2022.09.14 屋根・外壁ブログ
今回は「セメント瓦やモニエル瓦」のリフォーム方法についてお伝えしていきます!
瓦屋根は『瓦の種類』でリフォーム方法が異なるので、種類を知った上で、劣化状態を確認し、方法を検討することが大切です。
「陶器瓦・日本瓦」についてはこちらの記事でリフォームについて解説していますので、もう瓦の種類がわかっていて、セメント瓦・モニエル瓦ではない場合は、こちらで確認してみてください♪
では、本題に入っていきましょう!
目次
セメント瓦のリフォーム方法
セメント瓦のリフォーム方法は、大きく3つあります。
①部分補修 ②塗装 ③葺き替え |
セメント瓦自体の寿命は「20〜30年程度」です。
築何年経過しているか、瓦に劣化症状はあるかで選ぶべきリフォーム方法が異なるので、屋根に詳しいプロに相談しましょう!
セメント瓦のリフォーム方法①部分補修
瓦が1〜3枚程度割れている、欠けているなど、小さいトラブルや軽症の劣化であれば「部分補修」で対応できます。
しかし、セメント瓦は日本瓦・陶器瓦と比べて寿命が短いため、あまり製造されなくなっているので、割れている部分を同じ瓦に交換できないかもしれません。
下地の板に張られている「防水シート」の寿命が20年程度なので、築20年以上経過しているのなら、葺き替えを検討するのがおすすめです。
同じ瓦が入手できるのかをプロに調べてもらった上で、生産されていないのであれば、他の方法を検討しましょう!
セメント瓦のリフォーム方法②塗装
セメント瓦は、10年に1回程度「塗装」が必要です。
日本瓦・陶器瓦は塗装が必要ありませんが、セメント瓦の表面には「防水塗装」がされているため、定期的な塗装が必要になります。
次のような劣化症状があるのなら、塗装を検討してください。
・チョーキング(触ると白い粉が手につく) ・色褪せ(色が変わってきている) ・コケやカビが生えていて範囲が広い |
これらの症状がある場合、塗膜が薄くなり、雨水の侵入を防ぐことができなくなってきています。
そのまま放置すれば、瓦が雨水を吸い、さらに劣化が進んでしまうかもしれません。
劣化が進めば、雨漏りや板・木材の腐敗など、どんどん広範囲で劣化が連鎖していくので、早めのメンテナンスが必要です。
「瓦はメンテナンスフリーだから塗装しなくて大丈夫!」というのは、基本的に日本瓦・陶器瓦などのことを指しているので、注意しましょう。
セメント瓦のリフォーム方法③葺き替え
次のような場合は「葺き替え」がおすすめです。
・施工から20〜30年経過した ・屋根全体に割れやズレがある |
セメント瓦の寿命は20〜30年程度なので、そのまま放置すると、割れや欠落が起きて「雨漏り」が起きる可能性が高くなります。
また、大きな地震や台風による強風の衝撃で、瓦が飛ばされてしまい、近所の家や車を壊してしまうかもしれません。
トラブルが起きてしまうのが「自宅だけではない」ということを頭に入れて、リフォームを検討しましょう。
防水シートも20年で寿命がくる
葺き替えをする際には「防水シート」の張り替えも必要です。
防水シートの寿命はセメント瓦と同様20年程度なので、瓦を全て撤去するタイミングである葺き替えの時に一緒に張り替えをしましょう!
金属屋根への葺き替えがおすすめ
葺き替えは「軽量」かつ「メンテナンスがしやすい」金属屋根がおすすめです。
もちろん瓦への葺き替えも可能ですが、セメント瓦は生産がされない状態にありますので「軽量セメント瓦」への葺き替えを検討しましょう。
当店では、お客様の予算やイメージをお聞きした後、ピッタリな葺き替えプランをご提案いたしますので、気軽にご相談ください。
モニエル瓦のリフォーム方法の注意点
モニエル瓦のリフォーム方法は3つあります。
①部分補修 ②塗装 ③葺き替え |
基本的にはセメント瓦の一種なので、リフォーム方法はセメント瓦の方法と一緒です。
しかし、2点注意していただきたいことがあるので、その辺をお伝えしていきます。
必ずスラリー層の除去を
モニエル瓦は、色鮮やかなデザインが特徴ですが、その色を出すために「着色スラリー」というものが塗られています。
そのため、塗装を行う際は、必ず「スラリー層」を高圧洗浄機を使って除去しなければいけません。
高圧洗浄機で取りきれない場合は、手作業で綺麗に削っていく必要があるので、時間と労力が必要です。
スラリー層が残ったまま新しい塗料を重ねてしまうと、古いスラリー層が剥がれる時に新しい塗料まで剥がれてしまいます。
「せっかく塗ったのに!ちゃんと作業してもらえばよかった」という失敗に繋がってしまうので、塗料が長持ちするように確実に作業してもらいましょう。
モニエル瓦専用の下塗り材を使用する
モニエル瓦の塗装をする場合「専用の下塗り材」を使う必要があります。
推奨されていない下塗り材を使用した場合、塗膜の剥がれや割れが起きてしまうことがあるので、塗料の選定は重要です。
塗料の選定については、モニエル瓦の特徴を理解している住宅のプロであれば、最適な塗料を選んでくれると思いますので、塗装をする前にしっかり打ち合わせをしていきましょう。
瓦屋根のリフォームは無料点検の活用がおすすめ!
瓦屋根のリフォーム方法を選定するには「瓦の状態」を確認することが必要です。
当店では「屋根の無料点検」を行っており、
・割れ ・ズレ ・コケや藻 |
などの劣化症状がないか、住宅のプロが細かく確認します。
点検した際に「写真」を撮影し、どのような状態だったのかを写真付きの診断書を提出する形でご報告させていただくので、お客様自身も状態を把握することが可能です。
撮影した写真をみながら、どのリフォーム方法を選択するのがベストかを、一緒に考えていきましょう!
無料点検=契約ではありません
無料点検をしたからといって、無理に契約をせまるようなことはしません。
ご依頼いただければ嬉しいですが「お客様が心から納得した決断」をしていただけるのが、何より良いことです。
「点検をお願いするからには、契約しないと悪いよね・・・」と思わず、気軽にご相談ください!
千葉市のセメント瓦・モニエル瓦リフォームは雅にご相談ください
今回はセメント瓦・モニエル瓦のリフォームについてお伝えしてきました。
【セメント瓦・モニエル瓦のリフォーム方法】 ①部分補修 ②塗装 ③葺き替え 【モニエル瓦の塗装の際の注意点】 ・スラリー層の除去する(着色に使われているもの) ・除去せず塗装すると、古いスラリー層から剥がれてしまう |
セメント瓦・モニエル瓦ともに「セメント」が主成分でできている瓦で、耐用年数は20〜30年程度と、日本瓦・陶器瓦ほど長くありません。
寿命を迎えるまでに10年に1度の塗装や、劣化がひどい場合は葺き替えなどのリフォームをする必要があります。
塗装などのリフォームをせず放置すると、雨漏りが起きることもあるので、当店の「無料点検」でトラブルを防ぎましょう!
また、今回お伝えしてきた「セメント瓦やモニエル瓦」の他に、日本瓦や陶器瓦のリフォーム方法もお伝えしています。
こちらも合わせて確認してみてくださいね♪
千葉で外壁塗装なら【株式会社雅MIYABI】屋根塗装、防水工事、雨漏り修理他、住宅外装リフォームならお任せください
-Ku-