2022.02.18 現場日誌屋根・外壁ブログ
<塗装現場日誌>千葉県四街道市鷹の台4丁目・O様邸(第3回)
~鉄部下塗りその2(屋根板金、塗料づくり)とコーキング工事~
【千葉市若葉区外壁屋根塗装・株式会社雅】
こんにちは。広報担当の今泉です。
O様邸について引き続き、塗装現場のレポートをお届けします。
これから外壁・屋根の塗装工事を検討してみようという方に、
塗装工事現場のリアルをお伝えして参ります。
前回の記事はこちら。↓
「<塗装現場日誌>千葉県四街道市鷹の台4丁目・O様邸(第2回)~事前準備・鉄部下塗りその1(バルコニー、霧除け)~」
O様邸第3回目のテーマは、
「鉄部下塗りその2(屋根板金、塗料づくり)とコーキング工事」です。
写真と文章による紙芝居形式でご説明して参りますので、
塗装現場のリアルな風景と職人さんたちのこだわりをお伝えできれば幸いです。
(<塗装現場日誌>は、シリーズものの連載記事になります。)
これまでに連載しました塗装現場日誌はこちら↓
「<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第1回)~玄関タイル補修工事~」
「<現場日誌>千葉市若葉区みつわ台・S様邸(第1回)~足場組立・高圧洗浄・コーキング~」
https://tosou-miyabi.com/topics/mitsuwadai-wakaba-ku-chiba-initial-s-samas-residence-1st/
「<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第1回)~竪樋一部交換工事・屋根・外壁・他部位の高圧洗浄~」
https://tosou-miyabi.com/topics/s-samas-residence-in-chishirodaiminami-wakaba-ku-chiba-1st/
外壁・屋根塗装と一緒に考えてみたい修繕工事はこちら↓
「外壁塗装と一緒に行いたい工事(part1)」
https://tosou-miyabi.com/topics/construction-that-you-want-to-do-with-exterior-wall-painting-part1/
「雨どいも修理・交換対応します」
https://tosou-miyabi.com/topics/drainpipe/
それでは、いってみましょう!
前回のバルコニー及び霧除けの鉄部の下塗り(錆止め塗布)を終えたら、
今度は屋根に登って、屋根の板金(←ここも「鉄部」です)について、
ケレン作業(金属たわしなどで塗装面を整える作業)をしてから
下塗りしていきます。
下塗りする前の屋根の状態です。↑
屋根の板金も細かい部分は刷毛で塗り、
それ以外の広い塗装面はローラーで塗っていくというように、
塗る道具を使い分けながら進めていきます。
プロの塗装職人歴20年超の杉本さんが、
屋根の板金部分をローラーで塗っていきます。
杉本さんはこちら。↓
スタッフ紹介
https://tosou-miyabi.com/staff/
こちらは板金の側面部分を塗っているところです。↑
板金の天板部分と同じように、
側面部分も塗りムラや塗り残しがないように注意しながら、
手際良く塗っていく杉本さん。
側面部分は本来、刷毛で塗っていくことが多いのですが、
杉本さんの場合、器用すぎるため、
ローラーで塗れてしまいます(笑)。
あっと言う間に屋根の板金部分の下塗り(錆止め塗布)が完了しました! ↑
こうして見てみますと、
やっぱり塗る前までとは見違えますよね。
ビフォー・アフターの違いが分かりやすいです。
ただ、ほとんどの施主様は屋根まで登って、
ご自身で塗装工事のビフォー・アフターをご覧になられる方は少ないですので、
株式会社雅では塗装工事の完工後に「工事写真集」を贈呈させて頂いております。↓
屋根の上のビフォー・アフターも写真で分かりやすく掲載しています。
この「工事写真集」ですが、地域のお客様からけっこうお喜び頂いております(笑)。
足場組立前のご近隣挨拶やその他諸々を担当している伊藤さんが、
「工事写真集」を作ってくれています。
伊藤さんはこちら。↓
スタッフ紹介
https://tosou-miyabi.com/staff/
