2022.07.27 屋根・外壁ブログ
屋根リフォームには「葺き替え・カバー工法・屋根塗装」と、大きく分けて3種類の方法があります。
使用している屋根材や劣化の様子などを住宅のプロが確認した上で、その時の屋根の状態にとって最適な屋根リフォームの方法を選ぶことが大切です。
今回は、屋根リフォームの葺き替え・カバー工法・屋根塗装について比較していきますので、自分の家の屋根にはどの方法が良いのか、一緒に考えていきましょう!
目次
葺き替え・カバー工法・屋根塗装の違いとは?
はじめに、ざっくりと葺き替え・カバー工法・屋根塗装の違いについてまとめていきたいと思います。
特徴 |
金額 |
|
葺き替え |
既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を施工する |
高 |
カバー工法 |
既存の屋根材はそのままで、上に新しい屋根材を被せる |
中 |
屋根塗装 |
高圧洗浄で綺麗にした後、塗料を塗る |
安 |
特徴と金額の価格帯は上記の表の通りです。およそのイメージはできましたでしょうか?
どれを選択していくかは、いくつかのポイントを確認していくことが大切なので、次項よりそのポイントをお伝えしていきます。
【選ぶポイント】葺き替え・カバー工法・屋根塗装
屋根リフォームを検討するにあたって、葺き替え・カバー工法・屋根塗装から方法を選択する際、3つのポイントから考えていく必要があります。
①屋根材や下地材の劣化具合 ②瓦屋根 ③長い期間でのメンテナンス費用 |
1つずつ確認していきましょう。
屋根リフォームを選ぶポイント①屋根材や下地材の劣化具合
屋根材や下地材に、
・ひび割れ
・腐敗
・破損
このような劣化症状が広範囲でみられ、症状が深刻である場合は「葺き替え」がおすすめです。
今ある屋根材の上に屋根を被せるカバー工法や、屋根材への塗装を行っても、屋根材や下地材の劣化が重症であれば、また修理が必要になる可能性が高くなります。
その分、費用もかさんでしまうので、葺き替えを検討しましょう。
屋根リフォームを選ぶポイント②瓦屋根
瓦屋根では凹凸があるため、カバー工法ができません。そのため、必然的に葺き替えか屋根塗装を行うことになります。
しかし、瓦には種類があり、それぞれ適切なメンテナンス方法があるため、注意が必要です。
例えば、モニエル瓦といわれるものは特殊な塗装が必要な瓦なので、通常の塗装工程とは異なる作業が必要になります。
また、瓦屋根特有の部分があるため、漆喰などの部分補修で屋根リフォームが済むかもしれません。
このように瓦屋根はとても特殊なものになっています。瓦屋根で屋根リフォームをお考えであるのなら、住宅のプロに一度相談してみるのがおすすめです!
屋根リフォームを選ぶポイント③長い期間でのメンテナンス費用
葺き替え・カバー工法・屋根塗装の中で、1番工事金額がお安く済むことが多いのは「屋根塗装」です。
しかし、耐久性が低い塗料を使ったり、屋根材・下地材の劣化が進んでいる状態で塗装を行ったりした場合、次のメンテナンス時期の到来が早く、長い期間で考えると割高になってしまいます。
屋根リフォームを行う際は、次のメンテナンスまでの期間やその際の費用についても合わせて考えることが大切です。屋根の表面的な部分だけではなく、屋根を支えている部分などまで点検を行い、判断してもらうようにしましょう。
葺き替え・カバー工法・屋根塗装のメリット・注意点
葺き替え・カバー工法・屋根塗装から屋根リフォームの方法を選択する場合に、それぞれのメリット・注意点を理解しておくことが大切です。
特に注意点については、知らないままでいると「こんなはずじゃなかった!工事前に聞いておきたかった!」という後悔に繋がってしまうこともあるので注意しましょう。
葺き替え工事のメリット・注意点
葺き替え工事のメリット・注意点は下記の通りです。
メリット |
・新しい屋根材になるため、次のメンテナンスまでの期間が長くなる ・下地材や支える木材の状態をチェックできる(場合によって交換できる) ・木材の腐敗などのトラブルを発見し、対処ができる |
注意点 |
・屋根リフォームの中では料金が1番高くなる ・工事期間が1番長い |
新しい屋根材に交換する工事である葺き替えは、次のメンテナンスまでの期間が長い上に、下地材や木材など屋根材の下にあるものも新しくすることができます。
しかし、屋根リフォームの中で1番料金が高く、工事期間も長くなるのが注意点です。瓦屋根からの葺き替えなど、建物の重さを軽くする工事である場合は、補助金・助成金を活用できることもあるので、お住まいの地域の補助金・助成金を調べてみましょう!
千葉市・佐倉市にお住まいであれば、こちらから確認できます。
カバー工法のメリット・注意点
カバー工法のメリット・注意点は下記の通りです。
メリット |
・葺き替えよりも金額を抑えることができる ・葺き替えを行うよりも工事日数を短縮できる ・断熱性や遮音性を高められる |
注意点 |
・瓦屋根などカバー工法に適さない場合がある ・屋根の下地が傷んでいる場合は、葺き替えを推奨 |
カバー工法で注意が必要なケースとしては、瓦屋根の場合と、下地の腐食等が進行していた場合です。
下地が劣化していると、表面は良くても、内部腐食が進行してしまい、結局、葺き替えをやり直す羽目になることもあります。
この辺は、屋根工事の詳しい人間が見ないと判断ができません。
当社の屋根外壁無料点検では、そこまで考えて点検しますので、カバー工法をご検討中の方は、当社の屋根外壁無料診断をご利用ください。
屋根塗装のメリット・注意点
屋根塗装のメリットと注意点は下記の通りです。
メリット |
・屋根リフォームの中では1番金額を安く済ませられる ・3日〜1週間程度で完了できる |
注意点 |
・選択する塗料によっては、次の塗装時期が早くおとずれる ・塗装ができない屋根材もあるので注意が必要 |
比較的工事金額を安く抑えることができるのが最大のメリットではありますが、選択する塗料によっては次の塗装時期が早くおとずれます。
また、2000年前後に施工された屋根材は、健康への害があるとして使用が禁止されたアスベストから素材が切り替わったばかりの時期であるため注意が必要です。
強度があまりなく、屋根にのっただけでも壊れてしまうこともある程、弱い屋根となっています。
ですので、『2010年以前に建てた家で、アスベストを含まない屋根材を使用している』場合は、屋根塗装以外のリフォームが必要になる場合もあります。
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今回は屋根リフォーム(葺き替え・カバー工法・屋根塗装)の内容や、リフォーム内容を選ぶ際のポイントについてお伝えしてきました。
3つのリフォームのおよその違いは下記の通りです。
特徴 |
金額 |
|
葺き替え |
既存の屋根材を撤去し、新しい屋根材を施工する |
高 |
カバー工法 |
既存の屋根材はそのままで、上に新しい屋根材を被せる |
中 |
屋根塗装 |
高圧洗浄で綺麗にした後、塗料を塗る |
安 |
また、これらのリフォームから最適なものを選択するには、3つのポイントを確認することが大切です。
①屋根材や下地材の劣化具合 ②瓦屋根 ③長い期間でのメンテナンス費用 |
そして、この3つのポイントをチェック・検討するには、当店の「無料点検」がおすすめです!無料で屋根の状態を診断し、最適なプランをご提案することができます。
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