2022.09.08 屋根・外壁ブログ
瓦屋根は「瓦の種類」によってリフォーム方法が異なります。
「屋根は全部、塗装すればOKでしょ?」
という認識でいると、せっかく高いお金を払ってしてもらった塗装が「意味がなかった!」なんてトラブルが起きてしまうかもしれません・・・。
そこで!今回は、瓦屋根のリフォーム方法について詳しくお伝えしていきたいと思います。
自宅の屋根材に瓦を使っているのなら、是非参考にしてみてください!
目次
瓦屋根(陶器瓦・日本瓦)のリフォーム方法
瓦屋根(陶器瓦・日本瓦)のリフォーム方法は大きく分けて3つあります。
①部分補修 ②葺き直し(敷き直し) ③葺き替え |
陶器瓦や日本瓦のような「粘土を使った瓦」は、強い衝撃を加えない限り、寿命は半永久的と言われているものです。
基本的に、瓦自体のメンテナンスは必要なく、塗装も不要な屋根材となっています。
しかし、瓦を支える下地や防水紙は劣化しますので、屋根全体がメンテナンスフリーなわけではありません。
定期的に点検を行い、屋根の健康診断を行いましょう!
瓦屋根(陶器瓦・日本瓦)のリフォーム方法①部分補修
劣化や破損が部分的にみられる場合は、部分補修で対応することができます。
リフォーム方法 |
|
何枚か瓦が割れてしまった |
割れた瓦の差し替え |
地震で瓦がズレてた |
ズレた部分の瓦の並び直し |
当店であれば「2.5万円(税込)〜」部分補修ができますので、千葉市にお住まいであれば是非ご相談ください。
漆喰の取り直しや塗り替えも
陶器瓦・日本瓦は、瓦自体は基本的にお手入れが必要ありませんが、瓦を支える「漆喰」は取り直しや塗り替えが必要です。
放置すれば、漆喰が崩れ、そこから雨水が侵入して「雨漏り」の原因となってしまいます。
5年に1度は漆喰を含めた屋根の点検を行い、必要があれば漆喰の補修を行いましょう!
瓦屋根(陶器瓦・日本瓦)のリフォーム方法②葺き直し(敷き直し)
陶器瓦・日本瓦は寿命が長く「60年ほど」もつ瓦もあるので、劣化した下地材や防水紙のみ新しいものに交換して、瓦は葺き直しとする方法もあります。
瓦の葺き直し(敷き直し)とは?
葺き直し(敷き直し)というのは、既存の瓦を一度剥がして保管し、下地材や防水紙の交換が終わったら、また元に戻す工事のことをいいます。
新しい屋根材・瓦を使うよりも工事金額を抑えることができるので「少しでも安く済ませたい」という場合におすすめです。
しかし「心機一転!屋根を新しくしたい」と思っている人には向かない工事になるので『リフォームに何を求めるか』をよく考えた上で、リフォームの方法を決めていきましょう!
葺き直しは新築から20年が目安
下地材や防水紙の寿命は20年程度です。
新築から20年近く経過したら、一度瓦屋根の点検を行い、瓦が綺麗な状態であれば葺き直しを検討しましょう!