「<塗装現場日誌>千葉市若葉区御成台3丁目・Y様邸(第1回)~足場組立てと高圧洗浄前のご近隣挨拶~」
下塗り後の屋根板金部分を別角度からもう1枚。↑
(足場の鉄柱の影が映りこんでいますね。)
丁寧な高圧洗浄やケレン作業といった「下地処理」のお陰で、
塗装面が均一で、しかもなめらかな状態になっていますね。
逆に、下地処理がしっかりとなされていないと、
どんなに「塗る」のが上手な職人さんでも、
塗装面がきれいな仕上がりにはなりません。
まさに「塗装」工事というのは、「塗る」のが本番であるものの、
その前のしっかりとした「下地処理」を行うことから
すでに始まっているんですね。
いわゆる「下屋根」と呼ばれる、1階と2階の間にある小さな屋根の板金部分にも、
下塗り(鉄部錆止めの塗布)をしていきます。↑
比較的狭い場所であり、足場の鉄筋もある中で、
柔軟に姿勢を変えながら塗っていきます。
杉本さんはベテランの職人さんですので、
こういった場所でもスイスイと塗り進めてましたが、
一般の方がDIYでやろうとするのは正直お勧めしません(笑)。
下屋根の高さとは言え、やはり危ないですし、
慣れがない分だけ効率も良くないだろうからです。
安全性と効率性の両方を考えた時、
費用はかかっても、プロの塗装職人さんにご依頼されることをお勧めします。
その方が長い目で見た時にも、
かえってコスト・パフォーマンスが高いと思いますから。
ここでもやはり、細かい部分の塗装は、
ローラーではなく、刷毛で丁寧に塗っていきます。↑
各塗装面の違いを考えずに、
何でもかんでもローラーを使って一気に塗ればよい、
というものではありません。
人に「適材適所」という言葉がありますように、
塗装道具であるローラーや刷毛にも「適材適所」があります。
もっと細かいことをお話しますと、
実は、「刷毛」にも色々なタイプがあるんですよ。↓
このように色々なタイプの刷毛があって(↑)、
塗る箇所によって刷毛を使い分けていきます。
塗装職人歴20年超の雅・工事部長の松川さんから伺ったところでは、
塗る箇所に対してよりいっそう適合するように、
刷毛自体を現場でカットしたりして加工して使うこともあるそうです。
松川さんの活躍ぶりを知りたい方はこちら。↓
「スタッフ紹介」
https://tosou-miyabi.com/staff/
「<塗装現場日誌>千葉県四街道市鷹の台4丁目・K様邸(第1回)~2階洗面所の防水化粧板設置・蛇口交換・コーキング工事~」
「<塗装現場日誌>千葉県四街道市鷹の台4丁目・O様邸(第2回)~事前準備・鉄部下塗りその1(バルコニー、霧除け)~」
刷毛で細かい部分を塗った後は、
ローラーで一気に塗り進めていきます。
もちろん、塗りムラや塗り残しはしません。
屋根は傾斜がついているものが多いので(雨水の排水のため)、
片膝を立てるなど、安定した姿勢を確保して作業を進めていきます。
右手には今塗るのに使っている刷毛を、
左手には塗料(ペンキ)が入っているバケツを持ちながら、
ローラーも持っていますね。↑
塗る箇所によって器用に刷毛とローラーを持ち替えながら、
丁寧に、かつ、繊細なタッチで塗装面を塗っていきます。
こういう作業風景を見ておりますと、
物事を雑にやってしまうタイプの方は、
塗装職人さんには向かないかもしれないなぁと思ってしまいます。
私も人のことを偉そうに言えたものではないのですが・・・(笑)。
塗装工事現場の取材を重ねれば重ねるほど、
誰も見ていなくても、
プロの塗装職人としての自らのプライドにかけて、
丁寧な仕事ができる人の方が向いていると感じるからです。
塗装職人さんだからこそ丁寧な姿勢になるのか、
逆に、丁寧な姿勢の人だから塗装職人さんになれるのか。
私は<丁寧な姿勢の人だから塗装職人さんになれる>という方が
正解なのではないかと思います。
少なくとも、うちの職人さんたちの仕事ぶりを取材してみますと、
生き残っていけるタイプの職人さんは皆、丁寧な姿勢の方ばかりだからです。
どこの世界でも<根が真面目で丁寧な人>でないと、
成功するのは難しいと言われていることは、
職人さんの世界でもそのまま当てはまるのでしょうね。
(↑こちらは作業前の準備中の写真です。)
手持ちのバケツに入っている塗料がなくなったら、
ネタ場(職人さんのための資材置き場)に戻ってきて、
塗料を調合して作ります。
ご存知でしたか?
