<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回)~高圧洗浄~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】|千葉で外壁塗装なら【株式会社雅】屋根塗装、防水工事、雨漏り修理他

トピックス <塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回)~高圧洗浄~【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

2021.12.25 現場日誌屋根・外壁ブログ

<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回)

~高圧洗浄~

【千葉市若葉区の外壁屋根塗装・株式会社雅】

 

 

 

外壁・屋根塗装というと、

いわゆる「ペンキ塗り」のイメージをお持ちの方も多いかと思います。

 

一般的な戸建て住宅の外壁・屋根を塗装する場合には、

作業の安全性と効率性のために仮設足場を組み、

その足場に登って塗装作業を行うわけですが、

いきなりペンキ(塗料)を塗り始めることはしません。

 

高圧洗浄→コーキング(シーリング)工事→全体養生という下地処理をしっかりと行い、

塗装面である下地材を塗装に適した状態にまで整えてはじめて、塗装作業に入ります。

 

つまり、「塗装」というのは、「ただのペンキ塗り」ではないのです。

塗料(ペンキ)の機能をしっかりと発揮させて、

お住まいを守ることができるようにするために、

塗装作業前の下地処理の段階から「塗装」は始まっているのです。

 

ということで、第3回目の今回は、

塗装工事の大切な下地処理の1つである<高圧洗浄>について、

<千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回)~高圧洗浄~>

の模様にからめながらご説明していきます。

(<塗装現場日誌>は、シリーズものの連載記事になります。)

 

これまでに連載しました塗装現場日誌はこちら↓

「<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第1回)~玄関タイル補修工事~」

https://tosou-miyabi.com/topics/k-samas-residence-in-kawado-cho-chuo-ku-chiba-1st-entrance-tile-repair-work/

「<塗装現場日誌>千葉市中央区川戸町・K様邸(第2回)~ドレンホース補修工事~」

https://tosou-miyabi.com/topics/k-samas-residence-in-kawado-cho-chuo-ku-chiba-2nd-drain-hose-repair-work/

「<現場日誌>千葉市若葉区みつわ台・S様邸(第1回)~足場組立・高圧洗浄・コーキング~」

https://tosou-miyabi.com/topics/mitsuwadai-wakaba-ku-chiba-initial-s-samas-residence-1st/

「<現場日誌>千葉市若葉区千城台南・S様邸(第1回)~竪樋一部交換工事・屋根・外壁・他部位の高圧洗浄~」

https://tosou-miyabi.com/topics/s-samas-residence-in-chishirodaiminami-wakaba-ku-chiba-1st/

外壁・屋根塗装と一緒に考えてみたい修繕工事はこちら↓

「外壁塗装と一緒に行いたい工事(part1)」

https://tosou-miyabi.com/topics/construction-that-you-want-to-do-with-exterior-wall-painting-part1/

「雨どいも修理・交換対応します」

https://tosou-miyabi.com/topics/drainpipe/

 

 

 

高圧洗浄とは?

そもそも、高圧洗浄とは、

外壁や屋根、土間などにこびりついた雨だれ・埃・土・排気ガスなどの汚れや、

カビ・コケ・藻などの生物系の汚れを高圧洗浄機と呼ばれる特殊な機械を使って、

高圧力の水によって汚れを落としながらクリーニングしていく作業のことです。

 

 

(↑ 黄色の機械が高圧洗浄機(防音タイプ)です。それでもある程度の音は発生します。

落ち葉や土・埃・虫などのゴミが入らないように、

しっかりとビニールで養生したバケツに水をためてから、高圧洗浄機へ流します。)

 

 

 

 

高圧洗浄は、塗装をする前の下準備(下地処理)をするという大切な目的があり、

「塗装」は高圧洗浄から始まるといっても過言ではない重要な工程になります。

実際、高圧洗浄の出来次第で、その後の塗装の仕上がりが変わってくるくらい、

大切な下地処理になります。

(↑ 屋根部分の高圧洗浄)

 

 

 

なぜ高圧洗浄をするのか?

そもそも、なぜ、外壁や屋根を汚れた状態のままにしておくと良くないのでしょうか?

