもそも「付帯部」とは、
軒天(のきてん)、雨樋(あまどい)、雨戸(あまど)、
水切り、破風(はふ)などといった、
建物の付属部分のことをいいます。
付帯部の塗装は、屋根や外壁の塗装と
一緒に行うことが多いです。
同じ足場を使って一緒に塗装してしまう方が
効率が良いため、
時間・手間・費用を節約できるからです。
また、屋根や外壁と一緒に塗装することで、
建物の美観に統一感が出て、
全体的に美しくなるからですね。
さらには、付帯部といった細かい部分まで一緒にケアすることで、
防水性を回復させたり、錆びの進行を止めたりするなどの
大事な役割を果たせるからでもあります。
付帯部の塗装作業を行うタイミングとしましては、
屋根・外壁の塗装とセットで行う場合には、
塗装する部位や塗料の性質などにより、
屋根・外壁塗装の<前>か<後>に行います。
なお、屋根や外壁をローラーで塗る作業は、
比較的若いうちから親方の後についていかせる形で
塗らせていきますが、
刷毛(はけ)で塗る作業は、
熟練の技術力が必要なので、
しっかりと修行を積んでから初めて
塗らせることにしています。
プロの塗装職人の目から見ますと、
塗る部位によって必要な技術力にも違いがあり、
ローラーを使って塗ることは「塗る」とはいえず、
刷毛を使って塗ることこそが「塗る」ことといえるからです。
ですので、付帯部といった、
技術力と経験が必要な細かい部分の塗装は、
熟練の塗装職人が刷毛で丁寧かつ繊細に塗っていきます。
(もっとも、最近では小さなローラーが普及してきたので、
従来は刷毛で塗っていた付帯部の塗装も、
塗装会社によっては、
小型ローラーで塗る現場が多くなっているとのことです。)
それでは、付帯部の塗装作業を具体的に
見ていきましょう。
まずは、付帯部の一つである「鼻隠し」の塗装です。
「鼻隠し(はなかくし)」とは、
屋根の軒先(のきさき)に取り付けられている板材のことをいいます。
具体的には、雨樋を取り付けている板や、雨樋の裏側にある板のことです。
それでは、鼻隠しは何のために
建物に取り付けられているのでしょうか?
鼻隠しには、
- 雨樋を取り付ける下地としての役割
- 垂木(たるき)などの屋根の構造材を隠す役割
があるためです。
この鼻隠しも、他の付帯部や屋根・外壁と同じように、
経年劣化による傷みのために、
その役割を果たせなくなっていきます。
鼻隠しの傷みを放置しますと、
雨樋の排水不良や、
コーキング劣化部分からの雨漏りの原因にも
なったりしますので、
塗装工事によって回復させていきます。
まずは、鼻隠しのケレン作業(下地処理)から
作業を進めていきます。↓
「ケレン作業」とは、
外壁塗装の際に行われる下地処理の一種で、
トタンや屋根などの鉄部分の塗装をする前に
錆び(サビ)や古い塗装を削ぎ落とす作業のことをいいます。
また、塗料の密着度を高めるために、
あえて塗装面に細かな傷をつける作業でもあります。
ケレン作業をする理由は、
- 塗装面の下地を整えること
- 塗料の密着性を上げること
上の2つにより、
塗料の性能を保ったり、住宅劣化を防いだりするためです。
もっと深掘りしてご説明しますと、
塗装面に錆びや汚れがありますと、
その上から塗装してもうまく密着せず、
すぐに剥がれてしまうのです。
また、塗装表面がツルツルとしていますと、
塗った塗料がすぐに剥がれやすくなります。
ケレン作業で研磨し、
塗装面をあえてデコボコとした表面にすることで、
塗料の密着性が上がり、
外壁塗装をきれいに仕上げることができるようになります。
逆に、ケレン作業が不十分のまま塗装を行ってしまいますと、
せっかく塗料や錆止め塗料を塗っても、その耐久性は低く、
塗装して数カ月後には塗料が剥げ落ち、
錆びが発生してしまうということもあります。
そのため、塗装作業前に、
ケレン作業で錆びや汚れを削ぎ落して
下地を整える必要があるのです。
つまり、ケレン作業をして錆びや汚れを除去し、
下地を整えることで、
外壁塗装がきれいに仕上がりますし、
その後の塗料の剥がれによる住宅劣化も防ぐことができるのです。
ちなみに、「ケレン」作業という言葉の由来は、
英語の聞き間違いから来ていると言われております。
明治時代、日本に西洋建築技術を教えに来た
外国人の技師が英語で「クリーン!」と清掃を促し、
それを聞き違えた日本人が
「ケレン」となまって使い出したとのことです。
幕末の日本人が英語を聞き間違えて、
アメリカのことを「メリケン」、
イギリスのことを「エゲレス」、
となまって発音していたのと似たような感じでしょうか(笑)。
ケレン作業をしっかりやった後は、
いよいよ下塗り作業をしていきます。↓
ちなみに、塗装工事は、
下塗り→中塗り→上塗りの3回塗りが基本です。
塗る層を厚くして(塗膜を厚くして)、
塗料(ペンキ)による建物の保護機能を高めるためです。
次に、中塗り作業を進めていきます。↓
最後に、上塗り作業をして完成です。
上塗り作業後の写真を見ますと、
明らかに美観が違って見えますね。↓
以上、今回の現場日誌では、
千葉市若葉区千城台南・S様邸(第3回)における
<付帯部塗装(その1)>の様子をお伝えしました。
付帯部塗装は、高い技術力と経験が必要な作業ですので、
株式会社雅は、丁寧で繊細な職人仕事により
仕上げて参ります。
次回の現場日誌では、
<付帯部塗装(その2)>についてお伝えします。
屋根・外壁塗装に興味のある方は、ぜひ楽しみにお待ち下さい。
千葉市若葉区の外壁・屋根塗装専門店【株式会社雅】は、
お客様が今のお住まいに安心して長く住み続けられるように、
丁寧なヒアリングや綿密な現地調査に始まり、
着工後には、高圧洗浄やコーキング工事といった下地処理の段階から
プロの塗装職人による丁寧で繊細な外壁・屋根塗装工事を行って参ります。
また、足場組立て前のご近隣へのご挨拶回りも、
お客様任せにせず、雅の女性スタッフが幅広く丁寧に行って参ります。
「丁寧な説明から始まって、
職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。
雅さんに頼んで本当に良かった。」
「これでまた安心して長く住み続けられます。」
「外壁・屋根塗装だけでなく、
キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」
「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」
と言って頂けるように、
株式会社雅は、
「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」
お問い合わせはこちら↓
https://tosou-miyabi.com/contact/
【公式HP】
https://www.tosou-miyabi.com/
【各種SNS】
▶︎Twitter
https://twitter.com/miyabi_tosou818
▶︎YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCOxsucbuh1VEdVyWrHeeong
▶︎Instagram
https://www.instagram.com/miyabi_toso…