塗料(ペンキ)って、現場で調合して作るんですよ!
塗料の原料となるA液(主剤)に対して、
B液(硬化剤)と塗料用シンナーを混ぜ合わせて作ります。
ここで、塗料用シンナーというのは、
弱溶剤の塗料を薄めるためのシンナーのことです。
主に一般の戸建て住宅の塗装で使われるものです。
うちでは、略して「トシン」と呼んでいます。
(なお、強溶剤の方は、
橋や大型建築物などの高い耐久性が求められる塗装に使われています。)
もちろん、混ぜ合わせる量は割合的に決まっていますので、
重さを秤(はかり)で正確に量ってから混ぜ合わせていきます。
例えば、A液(主剤)10㎏に対して、
B液(硬化剤)は1㎏という感じです。
塗料の配合割合を間違えてしまいますと、
硬化不良を引き起こしてしまったり、
カタログ記載通りの機能を発揮させることができなかったりしてしまいます。
そのため、目分量ではなく、
重さを正確に測りながら塗料の調合ができるようにするために、
現場には秤を持って行っています。↑
塗料を作るついでに、
ローラーや刷毛についた塗料をラッカーシンナーで洗い流し、
ローラーの柄の部分などを磨いたりして、
次の作業に備えます。↑
「物事の成否は事前の準備で7割が決まる」などと言われたりしますが、
塗装職人さんも常にネタ場をキレイに整理整頓し、
道具の手入れも丁寧にやってますね。
塗装現場での正確かつ手際の良い仕事ぶりは、
事前準備の丁寧さから来ているのだと、
取材していて思いました。
ちなみに、ローラーや刷毛についた塗料は、
水で洗い流すことはできません。
必ずラッカーシンナーで洗い流します。
(ちなみに、うちでは、略して「ラシン」と呼んでいます。)
仮に水で洗い流すことができるような塗料でしたら、
それを屋根や外壁に塗ったところで、
雨が降ったらすぐに洗い流されてしまい、
塗装の意味がないですからね(笑)。
この時、松川さんと杉本さんは、
古い付き合いで気心が知れているからなのか、
時折冗談を言い合って、笑っていました。
高所での作業といった危険を伴う現場だからこそ、
ネタ場では冗談を言い合って、
お互いに気軽に声をかけやすい関係性を作っておくことも大事なのでしょう。
それが現場での事故を防ぎ、安全に工事を進めるための下地になるからです。
刷毛つぼと呼ばれている専用の容器の中に、
洗い終わった刷毛を保管していきます。↑
刷毛つぼの中には、
溶剤(=刷毛についた塗料を洗い流すための溶剤。またはボイル油)が入っており、
刷毛の毛の高さまで満たされています。
そこに毛の部分が浸かるようにして、
吊るしておくことができるものです。
溶剤(またはボイル油)に浸けておかないと、
塗料で毛の部分が固まってしまうのです。
塗料まみれになっていますが、台秤(だいはかり)が置いてありますね。↑
前述のように、プロの塗装職人さんは、
塗料の調合をする時、目分量で量ったりなどはしません。
塗料の性能を十分に発揮させてお住まいをお守りするために、
きちんと秤で重さを量りながら調合していきます。
手抜き工事の問題が世の中を騒がせたりして残念な思いをすることがあります。
しかし、雅の職人さんたちは、
仮にお客様が直接ご覧になられていなくても、
「お天道様は必ず見ているぞ!」
という気持ちで、細かいところもこだわりを持って仕事をしています。
それが10年先まで大切なお住まいを守り続けるための職人魂なのでしょう。
代表の曽我部自身が16歳の頃から職人一筋で突っ走ってきて、
お客様のための強いこだわりを持ち続けていることも影響していると思われます。
新しく調合した塗料ができました。↑
次は、屋根板金のコーキング工事にかかります。
これも塗装作業前(中塗り・上塗り前)の大切な下地処理になります。
そもそもコーキングとは、
サイディング壁材どうしの間の隙間
(「目地(めじ)」、もしくは、「板間(ばんかん)」)があるところや、
モルタル壁のクラック(ひび割れ)などを埋める充填材のことです。
屋根の場合には、板金どうしの隙間やネジの部分を埋めるための充填材になります。