 

まず、見た目(美観)が良くないからですね。

美観の悪化は、お住まいになられているの方の心理的な面に影響してきますし、

また、資産価値を下げる要因にもなります。

 

次に、こちらの方が深刻なのですが、

汚れがついたままの外壁や屋根は、以前塗装した時の塗料で作った塗膜の劣化が起こりやすく、

それが外壁の劣化(変色、膨れ、ひび割れ、剥がれ、雨水の浸入など)につながっていくからです。

塗膜は外壁を守る役割を持っていますので、

それが劣化してしまいますと外壁が傷みやすくなるのです。

ひいては、外壁の傷みが原因で雨漏りを起こす恐れがあり、深刻な状態に至りますと、

浸入した雨水のために外壁や屋根の下地材そのものを腐食させてしまいます。

さらに、建物を支える重要な部分である躯体部まで傷みが進行してしまいますと、

大規模な修繕工事まで必要になってしまいます。

そうなりますと、修繕工事費用も高額になり、経済的な痛手を被ります。

 

以上の理由から、定期的に高圧洗浄をして、

外壁や屋根をきれいな状態にしておく方が良いのです。

 

それでは、外壁や屋根を高圧洗浄すると、どんなメリットがあるのでしょうか?

 

①見た目(美観)をきれいにするとともに、劣化を防ぐことができる

 

これは、前述までの説明でイメージして頂きやすいと思います。

 

 

②塗料の密着性を良くすることができる

 

外壁や屋根の表面には、

雨だれ・埃・土・排気ガスなどの汚れや、

カビ・コケ・藻などの生物系の汚れなどがこびりついてしまっていることが多いです。

これらの汚れをきちんと落としていない状態で塗装をしますと、

塗料がすぐに剥がれてきてしまったり、

塗料そのものの機能(遮熱・断熱・防水・防汚など)を十分に発揮させることができません。

その上、塗料の耐久力を持続させること自体も難しいです。

これは、不純物が塗装面に残った状態でその上から塗っただけですので、

塗料がうまく塗装面に密着しないからです。

こういう場合には、汚れが凸凹を作って塗装にムラができてしまったり、

汚れが剥がれた場合はその上の塗装も一緒に剥がれてしまうのです。

したがって、高圧洗浄によって塗装面の汚れを洗い落としておくことで、

塗料の密着性を良くするのです。

(↑ 付帯部の1つである雨樋(あまどい)を高圧洗浄)

 

 

 

高圧洗浄にはどんな種類があるの?

高圧洗浄機のノズルの種類

高圧洗浄機のノズルはいくつかの種類がありますので、

目的や用途によって使い分けます。

 

 

トルネードノズル

トルネードノズルとは、

噴射される水が竜巻(トルネード)のように回転するようになっているノズルです。

水圧がupするので汚れが取れにくい場所に使用することが多いです。

また、汚れが早く取れるため、水の節約になったりもします。

 

 

ロングガン

ロングガンは、握り口から噴射口までの長さが長いタイプのノズルです。

水の勢いが強いので、ある程度離れた距離から水を噴射する場合に向いています。

下地材に耐久性があり、広範囲を一気に洗浄しやすい屋根の洗浄に使用されることが多いです。

 

 

ショートガン

ショートガンは、握り口から噴射口までの長さが短いタイプのノズルです。

下地材の耐久性が弱い箇所や、狭い空間において近距離から噴射したい時に向いています。

特に外壁の場合は、ロングガンを使用すると、水圧が強すぎて、

かえって下地材を傷めてしまう可能性がありますので、ショートガンを使用することが多いです。

 

 

 

高圧洗浄の洗浄方式の種類

高圧洗浄の種類には主に3つの洗浄方式があります。

 

 

ストレート噴射

ストレート噴射は、ごく一般的な洗浄方法であり、

噴射する水が扇状やまっすぐ噴射されるタイプのものです。

一般的な汚れ具合にとどまっている壁面などによく使用され、

基本的には外壁専用の噴射ノズルとなっています。

 

 

トルネード噴射

トルネード噴射は、基本的に屋根の洗浄に使用しますが、

汚れ具合や下地材の強度などの状況に応じて外壁にも使用することもあります。

トルネードタイプの特徴は、ストレートタイプのものより強力な水圧を出せることです。

これによって、ストレート噴射では取りにくい、しつこい汚れを洗い流すことができます。

(↑ ロングガンタイプのノズルでのトルネード噴射により、屋根を高圧洗浄しています。)

 

また、ストレートタイプに比べて水の飛散防止ができるのが特徴です。

屋根を高圧洗浄する場合は、お住まいの中でも一番高所での作業になりますので、

ご近隣に水が飛び散らないように注意しなくてはいけません。

そのようなことを避けるためにも、

メッシュシートによる飛散防止のみでは心配な場合には、

トルネード噴射により、水が飛散してしまう範囲を抑えながら洗浄を行います。

 

