2022.09.20 屋根・外壁ブログ
自宅のスレート(カラーベスト)屋根は、何年に施工されたものですか?
スレート(カラーベスト)屋根のリフォームは「築年数」を確認した上で決める必要があります。
悪徳業者の中には、築年数やスレート(カラーベスト)の状態をよく確認せずに「すぐに塗装しましょう」と迫ってくる業者がいますが、そのまま契約してはいけません。
場合によっては、最適なリフォームは「塗装」ではなく「葺き替え」であることもあるので、大きな損をしてしまいます・・・・。
今回は、そんな大きな損をしないために、スレート(カラーベスト)屋根のリフォームについてお伝えしていきますので、
・リフォームを検討している ・飛び込み営業に「すぐに塗装をした方がいい」と言われて困っている |
これらに当てはまる方は、是非参考にしてみてください!
目次
スレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法は4つ!
スレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法は4つあります。
①部分的な補修 ②塗装 ③カバー工法 ④葺き替え |
リフォームする面積や下地材などの状態によって金額は異なりますが、基本的に「①部分的な補修」が1番安く、②・③・④と数字が上がるごとに金額が高くなります。
ご予算や屋根の状態に応じて、最適なリフォーム方法を選択しましょう。
スレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法①部分的な補修
スレート(カラーベスト)屋根を施工してから10年以内で、劣化や破損などの症状があるのが「部分的」である場合は、その箇所の補修で対応することができます。
具体的な内容は『瓦の交換』です。
施工したスレート(カラーベスト)屋根と同じ商品が、まだ生産されていれば、交換することができます。
屋根部材の補修も必要
施工してから10年以上経過している場合、
1)漆喰 2)棟板金 |
この2箇所に劣化症状が出ることが多いため、補修が必要になります。
スレート(カラーベスト)屋根の本体部分ではないですが、屋根を構成する大事な部材になるので、部分的な補修をする際に一緒に状態を確認してもらいましょう。
スレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法②塗装
スレート(カラーベスト)屋根を施工してから「10年以上」経過し、屋根全体に劣化症状が見られる場合は『塗装』を検討しましょう。
【劣化症状】 ・色褪せ ・剥がれ ・コケや藻 |
これらの症状がスレート(カラーベスト)にあるのなら、部分的な補修ではカバーしきれません。
劣化症状が悪化していき、屋根材の割れや雨漏りなどのトラブルが起きてしまうこともあるため、塗装によるリフォームが必要です。
”縁切り”が必須
スレート(カラーベスト)屋根の塗装では「縁切り」という作業が必要です。
屋根が重なっている構造になっているので、雨水が重なっている部分(屋根材の下)に入ってしまった場合に、そこから雨水を排出しなければいけません。
雨水がうまく排出されるように施工されているので、せっかく作り出した隙間を「塗装で埋めてしまう」と、雨水が内側にたまってしまいます。
屋根材の内側の湿度が高まったり、屋根材に雨水が触れ続けたりすると、より劣化が進んでしまうため、縁切りは必須です。
塗料が完全に乾かないうちに、屋根材同士が重なっている部分に「タスペーサー」という部材を入れ込んで、隙間をふさいでしまわないようにします。
スレート(カラーベスト)屋根のことをよく知らないような悪徳業者の中には、この縁切り作業をしない業者もいるので、事前に作業について詳しく確認しておきましょう!
2000年前後に施工したスレート屋根は注意
1990年代前半に「アスベストによる健康被害」が発生したことで、1990年代後半からアスベストを含まない屋根材が作られるようになりました。
しかし、アスベストは「屋根を強くするためのもの」でもあったので、それがなくなったことで2000年前後に製造されたスレート屋根は『弱い屋根材』となっています。
中には寿命を15年で迎える屋根材もあることから「いつ製造されたものか」を確認した上で、塗装をするかを検討しなければいけません。
寿命をすでに迎えているであろう屋根材に塗装をしても、またすぐにリフォームをする必要が出てくる可能性が高く、リフォーム費用がかさんでしまいます。
住宅のプロと相談しながら、慎重にリフォーム方法について検討していきましょう。
スレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法③カバー工法
スレート(カラーベスト)屋根を施工してから20年近く経過しているものの、屋根材や下地材の状態がまだ健康的である場合は「カバー工法」でリフォームすることができます。
カバー工法のメリットは次の通りです。
・葺き替えをするよりも安い ・断熱性や遮音性を上げられる ・短い工期でリフォームができる |
1番大きなメリットは「葺き替えよりも安く」リフォームができることで、あまり費用をかけたくない場合に最適な方法となっています。
雨漏りが起きている場合は葺き替えを
雨漏りが起きている場合は、下地材や屋根材が雨水を吸収して、腐っている可能性が高いです。
劣化が進み、構造体として「支える」役割や「雨水を防ぐ」役割を果たせなくなっている状態なので、新しい屋根材を既存の上に重ねるカバー工法は適しません。
一度屋根材を撤去し、下地材を交換する必要があるので、葺き替えを検討しましょう。
スレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法④葺き替え
スレート(カラーベスト)屋根を施工してから10〜20年経過し、全体的に劣化症状(割れや剥がれ)が見られる場合は、葺き替えがおすすめです。
雨漏りが起きている場合も、下地材や腐っている可能性が高いので、葺き替えを検討しましょう。
アスベストを含む場合は費用がアップ
アスベストが含まれる屋根材を処分する場合は、特別な処分方法となるため「追加費用」が発生します。
1990年代中頃から前に製造されていたスレート屋根(カラーベスト)には、アスベストが含まれている可能性が高いので「いつ施工した屋根なのか」を事前に確認しましょう。
スレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法の選び方
これまでリフォーム方法の種類をお伝えしてきましたが、スレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法を選ぶ際のポイントについてまとめていきたいと思います!
リフォーム方法を検討する際に必要なポイントは、次の3つです。
①屋根を施工した年 ②これまでのお手入れの内容と時期 ③劣化症状(割れ、色褪せ、剥がれ、反りなど)の有無と範囲 |
この3つのポイントを確認した上で、住宅のプロによる判断が必要になります。
屋根の無料点検の活用がおすすめ
スレート(カラーベスト)屋根の「最適なリフォーム方法」を選ぶには、築年数やスレート(カラーベスト)屋根の状態を細かくチェックすることが必要です。
そのためには「プロによる点検」が欠かせません。
当店では『屋根の無料点検』を行っており、下記のエリアであれば対応することができます。
お見積りまで無料となっていますので、是非ご活用ください!
スレート(カラーベスト)屋根のリフォームは当店にご相談ください
今回はスレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法についてお伝えしてきました。
【リフォーム方法】 ①部分的な補修 ②塗装 ③カバー工法 ④葺き替え |
適切なスレート(カラーベスト)屋根のリフォーム方法を選択するには「築年数やスレート(カラーベスト)の状態」をしっかり確認することが大切です。
当店では、屋根の無料点検を行っていますので、下記のエリアにお住まいであれば、気軽にご相談ください。
【対応エリア】千葉市、佐倉市、四街道市、八街市 |
千葉で外壁塗装なら【株式会社雅MIYABI】屋根塗装、防水工事、雨漏り修理他、住宅外装リフォームならお任せください
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