瓦自体の寿命が長いため、外からは、何も問題がなさそうに見えるかもしれません。
しかし、瓦の下では外気温や湿度などの影響を受けて、下地材や防水紙の劣化が進んでいます。
「瓦は問題ないから、お手入れしなくて大丈夫!」と思わず、プロに一度点検してもらうのがおすすめです。
瓦屋根(陶器瓦・日本瓦)のリフォーム方法③葺き替え
既存の瓦を全て撤去して、新しい瓦や屋根材(ガルバリウム鋼板など)に変える「葺き替え」を行う方法もあります。
・屋根全体に割れやズレがある ・屋根材を新しくしたい |
これらに当てはまる場合は、葺き替えがおすすめです。
屋根全体に割れやズレがある
屋根全体に割れやズレがある場合は、部分補修では対応しきれません。
既存の瓦を使うこともできないため「葺き替え」を検討するのがおすすめです。
また、全体的に劣化が進んでいる瓦屋根を放置することで、地震や台風の際に被害が大きくなることがあります。
自宅だけでなく、近所のお宅や車へ瓦が飛んで、修理費用の請求などのトラブルに発展することもあるので注意しましょう。
周りのことまで考えて、リフォームやメンテナンスについて考えておくことが大切ですね。
屋根材を新しくしたい
屋根材をガルバリウム鋼板や新しい瓦に替えたい時は、葺き替えを検討しましょう。
部分補修や既存の瓦を使う「葺き直し」よりも工事金額は高くなりますが、下地材や防水紙もあわせて交換することで、次回のメンテナンスまでの期間を長くすることができます。
瓦屋根のメンテナンスをしないと起きるトラブル
瓦屋根のメンテナンスをしないでいると「雨漏り」が起きる可能性が高くなります。
屋根は建物の中で1番雨水を受け止めている場所です。
・瓦の割れやズレ ・下地材の腐敗 ・防水紙の劣化 |
このような症状・状態が続くと、徐々に雨水は内部へ侵入していきます。
大事な柱や梁を腐らせ、室内への雨漏りへと繋がってしまうかもしれません・・・。
雨漏りが起きてしまう前に、定期点検をしっかり行い、瓦屋根のリフォーム・メンテナンスを行いましょう!
雨漏りは未然に防ぐと節約になる
雨漏りが起きた場合、
・濡れてしまったクロスの張り替え ・腐った下地材や木材の交換 ・使えなくなった家電や家具の買い替え |
このようなことが必要であり、それぞれ費用がかかります。
室内への雨漏りがあった場合、家電や家具が濡れて使えなくなってしまうこともあるので、雨漏りには注意が必要です。
雨漏りを未然に防ぐことができれば、家電が壊れることもありません。
クロスや下地材の交換も必要ないので、かかるのは瓦屋根の補修やリフォーム費用のみとなります。
プラスアルファーで雨漏りの復旧費用がかかってしまわないように、瓦が割れたりズレたりしていたら、必要な工事を行いましょう!
モニエル瓦は塗装が必要
今回お伝えしてきた「陶器瓦・日本瓦」は、粘土を熱し、釉薬を塗ったものなので、基本的に塗装が必要ありません。
しかし「モニエル瓦」という種類では、塗装が必要です。
このように、種類によっては定期的な塗装が必要になる瓦もあるため、定期点検の際に住宅のプロにメンテナンス方法や時期を確認しておきましょう!
瓦屋根リフォームには火災保険が活用できるかも?
瓦が割れたり、ズレたりした原因が「自然災害(台風による強風など)」である場合、火災保険が活用できる可能性があります。
「加入している保険の内容」によって適用になるかどうかが決まりますので、保険証券などの資料を確認してみましょう!
千葉市であれば当店が申請のサポートをいたします
当店では「火災保険の申請手続き」のサポートをしております!
千葉市・佐倉市・四街道市・八街市にお住まいであれば『保険証券』をご準備いただくことで、火災保険の活用のサポートができますので、気軽にご相談ください。
瓦屋根のリフォームは当店にお任せください!
今回は瓦屋根(陶器瓦・日本瓦)のリフォーム方法について、詳しくお伝えしてきました。
【瓦屋根(陶器瓦・日本瓦)のリフォーム方法】 ①部分補修 ②葺き直し(敷き直し) ③葺き替え |
陶器瓦・日本瓦のリフォーム方法は、上記の3つとなっておりますが「瓦の種類」によってリフォーム方法は異なります。
プロの目で瓦の種類を確認し、その瓦の特徴や状況をトータル的に判断した上で「適切なリフォーム方法」を選択することが大切です。
千葉市・佐倉市・四街道市・八街市にお住まいであれば、当店で無料点検・無料見積もりの対応ができますので、気軽にご相談ください!
-Ku-