なお、注意点としましては、高水圧であるため、

外壁の状態によっては壁面そのものを傷つけてしまう可能性がありますので、

壁面の状態に合わせて、水圧を調整しながら使用しなければならないことです。

 

 

バイオ洗浄

バイオ洗浄とは、

洗浄する箇所にバイオ洗浄剤と呼ばれる生物分解系の薬品(液体)を塗布して、

少し時間を置いた後、その薬品ごと洗浄していくという、

高圧洗浄の中でも少し特殊な洗浄方法です。

 

外壁や屋根は、経年劣化とともに、立地環境によってはカビ・コケ・藻が発生することで、

黒色や緑色など(いわゆるカビ色)に変色してしまうことがあります。
確かに、通常の高圧洗浄であっても、ほとんどの汚れは洗い落とすことができます。

しかし、カビ・コケ・藻などの生物系の汚れは、他の汚れとは違い、

根が生えてしまっているため、

通常の高圧洗浄だけでは根の部分まで洗い落とすことができない場合もあります。

根っこから丸ごと除去しておかなければ、その上から塗装したとしても、

また繁殖してしまうことになります。

したがって、カビ・コケ・藻などの生物系の汚れが根強い状態である場合には、

バイオ洗浄を行うことでそれらを落とす必要性が出てくるのです。

 

特に、サッシ周りにできる雨だれの流路や、

水田や森、日陰などに常時面している屋根や外壁には、

カビ・コケ・藻が多く発生してしまいがちですので、

それらの汚れが酷い場合にはバイオ洗浄がお勧めです。

 

また、通常の高圧洗浄では汚れを洗い落としにくい凹凸面のカビなども、

バイオ洗浄が適しています。

 

なお、バイオ洗浄の洗浄剤を利用する場合には、

ジェットノズルを外すか、専用のノズルを利用してしっかり洗い落とします。

 

もっとも、通常よりも洗浄剤の分と手間が余計にかかりますので、

料金が別途かかることがほとんどです。

(↑ ショートガンタイプのノズルでのストレート噴射により、外壁部分を高圧洗浄)

 

 

 

高圧洗浄前の大切な下準備とは?

綿密な現地調査

外壁や屋根に雨だれ・埃・カビ・コケ・藻・排気ガスなどの汚れがついてしまう原因は、

家同士が近くて日陰になりやすい場合や、湿気が発生しやすい雨が多い地域であるなど、

お住まいの立地環境によって色々あります。

立地環境まで含めて考えますと、世界に同じお住まいは一軒もありません。

高圧洗浄をするにあたっては、その前の現地調査の段階で、

お住まいの立地環境を考慮した綿密な状態確認が必要になります。

 

 

ご近隣への挨拶回り

プロの塗装職人は、エンジン出力による高水圧の業務用高圧洗浄機で洗浄を行います。

そのため、エンジン音や水の噴射音などの騒音が発生してしまいます。

最近は、低騒音の高圧洗浄機(防音タイプ)も出てきておりますが、

それでもある程度の騒音の発生はあります。

また、高圧洗浄は、その作業の前に、

安全性・効率性確保のために仮設足場を組んで行うことがほとんどです。

この仮設足場を組む際に、金属音が発生したり、

資材搬入のためのトラックなどが交通の邪魔になってしまう場合もあります。

そのため、工事に着手する前に、ご近隣の皆様へのご挨拶回りを欠かすことはできません。

高圧洗浄の日程やご留意頂きたい事柄などを丁寧にご案内しておく必要があります。

 

 

建物の周囲に飛散防止シートを設置する

高圧洗浄を行う場合、その過程で生じた汚水が足場の外に飛んでしまうことで、

ご近隣にご迷惑をお掛けしないように注意しなくてはなりません。

プロの塗装職人は、水圧や水流の向きを上手くコントロールしながら、

そして、飛散してはいけない部分には養生して保護しながら高圧洗浄を進めていきます。

それでも、ある程度は汚水が飛び散ってしまうこともあります。

そこで、仮設足場をぐるっと囲むように飛散防止のためのメッシュシートを設置してから、

高圧洗浄を行うのです。

 

 

バケツやタンクに水を溜める

業務用の高圧洗浄機は、

水道の蛇口から直接繋ぐと安定的に高圧な水を出すことができなくなるため、

基本的には、施主様の水道をお借りし、大きなタンクの中に水をためて、

そこから吸い上げる方法をとります。

(↑ 水道からの水をタンク(バケツ)にいったん溜めてから、高圧洗浄機に流します。)

 

(↑ ショートガンタイプのノズルでのストレート噴射により、窓枠付近の外壁部分を高圧洗浄)

 

 

 

高圧洗浄はどんな手順・方法で行うの?