コーキング材は樹脂性の物(ゴム状の物)がチューブ容器に入っており、
専用の押出し機であるコーキング・ガン(caulking gun)を使って、
隙間(目地)に注入していきます。
コーキング材の役割としましては、
サイディング壁材(サイディングボード)の戸建て住宅では、
地震や温度変化などによって壁材どうしが動くので、
そのための<緩衝材としての役割>と、
隙間から雨水などの水を浸み込ませないようにするための
<防水の役割>といったものが挙げられます。
これは屋根板金の場合でも同じです。
そして、コーキング工事の準備段階として、
コーキング材が目地以外の余計な部分にはみ出て汚さないように保護するために、
目地の周りの部分に養生テープを貼っていきます。↑
コーキング材が養生テープの隙間から浸入しないように(さしこまないように)、
接着面を指で丁寧に押しながら貼っていき、しっかりと接着させます。↑
これをしっかりとやらないと、
養生テープを剥がした時に、
テープの隙間からさしこんだコーキング材で
仕上がりが汚くなってしまいますから。
コーキング材を充填する隙間の反対側にも養生テープを貼っていきます。↑
こうすることで、反対側の部分もコーキング材がはみ出ないようになりますし、
また、コーキング材を充填しなければならない部分がはっきりして、
作業がしやすくなるのです。
一つの隙間に対して、その両側に養生テープを貼り終わりました。↑
ちなみに、それぞれの養生テープの端っこは、
コーキング材を充填し終わった後に剥がしやすいように、
2つ折りに折ってあります。
養生テープを剥がす時には、折ってある部分を持って、
手際良く剥がしていきます。
縦に段差がある部分の隙間にもコーキング材を充填していきますので、
やはりここも養生テープを貼って保護しておきます。↑
日が傾いてきていますが、
杉本さんは慎重でありながらもスピード感を持って、
養生テープを貼っていっていました。↑
こうしてみますと、
なんだかキレイですね。↑
コーキング材を充填していくべき部分が、
かなりはっきりと浮かび上がって見えますね。
縦に段差がついている部分の養生テープ貼りも完成です。↑
養生テープ貼りが終わったら、
次は小さな目地刷毛(めじばけ)を使って、
隙間の部分やネジの頭の部分に対して
プライマー(コーキングのための下塗り材)を塗っていきます。
プライマーというのは、
下地処理剤や表面処理剤としての効果を持つ「最初に塗る塗料」として、
主に下塗り塗料を総称したものです。
語源としては、英語のprimary(最初の)から来ています。
プライマーの役割は、
結合力を補強するための接着剤です。
プライマーを塗らずにコーキング材を充填しても、
下地材への接着が悪く、
また、コーキング材が硬化不良を起こしてしまい、
その機能を十分に発揮できません。
ですので、コーキング材を充填する前の大切な下準備として、
プライマーの塗布を行うのです。
プライマーを十分に塗ったら、
いよいよコーキング・ガンを使って、
コーキング材を隙間の部分に充填していきます。
これを「コーキングの打ち込み」と言ったりします。
コーキング工事の最後は、目地の幅に合ったヘラを使って、
目地からはみ出ているコーキング材をしっかりと押さえていきます。↑
そして、コーキング剤の表面を周辺のパターンに合わせて
平らで滑らかになるように、ヘラを使って速やかにならしていきます。
コーキング材のならし(ヘラ仕上げ)を終えたら、
この後は、後片付けとして、
速やかに養生テープを剥がして撤去します。
これにてコーキング工事が終了です。
ちなみに、屋根板金をとめているネジの頭の部分にも、
念入りにコーキング材を充填しておきます。
経年劣化や地震などの揺れによって、
ネジと板金の間に隙間ができて、
そこから雨水が浸入することを防ぐためです。
屋根の構造によっては排水を良くするために、
塞いではいけない隙間もありますが、
それ以外の隙間はコーキング工事によってきちんと埋めておく必要があるのです。
キレイな夕日でしたので、思わずパシャリ!