準備

①水道栓を締めた状態で蛇口にホースバンドを使用してホースを取り付け、

 ホース側カップリングを本体に取り付けます。

 そして、トリガーガンについている高圧ホースを本体に接続します。

②水道栓を開け、電源プラグをコンセントに差し込み、電源を入れます。

 

洗浄

①トリガー(洗浄ノズルの引き金部分)を引いて水を出し、

 洗浄する対象面から20~30センチ程ノズルを離して水を噴射します。

 この際、高水圧で下地材を壊してしまわないように、

 一定の場所に水流を当てすぎないように注意し、まんべんなく洗浄するようにします。

 また、水は上から下へ流れますので、

 洗浄中に汚水が流れて壁面を汚さないように、屋根から洗浄を行い、

 その後に外壁や付帯部、最後に土間の洗浄をしていきます。

 徐々に上から下へ汚水を流していくイメージですね。

 

1回全体的に洗浄しただけでは、

 落とした汚れや洗剤が洗浄面にまだ残ってしまっている可能性がありますので、

 すすぎ洗浄をします。

 すすぎ洗浄をしっかりと行うかどうかも、

 その後の塗装が長持ちするか否かに大きく影響します。

 

③洗浄した外壁や屋根を塗装に適した状態になるまでしっかりと乾燥させます。

 外壁や屋根の下地材と塗料の間に水分が入り込んでしまったままですと、

 新しい塗料をせっかく塗っても、内部に残っている水分の蒸発により、

 塗料の膨れ・割れ・剥がれの原因になってしまうからです。

 

 

片付け

①電源を切り、電源プラグをコンセントから抜きます。

②水道栓を閉め、寒冷地での凍結や内部にサビが発生するのを防ぐために、

 トリガーを引き、残っている水を抜いておきます。

③各ホースを本体・蛇口から外します。

⑥本体・備品をしっかり乾燥させ、

 次に使用しやすいように、整理整頓した状態で収納します。

(↑ バルコニー壁の内側を高圧洗浄)

 

 

 

高圧洗浄にかかる時間はどれくらい? 

高圧洗浄の作業時間については、洗浄場所の面積や形状、汚れ具合、

そして、現場に入る職人の人数や洗浄機の数などの状況によって変わります。

おおよその目安をお伝えしますと、

洗浄機1つで職人が1人で作業するとした場合、

慣れている職人でも屋根と外壁を合わせて8時間前後が一般的になります。

 

前述のように、水分が残ったままの状態ですと、

その上から塗装をしても塗料の機能を発揮できません。

そのため、季節や立地条件にもよりますが、1日〜2日ほど乾燥させる必要があります。

(↑ バルコニー床を高圧洗浄)

 

 

 

高圧洗浄にはどのくらいの費用がかかるの?

一般的には、高圧洗浄の水道代は施主様負担となります。

一般的な戸建てで1日作業をしていた場合ですと、

水量にして約2000ℓ、金額にして約1,000円から2,000円前後が目安となります。

少し多い場合でも、通常は数千円以内で収まりますのでご安心ください。

 

なお、前述のように、高圧洗浄機は、水道からの水を一度バケツやタンクに貯めてから、

そこから水を吸い上げます。

バケツやタンクが満杯になるたびに水道を止めれば、確かに節水にはなります。

しかし、仮設足場からいちいち降りてきて水道を止める作業を行いますと、

作業効率が悪くなってしまい、かえってコスト高になってしまいます。

そのため、高圧洗浄中は、常時水を出した状態で行います。

(↑ 土間部分を高圧洗浄して完了です!)

 

 

 

高圧洗浄の際に気をつけるべき注意点とは?

水の飛散

高圧洗浄機は水を高圧で噴射するため、

注意しながら作業を行っても水が周りに飛び散る可能性があります。

それが原因で、汚水で洗濯物を汚してしまったといったご近隣トラブルになることもあり得ます。

また、濡れてはまずいものは予め飛散防止用のシートを被せておいたり、

窓や換気扇の隙間などをしっかり養生(保護)した上で高圧洗浄を行う必要があります。

養生が甘いと、隙間から家の中へ水が浸入することもあるからです。

なお、業務用の高圧洗浄機はかなりの高水圧ですので(家庭用のものの3~5倍)、

人に向けて噴射してしまいますと大変危険です。

当たり所が悪いと大怪我をさせてしまいますので、細心の注意を払いながら行います。

 

騒音の問題

高圧洗浄機には、騒音が60デシベル程度(図書館の館内くらいの音)の「静音タイプ」と、

8090デシベル程度(ゲームセンターの店内の音くらい)の「オープンタイプ(開放型)」があります。

「オープンタイプ(開放型)」では、ご近隣の方にもご迷惑をかけてしまう騒音となってしまいますし、

「静音タイプ」のものであっても、ある程度の騒音はどうしても発生してしまいます。

したがいまして、足場組立て・高圧洗浄の前には、一定程度のご迷惑をお掛けしてしまうことを、

ご近隣挨拶の際に予めお伝えしておきます。

 

対象物の損傷

高水圧の水流を同じ箇所に当て過ぎますと、かえって下地材を傷めてしまう恐れがあります。

外壁材がサイディング素材の場合には、

高水圧により塗装が剥がれてしまうこともありますので、十分に気をつけて作業します。

特に、コーキング(シーリング)部分には水流を直接当てないように注意します。

下地材と下地材の間の隙間である目地を埋め、

防水機能を持たせるための充填剤をコーキング(剤)と言います。

コーキングが充填されている目地部分は水圧にとても弱いので、

コーキングが少しでも弱った所に高い水圧がかかってしまいますと、

隙間が出来てしまい、防水機能を果たすことが出来なくなってしまうのです。

したがって、コーキングが充填されている目地部分には、高水圧を当てすぎないように、

優しく高圧洗浄するように注意します。

 

高圧洗浄では落とせない汚れ

実は、塗膜が剥がれている部分などは、高圧洗浄だけでは落とせない場合が多いため、

高圧洗浄後には、「ケレン作業」といって、

金属製のヘラやワイヤーブラシなどでこすって落とさなければなりません。

 

排気ガス

ガソリンエンジンタイプの高圧洗浄機から出る排気ガスは、

施工現場付近のご近隣の大切な植栽を枯らす場合もありますので、

作業をおこなう際には植栽から離れた位置に機械を設置するようにします。

さらに、お住まいの通気口などの近くに高圧洗浄機を設置した場合には、

排気ガスが室内に侵入してしまう可能性もありますので、

風向きや換気には十分な注意が必要です。

 

できるだけ晴れた天気の良い日に高圧洗浄を行う

埃などを寄せ付けずに、綺麗に洗浄を行うために、

できるだけ、風もなく、天気の良い日に高圧洗浄をするのが理想的です。

 

軒天や通気口に水を入れてしまわないようにする

高圧洗浄機の使い方を誤りますと、

軒天や通気口から建物内部に水を浸入させてしまうことになります。

水が入り込む恐れがある部位の高圧洗浄は、事前にしっかりと養生をして保護した上で、

十分に注意しながら行います。

 

研磨剤は使わない

クレンザーなどの研磨剤は、確かに、コケや藻などの頑固な汚れを綺麗に落とすことが出来ます。

しかし、外壁や屋根の下地材も削ってしまうことがあります。

研磨剤は外壁や屋根の洗浄には不向きですので、使わないようにしましょう。

 

 

 

以上、今回の塗装現場日誌では、

<千葉市中央区川戸町・K様邸(第3回)~高圧洗浄~>

の様子をお伝えしました。

塗装工事の出来は、高圧洗浄から始まる念入りな下地処理にかかっています。

株式会社雅は、丁寧で繊細な職人仕事により、下地処理からじっくりと進めて参ります。

 

次回の塗装現場日誌では、

コーキング工事、全体養生といった下地処理の続きをお伝えします。

屋根・外壁塗装に興味のある方は、ぜひお楽しみに。

 

 

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「悪質な塗装業者のよくある営業トーク」

https://tosou-miyabi.com/topics/common-sales-talks-of-malicious-painters/

「良い塗装業者を選ぶポイント(前編)」

https://tosou-miyabi.com/topics/points-for-choosing-a-good-painter-part-1/

「良い塗装業者を選ぶポイント(後編)」

https://tosou-miyabi.com/topics/points-for-choosing-a-good-painter-part-2/

 