松川さんもサボっているわけではありません(笑)。
次の作業のためのちょっとした準備をしてくれております。
養生テープを剥がした後の、充填されたコーキング材です。↑
キレイに隙間が埋められていますね。
あとはネジの頭や隙間の部分にコーキング材を打ち込みます。
ネジの部分にプライマーが塗布されているのが見えます。↑
そこまでやって、屋根板金のコーキング工事は終了です。
次に杉本さんが取り掛かったのは、
玄関ドア周りのコーキング工事です。
やはり、コーキング材を充填していく隙間の両側に養生テープを貼っていきます。↑
貼った養生テープの接着面に隙間が生じないように、
指で丁寧になぞって塞いでいきます。
杉本さんの作業用軍手は、わざと親指と人差し指の部分をカットして、
指が出るようにしてあります。
杉本さんいわく、
「道具の工夫は職人によってそれぞれ違いますが、
自分はこれが一番作業をやりやすいので、こうしていますね。」
とのことです。
ちょっとしたことのように思えますが、
これもひいてはお客様のために、
作業を少しでも効率良く進めていくための
<こだわり>なんだと思いました。
こちらは養生テープを下から上に貼っていっている場面です。
「なぜ、上から下に貼っていかないのですか?」
と聞いてみましたところ、
そうやってしまうと、
一番下の部分のおさまりが悪くなってしまうからだそうです。
やはり、プロの塗装職人歴20年超のベテランの方は、
作業一つひとつにきちんと意味があり、
合理的にお仕事をされていることに感心させられました。
養生テープの一番下の部分のおさまりが良い状態。↑
後で剥がしやすいように、端っこを二つ折りにしてあります。
養生テープをキレイに貼り付け終わりました。↑
これでコーキング材がはみ出してはいけない部分の保護はバッチリですね。
屋根板金の時と同じように、
コーキング材を充填していく部分にプライマーを塗布していきます。↑
接着剤の役割を果たすプライマーを塗り終わったら、
いよいよ隙間の部分にコーキング材を打ち込んでいきます。↑
これで雨水や湿気などが玄関ドアの内側に浸入できないようにします。
コーキング材を打ち込み終わったら、
専用のヘラでならしていきます。↑
コーキング材の表面がなめらかで均一な仕上がりになるようにします。
今度は下から上にすくい上げるように、ヘラでならしていきます。↑
最後にもう一度、上から下へならしていって完成です。↑
コーキング材の表面が乾いたら(硬化したら)、
空になったコーキング・ガンに巻き付けていく形で、
養生テープを剥がしていきます。
後で松川さんに、
「綿菓子みたいですね~♪」
と言ったら、笑われました(笑)。
不要になった養生テープの塊は、
資材置き場にあるゴミ捨て場へ。
産廃業者さんに依頼して回収してもらっています。
コーキング材がキレイに玄関ドアと壁の間の隙間を埋めており、
美しい仕上がりになっていますね。↑
玄関ドアのコーキング工事が終わると、
日が暮れかけていることもあって、
杉本さんは休む間もなく、
その他の細かい付帯部のコーキング工事を始めます。↑
付帯部のような細かい部分といえど、
いい加減な工事をしたらそこから雨水が浸入して、
お住まいを傷めてしまうことになります。
通気口などの塞いではいけない穴や隙間以外の隙間は、
きちんと見落とさずにコーキング工事によって埋めておく必要があるのです。
打ち込んだコーキング材をヘラでしっかりとならしていきます。↑
以上、今回の塗装現場日誌は、
「四街道市鷹の台4丁目・O様邸(第3回)
~鉄部下塗りその2(屋根板金、塗料づくり)とコーキング工事~」
の模様をお伝えしました。
今回の最後に、先日インタビューした際の杉本さんの言葉をご紹介します。
(ヘルメットを脱いだ時の杉本さん。↑ めっちゃ良い人です。)
「株式会社雅の塗装工事をする際のやりがいはなんですか?」
とお尋ねしましたところ、