「外壁・屋根塗装ってDIYで出来ますか?(前編)」

https://tosou-miyabi.com/topics/is-it-possible-to-paint-the-exterior-walls-and-roof-with-diy-part-1/

「外壁・屋根塗装ってDIYで出来ますか?(後編)」

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株式会社雅は、

「<愛・信頼・絆> 

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この経営理念の下、

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塗装サービスを通して

地域の皆様から長期的な信頼を寄せて頂くことを

経営目標としております。

 

30年後も愛される塗装会社>であるために、

地域の皆様へ提供する価値を塗装工事ではなく、

「塗装サービス」ととらえ直し、

ただ染める塗装ではなく、

「家を守る塗装」を常に意識しております。

プロの塗装職人としてのプライドを胸に刻み、

地域の皆様に<お住まいへの安心感>を持って頂けるように

精進して参ります。

 

また、塗装とは工事が始まってからがスタートではございません。

工事が終わってからが本当の塗装のスタートだと考えております。

塗装工事はその先10年以上のお付き合いが必要になるものだからです。

そういう意味で、塗装工事が終わってからが本当の塗装のスタートという

ポリシーを大切にして参ります。

 

「丁寧な説明から始まって、

職人さんが繊細な仕事ぶりでやってくれた。

雅さんに頼んで本当に良かった。」

 

「これでまた安心して長く住み続けられます。」

 

「外壁・屋根塗装だけでなく、

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「ご近所さんからの評判も上々で嬉しい。」

 

と言って頂けるように、

 

 

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<参考文献・引用元>

(1)外壁塗装の苦情・トラブルの種類や件数の推移が分かる統計資料
 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター

  「住まいるダイヤル」 

  https://www.chord.or.jp/

 

 ②「大規模修繕工事新聞」

  https://daikibo.jp.net/archives/11910

 

(2) 久保信也著「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」

  (幻冬舎、2021年)

https://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E3%81%AE%E5%AF%BF%E5%91%BD%E3%82%9220%E5%B9%B4%E5%BB%B6%E3%81%B0%E3%81%99-%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%A4%96%E5%A3%81%E5%A1%97%E8%A3%85-%E4%B9%85%E4%BF%9D-%E4%BF%A1%E4%B9%9F/dp/4344932331/ref=asc_df_4344932331/?tag=jpgo-22&linkCode=df0&hvadid=342521554485&hvpos=&hvnetw=g&hvrand=7953459723177779449&hvpone=&hvptwo=&hvqmt=&hvdev=c&hvdvcmdl=&hvlocint=&hvlocphy=9053420&hvtargid=pla-1204195466537&psc=1&th=1&psc=1

 

(3)池田聡著「リフォームで一番大切な外壁塗装で失敗しない方法」

  (クロスメディア・パブリッシング、2021年)

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A7%E4%B8%80%E7%95%AA%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E5%A4%96%E5%A3%81%E5%A1%97%E8%A3%85%E3%81%A7%E5%A4%B1%E6%95%97%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E6%96%B9%E6%B3%95-%E6%B1%A0%E7%94%B0-%E8%81%A1/dp/4295405108/ref=pd_rhf_se_s_pd_crcd_1/355-3169928-7051302?pd_rd_w=8CUNw&pf_rd_p=6bd17f5e-1bac-4f3b-97c7-064c882625e5&pf_rd_r=PY6P7NZRE7VJYXJGWPGP&pd_rd_r=a6cfc67c-066e-4d9a-9854-f96a5f53386e&pd_rd_wg=4Di4b&pd_rd_i=4295405108&psc=1

 

(4)外壁塗装の達人

https://gaiheki-tatsujin.com/19186

 

(5)リフォームジャーナル by プロタイムズ

https://reform-journal.jp/wall-high-pressure-washing-29037

   プロタイムズ

https://protimes.jp/journal/gaihekitosou/gaiheki-senjou-77564

 

(6)JPM日本塗装名人社

https://www.jpaintm.com/column/other_column/koatsu.html

 

(7)リペイント匠

https://www.mietosou.com/2020/11/21/qa25/

 

(8)ヌリカエ

https://www.nuri-kae.jp/column/part/exterior_outer-wall/articles/698/

 

(9)名古屋 小林塗装

https://www.yuzu-tosou.com/column/55653/

 

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