杉本さんからの答えは、
「雅の仕事をしていますと、
塗装職人としての腕(レベル)が落ちようがないところですね。
曽我部代表とは長い付き合いになりますが、
代表自身が強いこだわりを持っているので、
自然に影響されて、こだわりを持った仕事を毎日できています。」
とのことでした。
プロの塗装職人さんの<強いこだわり>こそが、
お客様の大切なお住まいをお守りしているのだと、
改めて感じさせられる杉本さんの言葉でした。
次回は、鷹の台4丁目・O様邸における
<全体養生と片付け>の模様をお伝えします。
外壁・屋根塗装現場のリアルを知りたい方は、
次回もぜひお楽しみにしていてください。
お問い合わせはこちら↓
https://tosou-miyabi.com/contact/
「外壁塗装は家の定期健診・ケアの機会!」↓
「外壁塗装工事のタイミングと判断の決め手」↓
「良い塗装業者を選ぶポイント(前編)」↓
https://tosou-miyabi.com/topics/points-for-choosing-a-good-painter-part-1/
「良い塗装業者を探す方法(前編)」↓
https://tosou-miyabi.com/topics/how-to-find-a-good-painter-part-1/
「相談から完工までの7つのステップ(part1)-1.相談・現地調査」↓
株式会社雅は、
「<愛・信頼・絆>
誠実な思考と確かな技術で地域社会に貢献する」
ことを経営理念として掲げております。
この経営理念の下、
<地域密着100年企業>を目指し、
塗装サービスを通して
地域の皆様から長期的な信頼を寄せて頂くことを
経営目標としております。
<30年後も愛される塗装会社>であるために、
地域の皆様へ提供する価値を塗装工事ではなく、
「塗装サービス」ととらえ直し、
ただ染める塗装ではなく、
「家を守る塗装」を常に意識しております。
プロの塗装職人としてのプライドを胸に刻み、
地域の皆様に<お住まいへの安心感>を持って頂けるように
精進して参ります。
また、塗装とは工事が始まってからがスタートではございません。
工事が終わってからが本当の塗装のスタートだと考えております。
塗装工事はその先10年以上のお付き合いが必要になるものだからです。
そういう意味で、塗装工事が終わってからが本当の塗装のスタートという
ポリシーを大切にして参ります。
「丁寧な説明から始まって、
職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。
雅さんに頼んで本当に良かった。」
「これでまた安心して長く住み続けられます。」
「外壁・屋根塗装だけでなく、
キッチンや水回りの大工仕事までやってくれた」
「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」
と言って頂けるように、
株式会社雅は、
「お客様の大切なお住まいを塗装でお守りします。」
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<参考文献・引用元>
(1)外壁塗装の苦情・トラブルの種類や件数の推移が分かる統計資料
①公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター
「住まいるダイヤル」
②「大規模修繕工事新聞」
https://daikibo.jp.net/archives/11910
(2) 久保信也著「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」
(幻冬舎、2021年)
(3)池田聡著「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」
(クロスメディア・パブリッシング、2021年)